【ご当地ソング】日本全国の名曲&郷土愛の詰まったおすすめソング
日本各地には、風土や古くから伝わる風習、郷土愛、名物料理など、さまざまなテーマで制作された「ご当地ソング」が存在します。
しかし、自分の生活圏や地元から遠く離れた土地の歌を知っているという方は少ないはず。
もしかしたら、長年暮してきた地域のご当地ソングすら、知らずに過ごしている方もいるかもしれませんね。
そこで本記事では、日本全国のご当地ソングのなかから、多くの皆さんに知っていただきたいインパクト大のオススメ曲をご紹介します。
訪れたことのある場所であれば現地を想像しながら、行ったことのない場所であれば歌からその土地や人々の暮らしをイメージしながら聴いてみてくださいね。
【ご当地ソング】日本全国の名曲&郷土愛の詰まったおすすめソング(61〜70)
島人ぬ宝BEGIN

沖縄の素晴らしさが詰め込まれた名曲が、BEGINの『島人ぬ宝』です。
2002年にリリースされた23枚目のシングルで、NHK沖縄放送局では沖縄の本土復帰30年を記念するイメージソングに起用されました。
ボーカルの比嘉栄昇さんが故郷にある中学校で教師として勤める同級生に依頼して、生徒たちに書いてもらった島への思いを参考にして作詞したのだとか。
夏川りみさんやBENIさんなど多くのアーティストにカバーされているので、ぜひ聴いてみてください!
港のヨーコヨコハマヨコスカ宇崎竜童

横浜、横須賀を舞台に、自由奔放に生きる女性「ヨーコ」の姿を描いた昭和の名曲。
1975年4月にリリースされ、オリコンで5週連続1位を獲得。
ミリオンセラーとなった本作は、宇崎竜童さんの代表曲として知られています。
1997年には富士フイルムのCMにも起用され、幅広い世代に愛されています。
港町の異国情緒や、当時の社会背景が色濃く反映された歌詞が印象的ですよね。
横浜、横須賀や港町を訪れる際には、ぜひ聴いてみてはいかがでしょうか?
宮崎ブルース塚本けんぞう

塚本けんぞうさんが地元・宮崎への尽きない愛情を込めて、自ら作詞作曲を手がけた楽曲です。
還暦という節目に歌手として再出発を誓った、まさに決意の一曲なのだそう。
歌詞の中では、別れた人を追い求めて大淀川や日南といった思い出の地をさまよう、切ない男の姿が描かれています。
その哀愁漂う後ろ姿に、自身の叶わぬ恋を重ねてしまう方もいらっしゃるかもしれませんね。
昭和ムード歌謡の世界観を見事に表現したアレンジと、心に染みるギターの音色が絶妙に絡み合います。
塚本さんの渋みのある歌声が、宮崎の情景と主人公の心情をより一層深く描き出している気がします。
若草山スターマインBURNOUT SYNDROMES

「青春文學ロック」を掲げるBURNOUT SYNDROMESが手掛けた、奈良の情景が鮮やかに目に浮かぶ楽曲です。
ボーカル熊谷和海さんが描く文学的な世界観が、若草山の壮大な風景と見事にマッチしていますよね。
イントロから鳴り響く祭り囃子のようなビートと、胸に突き刺さるようなロックサウンドは、まるで山焼きと花火が競演するお祭りそのもの!
家族の温かい絆や生命の輝きといったテーマも織り込まれており、その情景に心を揺さぶられる方も多いのではないでしょうか。
古都の夜空をダイナミックに彩るこの曲を聴けば、奈良への旅情がかき立てられます。
熱海Kroi

気の置けない仲間との気ままな旅、そんなワンシーンを切り取ったかのような、Kroiの『熱海』。
ボサノヴァを思わせる軽やかなリズムに、涼しげなアコースティックギターの音色が重なり、心地よい抜け感を演出しています。
どこか懐かしさを感じるメロディーは、昭和レトロな温泉街の情景をほうふつとさせる本曲。
気だるさとおしゃれさが同居する独特のサウンドが、少し色あせたフィルムのようなノスタルジックな世界観と、絶妙にマッチしていますよね。
肩の力がすっと抜けるような空気感に、聴いているだけで穏やかな休日の気分にひたれるのを感じます。