日本の民謡。歌い継がれる、ふるさとの心
懐かしのあのメロディ、歌い継がれる、ふるさとの心、
古今東西のさまざまな民謡の中から、スタジオスタッフがおすすめする名曲、人気曲をご紹介します。
遠い記憶に想いをはせる、郷愁(きょうしゅう)あふれるプレイリストです。
日本の民謡。歌い継がれる、ふるさとの心(41〜50)
デカンショ節土取利行

「デカンショ節」は兵庫県篠山市を中心に盆踊り歌として歌われる民謡です。
江戸時代から篠山市域で歌われていた「みつ節」が変形したものと伝えられています。
篠山市無形文化財であり、2015年(平成27年)に文化庁により日本遺産の最初の18件の一つとして「丹波篠山 デカンショ節―民謡に乗せて歌い継ぐふるさとの記憶」が選ばれました。
よさこい鳴子踊り唄塩谷ジェシカ

2008年に行われた青年少女民謡民舞全日本大会で、優勝した塩谷ジェシカさんが披露した「よさこい鳴子踊り唄」です。
子供の女の子だと甘く見ていると、びっくりするぐらい良い声できっと驚くと思います。
この無邪気な顔でここまでパフォーマンスができて凄いです。
安里屋ユンタ夏川りみ

「安里屋ユンタ」は八重山諸島に伝わる沖縄民謡です。
琉球王国時代の竹富島に実在した絶世の美女・安里屋クヤマと、クヤマに一目惚れした役人とのやりとりをおもしろおかしく描いています。
1934年にレコードが発売され、「安里屋ユンタ」が全国に広まりました。
会津磐梯山小唄勝太郎

「会津磐梯山」は福島県会津地域に伝えられる民謡で、会津地域に伝わる「玄如節」が盆踊り節として転用されたものです。
郡上おどり、阿波踊りとともに日本三大民謡の一つにも数えられています。
1934年(昭和9年)に小唄勝太郎が歌ったものが「会津磐梯山」と命名されてレコードが発売し、全国的に広まりました。
徳之島民謡「はやり節」川本栄昇

徳之島には多くの民謡が存在する事に驚きました。
どちらかと言うと、東北や北海道に多く民謡があると思っていましたが、実際には鹿児島や沖縄の方が多くあるかも知れません。
この曲も地元では有名で、愛されています。
徳之島民謡「三京ぬ後」川本栄昇

徳之島の民謡で、男女の関係について歌っているとされています。
時代や音楽ジャンルが変わっても、歌われるテーマは大体いつも同じという事です。
この唄を披露している男性は、三味線の腕前も見事なもので、素晴らしい才能も持ち主です。
徳之島民謡「島かんちみ節」川本栄昇

三味線の音と男性の唄、そこに女性の掛け声が時折入る、聴いていて気持ちよくなる民謡です。
他の徳之島民謡と比較して、より演歌的に歌い上げているのがこの曲の特徴だと思います。
良い曲にはジャンルや時代なども関係ないでしょう。