【女性向け】歌が上手くなる曲。カラオケ上達のための練習曲
歌が上手くなるための条件。
もちろん正しい発声、効果的な発声を身につけることは最重要ポイントですが、そこで身につけた基礎力も実際の歌の中で活かせないことには何にもなりませんよね。
そして、そんな「実戦力」を身につけるには、やはり適切な練習曲を選んで、それを歌うことで実際に歌を歌うための表現力を培っていくことが重要です。
今回の記事では、そんな「歌が上手くなる」ための目的に最適と思われる曲をセレクトしてみました。
一口に「歌がうまくなりたい」と言っても、それぞれの方の現状のレベルも様々ですから、初級者向けの曲から難易度の高い曲まで幅広くセレクトしています。
各曲の紹介記事には、その曲を歌うための簡単なアドバイス的なことも記載しているものもありますので、そちらもご参考にぜひ頑張って更なる実力アップのために本記事をお役立てください。
とは言え、ご自身が「これを歌いたい!!」「歌えるようになりたい!!」と思うお好きな曲を選んで楽しんで歌うことが何より一番大切なんですけどね。
【女性向け】歌が上手くなる曲。カラオケ上達のための練習曲(101〜110)
星月夜由薫

由薫さんの通算6作目のデジタル配信シングルで、2023年2月リリース。
地声はやや低めの由薫さんですが、この『星月夜』では、サビパートの高音部を中心に巧みにミックスボイスを使った歌唱で、このしっとりとしたバラード曲の世界観を見事に表現されています。
通常のファルセットボイスでは、声を鼻腔に当ててクリアに響かせるヘッドボイスを使いますが、ミックスボイスでは、発声方法としてはファルセットのままで大丈夫なので、声をできるだけ広く裏顎全体に当てるようにして発声して歌う練習をしてみてください。
きっと由薫さんのような柔らかくてクリアな高音が出せるようになりますよ!
優しい赤福原美穂

福原美穂さんの通算3作目のCDシングルで、200811月リリース。
au「LISMO」CMソングに起用されていました。
女性シンガーにしては、少し太い声が魅力の福原さんですが、この楽曲では、サビの高音部を中心にとても効果的にミックスボイスを使った歌唱で、楽曲にある種の「優しさ」「柔らかさ」を与えています。
同箇所を歌うときは、声をできるだけソフトに上顎に当てるようにして、柔らかいミックスボイスが出せるように練習してみてください。
地声とのスムーズな切り替え、また地声のハイトーンとのコントラストをどこまでつけられるかが、この楽曲をいい感じで聴かせるためのポイントになってくると思います。
Heart to you ~夜が終わる前に~ANNA

角松敏生さんのボーカリスト発掘プロジェクト、「Vocalnd」からデビューしたANNAさんの楽曲で、1996年6月12日リリース。
90年代のいわゆるJ-POPバブルの頃にスタートしたプロジェクトで、カラオケで歌いやすい曲ばかりがヒットしていた時流に対する角松氏のアンチテーゼとしてスタートしたのが、このVocalandプロジェクトでした。
常にシンガーに対して厳しいディレクションをすることで知られている角松氏の手がけた作品、アーティストということもあり、この楽曲で聴けるANNAさんの歌唱には特筆に値する点がたくさんあり、この楽曲を練習してみて得られるものは多々あると思います。
なかなか難易度の高いボーカルメロディを持つ楽曲ですが、まずはできるだけ正確なピッチで歌えるように練習してみてください!
ONE AND LASTAimer

Aimerさんの配信限定シングルで2021年12月10日リリース。
西野七瀬さん主演の映画『あなたの番です』の主題歌になっていますね。
アップテンポのハードな曲調のなかなかクールなナンバーですね。
そんな激しい曲調の中でAimerさんの力強くも少しソフトな歌唱がとても印象的です。
サビパートでのソフトなハイトーンの使い方やバックの演奏に対して大きな流れを感じさせてくれるような歌唱が楽曲に独特の魅力を与えていると思います。
バックのテンポや演奏につられて歌が先走ってしまわないよう、しっかりとビートを感じて歌ってみてください。
My Best Of My LifeSuperfly

Superflyの7作目のシングルで、2009年5月13日リリース。
フジテレビ系ドラマ『BOSS』主題歌にも採用されていましたね。
Superflyのボーカル、越智志帆さんの歌唱力は、あらためて僕がここで言及するまでもなく、誰もが高く評価するところだと思いますが、その高い歌唱力、歌唱表現力が最大限に生きるようにプロデュースされたロックバラードに仕上がっています。
楽曲全体を支配する、この「パワフルながらもしっとりとした感じ」って、かなり難易度が高いんですよね。
この楽曲を練習される時は、地声、ミックスボイス、ファルセットなど、ご本人の発声の使い分けも含めて再現できるように練習してみてください。
それが完全再現できるようなる頃には、きっとシンガーとして一歩も二歩も成長されていることと思いますよ!
【女性向け】歌が上手くなる曲。カラオケ上達のための練習曲(111〜120)
GLORIAYUI

YUIさんの通算15作目のシングルで、2010年1月リリース。
アコースティックギターのストロークによる演奏の効いたアレンジが印象的です。
そして、その楽曲の魅力の主役は何と言ってもこのYUIさんの歌声。
ファルセットでフッと抜くような優しい高音での歌唱が曲の雰囲気をよりよく聴かせてくれています。
このサビの高音部を地声のハイトーンで歌ってしまうと曲の世界観が壊れてしまいますからね。
優しい表現を学ぶのに最適な一曲と言えるでしょう。
発声の切り替えに注意して歌ってみてください。
めだかの兄妹わらべ

高部知子さん、倉沢淳美さん、高橋真美さんによるトリオ、わらべの1stシングルで1982年12月21日リリース。
童謡を思わせてくれる、とてもほのぼのとした3拍子の楽曲で、ボーカルメロディもとても歌いやすく覚えやすいものになっています。
そんなわけで、正しくメロディを覚えて正確な音程で歌うための練習素材としてなかなか秀逸な一曲だと思います。
そういう意味では歌の初心者の方やお子さんの歌の練習向けと言えなくもないですが、この「かわいい歌声」を高いレベルで再現するには、高次倍音成分を多く含む声で歌う必要がありますので、上級者の方がキラキラとした声の発声練習に使うのも悪くないのではないでしょうか。
シンプルなメロディの楽曲なだけに研究してみるともっといろんな発見がありそうな一曲ですね。