「お」から始まるボカロ曲
ここを見に来られたということは、ボカロ曲が好きなんじゃないでしょうか。
2007年の初音ミク登場からもう長い時間がたって、本当にたくさんの名曲が生まれ続けてきました。
そうしているうち「ボカロネイティブ世代」なんて言葉が出来るほど、時代と文化に染み込んだボカロシーン。
さて今回これからご紹介していくのはタイトルが「お」から始まるボカロ曲たち。
ぜひ最後までチェックしてお気に入りの1曲を見つけていってくださいね!
「お」から始まるボカロ曲(1〜10)
押ス佐藤ちなみに

突然空から降ってきたボタンを押した瞬間、電流のような快感が走って夢中になってしまうという、コミカルかつシニカルな作品です。
2025年7月にリリースされた楽曲で、リズミカルなサウンドとテトのクールなボーカルが印象的。
佐藤ちなみにさんならではのポップなメロディーに乗せて歌われているのは、快感への依存。
楽しそうに見えるんですが、よくよく歌詞を考えると少し背筋が冷えるんですよね。
どういうメッセージ性がある曲か、ぜひ考察してみてください!
踊っチャイナAtena

名作二次創作ゲーム『メズマライザーがゲームだったら』の作者の1人として知られるボカロP、Atenaさん。
2024年に『ダークミラー』でデビューしてから、コンスタントに話題の作品を生み出してきたボカロPです。
こちらの『踊っチャイナ』はそんなAtenaさんの作品のなかでも、特にオススメの楽曲。
テトネタや格ゲーネタが入り乱れるため、界隈によっては大いに盛り上がる可能性を秘めています。
重音テトを使ってはいるものの、高音フレーズはあまり登場しません。
さらにボカロ作品としては、言葉数が少ないので、楽曲の盛り上がり度に比べて、総合的に歌いやすい楽曲と言えます。
戯け者KARATOH

都会の夜景に溶け込むようなR&Bナンバーです。
ボカロP、KARATOHさんによる作品で、2024年8月に公開されました。
スウィング感のあるグルーヴと洗練されたコード進行が心地よく、聴いているうちに自然と体が揺れてしまいます。
歌詞は何者でもない自分への葛藤や、その奥に燻る熱い思いが落とし込まれた内容。
クールなサウンドの裏で揺れる感情が、胸にぐっときます。
1人でゆっくり音楽にひたりたい時にぴったりの作品です。
orga..導いてadomiori

心地よい電子音に、思わず心を委ねてしまいます。
ボカロP、adomioriさんによる作品で、2025年8月に公開されたEP『we search』に収められたナンバーです。
ささやくような透明感のある歌声が、息苦しい世界で光を探し求める主人公の切ない思いを歌い上げています。
曇り空の向こうにかすかな希望を見出そうと手を伸ばす姿が目に浮かぶようで、胸が締め付けられるんです。
少しセンチメンタルな気分の時にぴったりです。
オーパーツ煮ル果実

ボカロP、煮ル果実さんによる楽曲で、2025年9月にリリースされました。
「ポケモン feat. 初音ミク Project VOLTAGE High↑」という企画から生まれた作品で『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』の発売15周年当日に公開。
作中のトレーナー「N」をモチーフにしており、純粋すぎるがゆえの葛藤や孤独感が、ダウナーかつキレのあるサウンドに乗って響きます。
1番と2番の歌詞が対となる、回文構成されているのも特徴。
原作の世界観にひたるも良し、音に身を任せて聴き入るも良しな作品です。
大雀蜂鬱P

極低チューニングのギターが叩きつける、超攻撃的なラウドロックナンバーです。
ボカロP、鬱Pさんによる作品で、2025年8月に公開されました。
重低音サウンドと、シャウトやグロウルを織り交ぜたミクの歌声が最高にかっこいいんですよね。
また、理不尽な社会や他者からの干渉に牙を剝き、自分の領域を侵す者へ警告を発するようなメッセージ性は、聴いているこちらの胸もスカッとします。
日々の鬱憤を爆音で吹き飛ばしたい時、ぜひ聴いてみてください!
終わってる料理番組かてらざわ

次々とくり出されるシュールな展開に、思わず笑ってしまうボカロ曲です。
ボカロP、かてらざわさんが2025年8月に発表したナンバー。
料理番組を舞台に、おいしそうなメニューが紹介されるものの、完成するのはなぜか全くの別物という奇想天外な曲です。
重音テトと初音ミクのテンポの良いかけ合いが、本作の楽しさを加速させています。
キャッチーでノリの良いサウンドとユーモラスな歌詞の組み合わせも最高!
何も考えずに笑いたいときに聴いてほしい1曲です!






