【オーケストラ】名曲、人気曲をご紹介
クラシックのなかでも、最も豪華で表現の幅が広いオーケストラ。
さまざまな楽器で、個々が持っている感性とともに一つの音楽を奏でることは、そこにしか生まれない魅力があります。
本記事では、そんなオーケストラの名曲、人気曲をピックアップしました。
オーケストラといっても、交響曲から協奏曲、歌劇まで、ジャンルはさまざま。
誰もが聴いたことのある曲から、クラシック愛好家のなかで精通している曲までご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
【オーケストラ】名曲、人気曲をご紹介(41〜50)
交響曲第6番「悲愴」Peter Ilyich Tchaikovsky

明るい曲がよく知られているチャイコフスキーですが、この曲はタイトルの通り、悲しく重いテーマが流れています。
本人も自信を持って世に送り出した大作で、人生について取り上げているともいわれています。
4楽章の終わり方にも注目。
交響曲第5番「革命」Dmitrievich Shostakovich
「革命」の愛称で親しまれているこの曲は、1937年11月ロシア革命20周年を祝う演奏会で初演されました。
当時の芸術作品に求められたのは「ロシア革命」の成功によって、夢と希望を持って生きる民衆の姿を描くことでした。
第1楽章のものものしい雰囲気は、かつてロシア皇帝によって虐げられていた人々の苦悩を思い起こさせ、うってかわって華やかな金管楽器の音で立ち上がる第4楽章は、民衆が苦難を乗りこえて新しい国家のもとで幸せになる様子が表現んされています。
闘牛士の歌Georges Bizet

19世紀のフランスで作曲家として活躍したジョルジュ・ビゼーの代表曲『カルメン』で歌われるアリア。
日本でもテレビ番組やCMなどで昔から広く使用されているため、世代を問わず一度は耳にしたことがあるであろうクラシックナンバーですよね。
オペラらしい情景が見えるような旋律や、クラシック音楽ならではのダイナミクスからは、聴き手を圧倒しながらも夢中にさせる魅力を感じるのではないでしょうか。
ポピュラーミュージックでは感じられない大きな抑揚で楽曲のイメージを作り出している、クラシックでなければ表現が難しい音の世界を体験できる楽曲です。
教会のステンドグラスOttorino Respighi

1925年にレスピーギが作曲した、全四楽章からなる管弦楽曲。
自身が1919年に作曲したピアノ曲「グレゴリオ聖歌による三つの前奏曲」をそれぞれ第一一〜三楽章としてオーケストラ編曲し、最後に第四楽章を書き加えたものである。
交響曲第1番Johannes Brahms

ブラームスが1876年に完成させた交響曲。
ブラームスは、ベートーベンの9つの交響曲を意識するあまりなかなか交響曲を完成させられず、着想から完成までに21年という歳月を要しました。
しかし、「ベートーベンの交響曲第10番」と呼ばれるほど高い評価を受けた作品です。
「暗から明へ」という聴衆に分かりやすい構成で、今では最もよく演奏されるブラームスの交響曲となっています。