【オーケストラ】名曲、人気曲をご紹介
クラシックのなかでも、最も豪華で表現の幅が広いオーケストラ。
さまざまな楽器で、個々が持っている感性とともに一つの音楽を奏でることは、そこにしか生まれない魅力があります。
本記事では、そんなオーケストラの名曲、人気曲をピックアップしました。
オーケストラといっても、交響曲から協奏曲、歌劇まで、ジャンルはさまざま。
誰もが聴いたことのある曲から、クラシック愛好家のなかで精通している曲までご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
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【オーケストラ】名曲、人気曲をご紹介(51〜60)
交響曲第5番Gustav Mahler

トランペットの不吉なファンファーレから始まるこの曲は、20世紀にマーラーが書いた最初の交響曲です。
重々しく始まるこの曲は後半になるにつれ、明るく壮大となり、「葬送」から「勝利」へと導かれて行きます。
この曲には自身が作曲した歌曲『少年の魔法の角笛』や『亡き子をしのぶ歌』などから引用されているメロディーもあります。
4楽章はヴィスコンティ監督の映画『ベニスに死す』で使われたことでも有名です。
主よ、人の望みの喜びよJ.S.Bach

教会カンタータのなかの第6曲。
バッハは聖書に基づく作品も数多く作りました。
ピアノ版などもよく演奏されていますが、オーケストラではやはり深く広がるような響きが味わえます。
喜ばしい希望にあふれたメロディが繰り返されます。
トリッチ・トラッチ・ポルカJohann Strauss II

1858年にオーストリアの作曲家ヨハン・シュトラウス2世によって作曲された管弦楽によるポルカ。
題名の「トリッチ・トラッチ」はドイツ語で「女性のおしゃべり」の意味です。
まるで女性がペチャクチャおしゃべりをしていたり、高らかに笑ったりしているような軽快で華やかな曲です!
クラシックになじみがない人にもオススメの1曲です!
喜歌劇「軽騎兵」序曲Franz von Suppè

オーストリアの作曲家スッペの代表作もともとは全2幕のオペレッタ作品『軽騎兵』において演奏される曲目ですが、本編は失われてしまい、現代ではこの序曲しか残っていません。
有名な冒頭のトランペットのテーマが勇敢にとどろいた後、馬の駆け足のような行進曲があらわれ、戦いの場面を連想させます。
弦楽器による憂いを帯びたメロディを挟んで、ふたたび行進曲が登場し明るいままに幕が閉じます。
軽妙なメロディと生きいきとしたリズムに加えて、ウィーン特有の優美さを兼ね備えている作品です。
【オーケストラ】名曲、人気曲をご紹介(61〜70)
水上の音楽 ホーンパイプGeorg Friedrich Händel

ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルによる、王室の舟遊びを彩るための管弦楽組曲があり、その中の一曲は夏にふさわしい涼やかさと華やかさを兼ね備えています。
本作は、1717年7月のテムズ川での初演時、国王ジョージ1世があまりの素晴らしさに何度もアンコールを命じたという記録が残るほど、当時から人々の心をつかんでいました。
トランペットやホルンといった管楽器が躍動し、聴く者を晴れやかで祝祭的な気分へと誘います。
映画『いまを生きる』のワンシーンを彩ったことでも知られていますね。
蒸し暑い日々に爽快なひとときを求める方や、バロック音楽の持つ荘厳かつ軽快な魅力を気軽に楽しみたい方にはうってつけの一曲かと思います。
G線上のアリアJ.S.Bach

音楽の父として知られるヨハン・ゼバスティアン・バッハの楽曲を、アウグスト・ウィルヘルミがピアノ伴奏付きのバイオリン独奏のために編曲したものの通称。
バイオリンのG線のみで演奏できることからこの名前が付けられ、日本では卒業式などでも耳にすることが多い楽曲ですよね。
また、1997年にドイツ出身の音楽グループ・Sweetboxの『Everything’s Gonna Be Alright』においてサンプリングしたことでも、さらに幅広い層のリスナーが知ったのではないでしょうか。
バイオリンのG線だけで演奏されているとは思えない美しく広がりのあるメロディーが心を癒やしてくれる、クラシックの定番です。
交響組曲シェヘラザードNikolai Rimsky-Korsakov

交響曲「シェヘラザード」は1888年に作曲されました。
この曲は、かの有名の千夜一夜物語をもとにしてできた曲です。
冒頭に流れる、威厳のあるメロディは「王サルタン」のテーマです。
そして、それを溶かしいやすように入るバイオリンは、曲のタイトルにもなる「シェヘラザード」のテーマです。
この曲は4楽章からなり、それぞれに物語的な題名がついています。






