【最新】洋楽R&Bのトレンド早わかり!【2025】
1990年代に入り、現在多くの人がイメージする洗練された「R&B」が確立して以降は多くのメガヒット曲を生み出しつつもジャンルは細分化して、2010年代以降はトラップミュージックがチャートの主流となり、既存のR&BにとらわれないオルタナティブR&Bなども生まれました。
おもしろいことに、2020年代を過ぎた今は90年代や00年代にシーンを席巻したR&Bの影響を感じさせる名曲が次々とリリースされているのですよね。
こちらの記事では、そんな2020年代の「今」を感じさせる最新の洋楽R&Bのトレンドが一目で分かる注目の楽曲をまとめています。
ベテランから期待の新人まで幅広く紹介していますから、ぜひチェックしてみてください!
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【最新】洋楽R&Bのトレンド早わかり!【2025】(111〜120)
Oh WellRich Brian

インドネシア出身のリッチ・ブライアンさんが手掛けた、深く内省的なナンバーです。
本作は、どうにもならない現実を前に「まあ、いいか」と呟くような、ほろ苦い受容と静かな決意を描いているかのよう。
コミカルな初期の姿から一転、Alternative R&Bに寄せた哀愁漂うサウンドは、彼の著しい成長を感じさせます。
2025年6月に公開されたこの作品は、アルバム『Where Is My Head?』からの先行シングルで、LAのフェスで約4万人の前で披露されたことでも話題となりました。
思い通りにいかない夜に聴けば、張り詰めた心がそっとほどけていくのを感じられるはずです。
Friend Of MineRihanna

アフロビーツの影響を感じるポップダンスナンバーを携えて、バルバドス出身のリアーナさんがスクリーンへの挑戦となる楽曲を2025年5月に公開しています。
アニメ映画『スマーフ』のサウンドトラックとしてリリースされた本作は、リアーナさんが声優も務めるキャラクター「スマーフェット」の視点から紡がれる物語を彩る楽曲で、温かみのあるシンセと軽快なドラムパターンに乗せた心地よいレイヤードボーカルが魅力的ですね。
2016年のアルバム『ANTI』以来の新曲であり、夏のプレイリストにぴったりの明るいサウンドを堪能できますよ。
SuzanneMark Ronson & RAYE

イギリスが誇る音楽プロデューサー、マーク・ロンソンさんと、同郷の新世代歌姫レイさんの注目コラボが実現しています。
マーク・ロンソンさんはグラミー賞9回、レイさんも2024年Brit Awardsで6部門制覇と、実力派同士の顔合わせですね!
本作は、トランペットやホーンが彩るヴィンテージ感漂うバラードで、夜のサパークラブを思わせるエレガントな大人のムードが特徴となっていますよ。
レイさんが「Suzanne Audemars」という人物から着想を得たとされるこの楽曲は、2025年6月、高級時計ブランド、オーデマ・ピゲの創業150周年記念企画の一環として公開された作品です。
洗練された官能的な雰囲気は、特別な夜や上質な音楽に浸りたい時にぴったりでしょう。
Off Road (ft. Masego & Freddie Gibbs)Rory

ポッドキャストホストとしてもお馴染み、アメリカを拠点に活動するローリーさんは、音楽プロデューサーやアーティストマネージャーとしてもマルチな才能を発揮している人物です。
2025年6月にリリースされた本作では、R&Bシンガーのマセーゴさんとラッパーのフレディ・ギブスさんをフィーチャー。
ローリーさん得意のドリーミーでムーディーなオルタナティブR&Bサウンドに乗せて、ホーンセクションや軽快なパーカッションが心地よく響きますね。
歌詞では、一夏の儚い恋とその裏に潜む危うさや警戒心を巧みに描き出しており、聴く者の心に深く染み渡りますね。
2023年のアルバム『I Thought It’d Be Different』を経た、彼の卓越したプロデュース能力が光る一曲で、夏の夜長にゆったりと浸りたい時などにぴったりですよ。
The MoodFLO x Kaytranada

ロンドンの注目R&BトリオFLOと、カナダ出身のプロデューサー、ケイトラナダさんによるグルーヴィーなナンバーです。
デビューアルバム『Access All Areas』でUKチャートTop3入りしたFLOと、2021年のグラミー賞で2部門を制したケイトラナダさんの才能が融合。
心地よいハウスビートとシャッフルドラムの上を、FLOの艶やかなハーモニーが軽やかに駆け抜けます。
この楽曲が描くのは、気分が乗らない夜の正直な気持ち。
「今はそういう気分じゃない」という繊細な本音も、お洒落なサウンドに乗せると、自分を大切にするクールな意思表示に聞こえてくるから不思議ですよね。
夏の夜、一人でリラックスしたい時や、友人との気ままなドライブのお供に聴けば、ありのままの自分を肯定できるような気持ちにさせてくれるかもしれません。
I CAN TELLGIVĒON

恋人が隠している真実に、言葉ではなく心で気づいてしまった瞬間を描く、アメリカ出身のR&Bシンガー、ギヴオンさんの楽曲です。
彼の特徴である深みのあるバリトンボイスが、関係の微妙な変化を悟ってしまった主人公の静かな絶望と諦めを繊細に表現しています。
まるで上質な短編映画を観ているかのような、濃密な物語性が胸に迫りますよね。
本作は、制作に3年以上をかけた2025年7月公開のアルバム『Beloved』からの1曲。
ギヴオンさんは過去に映画主題歌を手掛けた経験もあり、本作も映像と結びつくことで、より深い感動を呼び起こすかもしれません。
静かな夜に、物思いにふけりながら聴きたくなる一曲です。
Lady LadyOlivia Dean

変わりゆく自分を受け入れ、その内に秘めた力強さを祝福してくれる楽曲です。
イギリス出身のオリヴィア・ディーンさんは、デビューアルバム『Messy』が2023年マーキュリー賞にノミネートされた実力派シンガーソングライター。
本作で歌われる、女性として成長する中で自然と変化していく感覚や、ありのままでいることへの信頼は、まるで母なる自然に抱かれているような安心感を与えてくれます。
2025年9月に発売を控えるセカンド・アルバム『The Art of Loving』に収録されているこの楽曲を聴けば、自分自身の進化さえも愛おしく思えてくるから不思議ですよね。






