「お」から始まるタイトルの曲【カラオケ&しりとりにも!】
「ミュージシャンなら誰もが憧れる!」「音響エンジニアの技術の集大成!」など、様々な賞賛の声が集まる作品群に身を置くスタジオジブリ。
その楽曲の数々は、サウンドスケープの完成度やクオリティの高さで、常に音楽業界の注目を集めています。
芸術性と大衆性を兼ね備えた彼らの楽曲を、音響制作のプロの視点から掘り下げていきましょう。
スタジオならではの録音技術や、音の重ね方のテクニックまで、音楽制作に携わる方必見の情報が満載です!
「お」から始まるタイトルの曲【カラオケ&しりとりにも!】(201〜220)
小倉恋ごよみ服部浩子

情熱的な歌い回しが印象的な名曲『小倉恋ごよみ』。
本作は服部浩子さんの楽曲らしく、こぶしの登場回数が多いオーソドックスな演歌です。
そのため、一定以上の難しさをほこるのですが、本作は津軽民謡のような4音や5音以上の音階の変化を見せるようなパートは登場しません。
一般的なこぶしになれている方であれば、問題なく歌い上げられるでしょう。
サビの冒頭で裏声のままでこぶしを効かせるパートが登場するので、そこだけは注意が必要です。
ぜひレパートリーに加えてみてください。
男は黙って泣くがいい宮下健治

情感豊かな演歌界のベテラン作曲家、宮下健治さんが歌手として再デビューを果たした意欲作。
昭和の時代を生きる男たちの哀愁を描いた珠玉の一曲で、内に秘めた感情や苦悩を力強く表現しています。
伝統的な演歌のスタイルを大切にしながら、現代的なアレンジも施された心温まる仕上がりとなっています。
2025年2月に発売され、神戸市のKOBE流行歌ライブでは、昔の流し時代を思わせる熱唱で観客を魅了しました。
カップリング曲には『人生まよい坂』を収録。
人生の迷いや葛藤を真摯に歌い上げた本作は、日々の暮らしに疲れた心に染み入る一曲として、演歌ファンの皆様にオススメです。
おら東京さ行ぐだ吉幾三

吉幾三さんを全国的な知名度へと引き上げた作品『おら東京さ行ぐだ』。
演歌界を代表するコミックソングで、田舎の暮らしをおもしろおかしく表現したリリックが魅力です。
本作はしっかりと演歌に分類される楽曲ですが、本格的な演歌のように複雑な音程の上下を要するこぶしは登場しません。
青森弁の歌い回しがやや慣れないかもしれませんが、楽曲自体は演歌でもかなり歌いやすい方なので、レパートリーに加えておいて損はないでしょう。
面影本線山川豊

感情を乗せた歌い方で男歌から女歌まで見事にこなす山川豊さん。
そんな彼の作品のなかでも、特に男の色気がただよう作品として名高い楽曲が、こちらの『面影本線』。
演歌の要素をしっかりと含んだ楽曲ですが、全体を通してムード歌謡のエッセンスが強く、Aメロ~Bメロでは特にそういった部分が強調されています。
そのため、こぶしの登場回数が少なく、複雑な音程の上下もないので、演歌初心者にうってつけです。
ぜひレパートリーに加えてみてください。
大きな玉ねぎの下でasmi

淡く切ない恋模様を描いたバラードが、新たな形でよみがえります。
爆風スランプの名作を歌い上げたasmiさんの透明感のある歌声は、遠く離れた相手を思う切なさやもどかしさを、まるで自分の体験のように感じさせてくれます。
すれ違いや誤解を乗り越えようとする思いが、繊細な表現力によって心に深く染み渡ります。
本作は2025年2月公開の映画の主題歌として起用され、asmiさんは劇中でA-ri役としても登場。
さらに挿入歌『手紙』も手掛け、作品世界をより豊かに彩っています。
誰もが経験する恋愛の切なさや、大切な人への思いを抱える人に寄り添う1曲です。