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【ご当地ソング】日本全国の名曲&郷土愛の詰まったおすすめソング

日本各地には、風土や古くから伝わる風習、郷土愛、名物料理など、さまざまなテーマで制作された「ご当地ソング」が存在します。

しかし、自分の生活圏や地元から遠く離れた土地の歌を知っているという方は少ないはず。

もしかしたら、長年暮してきた地域のご当地ソングすら、知らずに過ごしている方もいるかもしれませんね。

そこで本記事では、日本全国のご当地ソングのなかから、多くの皆さんに知っていただきたいインパクト大のオススメ曲をご紹介します。

訪れたことのある場所であれば現地を想像しながら、行ったことのない場所であれば歌からその土地や人々の暮らしをイメージしながら聴いてみてくださいね。

【ご当地ソング】日本全国の名曲&郷土愛の詰まったおすすめソング(71〜80)

天葉吉岡亜衣加

掛川市出身の吉岡亜衣加さんが、故郷への思いを込めて作り上げた『天葉』。

春の茶畑にいるかのような、包み込むような温かみにあふれたフォーク調の楽曲です。

掛川茶ブランド「天葉」イメージソングでもあり、うららかな日差しや花々の息吹が目の前に浮かび上がるような、素朴でやさしいサウンドが魅力的な1曲。

吉岡さんのクセのない澄んだ歌声と、大勢のファンのコーラスが重なり合い、まるで木漏れ日のような音世界を紡ぎ出しています。

聴いているだけで心がほぐれていく、穏やかな時間をもたらしてくれる本曲。

静岡の豊かな自然の恵みが、メロディーの中に溶け込んでいるのを感じられるはず。

大和恋歌川波奈七子

『大和恋歌』ミュージックビデオをフルコーラスで初公開!!2019年の夏、奈良県桜井市の聖林寺でロケをしました!!
大和恋歌川波奈七子

奈良市観光大使も務める川波奈七子さんが歌う『大和恋歌』。

万葉集の世界観を背景に、1000年の時を超えても色あせない一途な想いを描いた本曲は、新たな芸名で再出発した彼女の物語そのもののよう。

シルキーヴォイスと称される艶やかな歌声が、聴く人を古都の歴史ロマンへと誘います。

壮大で抒情的なメロディに耳を傾けていると、いにしえの情景が目に浮かび、思わずうっとりと聴き入ってしまう方もいらっしゃるかもしれませんね。

時代を超えても変わらない恋心に、自分の大切な人への気持ちを重ねてみてはいかがでしょうか?

旅愁〜斑鳩にて〜布施明

布施明さんの深く豊かな歌声が胸に染みわたる、ノスタルジックなナンバー。

1977年に発表された本曲は、作詞家の松本隆さんが古都・斑鳩の秋景色に、過ぎ去った恋の面影を重ね合わせた一曲です。

夕陽に染まる山並みや、風に揺れるススキの海。

そんな情景が目に浮かぶような美しい言葉の数々が、布施明さんの情感あふれる歌声と出会うことで、まるで一枚の風景画のような世界観を生み出しています。

この曲を聴きながら古都を旅すれば、ありふれた景色さえも特別なものに感じられるのではないでしょうか。

旅の記憶をより一層色鮮やかにしてくれる、そんな魅力を持った名曲です。

【ご当地ソング】日本全国の名曲&郷土愛の詰まったおすすめソング(81〜90)

室生寺牧村三枝子

室生寺/牧村三枝子 cover Nachi
室生寺牧村三枝子

牧村三枝子さんが歌う『室生寺』は、古都奈良の山深い寺を舞台に、出口のない恋の苦しみを歌い上げた1曲です。

「女人高野」として古くから女性たちの祈りを受け止めてきた室生寺。

どうにもならない恋に疲れ、救いを求めて仏にすがる女性の切ない心情が、牧村さんの哀愁漂う歌声によって深く表現されています。

朱塗りの橋や五重塔といった、寺の静ひつな風景が目に浮かぶようなこの楽曲。

行き場のない想いを抱える主人公の姿に、思わず胸が締め付けられる方もいるのではないでしょうか。

歴史ある古刹の厳かな雰囲気と、人間のどうしようもない情念とが溶け合った、聴きごたえのある名曲です。

熱海の夜箱崎晋一朗

箱崎晋一郎 「熱海の夜」 (1)
熱海の夜箱崎晋一朗

箱崎晋一郎さんのデビュー曲にして、ムード歌謡の金字塔ともいえる一曲です。

イントロの甘いサックスの音色が流れ出すと、湯けむりとネオンが妖しくきらめく熱海の夜景が目の前に広がります。

旅先で出会った、たった一度きりのはかない恋。

そのやるせない思い出を情感豊かに歌い上げています。

箱崎晋一郎さんの、女性的ともいわれる甘く切ないファルセットが胸に染み渡り、聴く者の心を締め付けますよね。

スナックや有線放送から火がつき、多くの人に愛された本曲。

昭和の温泉街が持つ独特の哀愁とロマンを、これほど見事に表現した曲はないのではないでしょうか。

湯の街怨歌荒木一郎

歌手や俳優としてマルチな才能を発揮する荒木一郎さんが歌う、静岡県熱海市を舞台にした楽曲です。

別れた人を忘れられずに思い出の温泉街を訪れた、そんな傷心の旅の様子が歌われています。

荒木さんの甘くも哀愁を帯びた歌声が、湯けむりの向こうに揺れる思い出や感傷的な気持ちをほうふつとさせますよね。

演歌と歌謡曲が溶け合った物悲しいメロディーに、主人公のやるせない心境が重なり、胸がきゅっと締め付けられるようです。

ひとり旅の寂しさが身に染みる、情緒あふれる熱海の夜景が目に浮かぶ名曲といえるでしょう。

ごてんばあさんの歌藤本房子

テレビ静岡おはなしシリーズ 『ごてんばあさん』
ごてんばあさんの歌藤本房子

作詞を伊達歩名義での伊集院静さん、作曲を小森昭宏さんが手がけた本曲は、テレビ静岡のキャンペーンソングとして県民に広く親しまれた一曲。

藤本房子さんの明るく弾むような歌声に乗せて、静岡の地名が次々と登場するユニークな構成がとても印象的です。

まるで歌と一緒に県内を旅しているかのような気分を味わえますよね。

今はもうない市や郡の名前まで登場することから、当時の記憶が鮮明によみがえる方も多いのではないでしょうか。

藤本房子さんの愛らしいハイトーンボイスが、古き良き静岡の風景を描き出す、宝物のようなご当地ソングです。