【最新】洋楽R&Bのトレンド早わかり!【2025】
1990年代に入り、現在多くの人がイメージする洗練された「R&B」が確立して以降は多くのメガヒット曲を生み出しつつもジャンルは細分化して、2010年代以降はトラップミュージックがチャートの主流となり、既存のR&BにとらわれないオルタナティブR&Bなども生まれました。
おもしろいことに、2020年代を過ぎた今は90年代や00年代にシーンを席巻したR&Bの影響を感じさせる名曲が次々とリリースされているのですよね。
こちらの記事では、そんな2020年代の「今」を感じさせる最新の洋楽R&Bのトレンドが一目で分かる注目の楽曲をまとめています。
ベテランから期待の新人まで幅広く紹介していますから、ぜひチェックしてみてください!
【最新】洋楽R&Bのトレンド早わかり!【2025】(81〜85)
Soft Girl EraAri Lennox

ソウルフルな歌声で知られるアメリカのR&Bシンガーソングライター、アリ・レノックスさん。
2019年に発売したデビューアルバム『Shea Butter Baby』で一躍注目を集め、2022年のアルバム『Age/Sex/Location』でも高い評価を得ています。
2025年3月にリリースした待望の新曲は、自己ケアと愛の調和を歌ったサマーソングで、ジャーメイン・デュプリさんとブライアン・マイケル・コックスさんのタッグによる洗練されたサウンドが光ります。
本作は、4月のDreamville Festivalでも披露予定とあって、ファンの期待も高まっています。
甘く官能的なボーカルと心地良いR&Bグルーヴで、リラックスしたい時や気分をリフレッシュしたい時にぴったりの一曲となっていますよ。
RATHER BE ALONELeon Thomas, Halle

コンテンポラリーR&Bを基盤としながら、ロックとソウルを織り交ぜた感情豊かな楽曲に仕上がっています。
アメリカ出身のレオン・トーマスさんとハリー・ベイリーさんによるコラボ曲で、2025年4月に発売されたアルバム『MUTT』のデラックス版の先行シングル。
関係性に迷いを覚えた二人の心情を、スモーキーなギターリフと絡み合うストリングスが美しく表現し、自己と向き合う瞬間を印象的に描き出しています。
グラミー賞を受賞したトーマスさんと、ノミネート歴を持つベイリーさんの歌声が見事に調和した本作は、心の整理をつけたい夜に、そっと寄り添ってくれる一曲になるでしょう。
Headphones OnAddison Rae

R&Bとトリップホップを融合させた洗練されたサウンドに、魅惑的なボーカルが重なる優美な楽曲です。
米国ルイジアナ州出身のアディソン・レイさんは、TikTokでの活動から音楽活動をスタートさせ、2021年に本格デビューを果たしました。
2025年4月にリリースされた本作は、彼女のデビューアルバム『AR』からの第4弾シングルで、自身の内面を深く掘り下げた歌詞と、スウェーデンのマックス・マーティンのスタジオで録音された上質なプロダクションが見事にマッチしています。
ミュージックビデオも必見で、アイスランドのレイキャビクで撮影された幻想的な映像美が、楽曲の世界観をさらに引き立てています。
LuvTory Lanez

カナダ出身のトリー・レインズさんは、R&Bとヒップホップのジャンルをしなやかに行き来する才能豊かなアーティストです。
2016年、代表作となるアルバム『I Told You』でメジャーデビューを果たし、収録曲がBillboard Hot 100で19位を記録する快挙を達成。
その実力は2017年のグラミー賞でもノミネートされ、同年にJuno賞のブレイクスルー・アーティスト・オブ・ザ・イヤーも受賞しています。
自身のスタイルを「Swavey」と名付け、ジャンルの垣根を超えた音楽性で、オートチューンを巧みに操りながら甘美な歌声とパワフルなラップを織り交ぜています。
2014年には自身のレーベル「One Umbrella」を設立し、音楽プロデューサーとしても活躍。
R&Bやヒップホップのクロスオーバーミュージックを探求している音楽ファンにぜひおすすめしたいアーティストです。
ENVYChris Grey

カナダのトロント出身で、オルタナティブR&Bを軸に独自の音楽性を展開するクリス・グレイさん。
彼の魅力は、R&Bにハードロックやクラシック音楽のエッセンスを巧みに取り入れた唯一無二のサウンドにあります。
2025年4月に公開された新作は、アナ・ホアンの小説『King of Envy』の公式サウンドトラックとして書き下ろされた作品。
過去の恋愛や嫉妬といった感情をテーマにした歌詞は、小説の登場人物であるヴィクとアヤナの関係性と深くリンクしています。
彼はこれまでアルバム『THE CASTLE NEVER FALLS』や、EPシリーズ『CHAPTER I: DESIRE』などをリリース。
2023年にはグラミー賞で3部門を受賞するなど、評価も急上昇中です。
ジャンルの壁を軽々と越える彼の音楽は、複雑な感情や心の機微を大切にする音楽ファンにぴったりですよ。