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【オーケストラ】名曲、人気曲をご紹介

クラシックのなかでも、最も豪華で表現の幅が広いオーケストラ。

さまざまな楽器で、個々が持っている感性とともに一つの音楽を奏でることは、そこにしか生まれない魅力があります。

本記事では、そんなオーケストラの名曲、人気曲をピックアップしました。

オーケストラといっても、交響曲から協奏曲、歌劇まで、ジャンルはさまざま。

誰もが聴いたことのある曲から、クラシック愛好家のなかで精通している曲までご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

もくじ

【オーケストラ】名曲、人気曲をご紹介(1〜20)

交響曲第9番「新世界より」Antonín Dvořák

ドボルザーク作曲 「交響曲第9番 新世界より」
交響曲第9番「新世界より」Antonín Dvořák

後期ロマン派に位置するチェコの作曲家でありながら、アメリカに渡り音楽院院長として音楽教育に貢献した作曲家、アントニン・ドヴォルザークの交響曲。

『新世界より』という副題は「アメリカから故郷ボヘミアへ向けてのメッセージ」という意味を持ち、ドヴォルザークのアメリカ時代を代表する作品として有名な楽曲です。

『遠き山に日は落ちて』などにアレンジされている第2楽章や、映画『ジョーズ』を連想させる始まりから荘厳な曲調へと変化する第4楽章など、あまりクラシックに詳しくない方でも耳にしたことが多いのではないでしょうか。

クラシックで何から聴けばいいのかわからない方にもオススメの1曲です。

行進曲「威風堂々」より第1番Edward Elgar

イギリスの作曲家エドワード・エルガーの名を広く知らしめている管弦楽のための行進曲集『威風堂々』の中でも、最も有名な1曲です。

中間部の旋律は特に有名であり、イギリスでは「希望と栄光の国」と題され、第2の国歌として愛唱されています。

ロンドンで開催される夏のクラシックコンサート「BBCプロムス」では、その最終夜「ラスト・ナイト・オブ・ザ・プロムス」の第2部の最後を締めくくるトリの曲として、この曲が恒例として演奏されます。

『威風堂々』の原題は、シェイクスピアの戯曲「オセロ」第3幕第3場のセリフから取られたタイトルです。

ピアノ協奏曲第1番Peter Ilyich Tchaikovsky

Nobuyuki Tsujii 辻井伸行 チャイコフスキー ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 Op. 23 第一楽章 Tchaikovsky Piano Concerto No1-1
ピアノ協奏曲第1番Peter Ilyich Tchaikovsky

ピョートル・チャイコフスキーが1875年に完成させた本作は、クラシック音楽史上最も人気の高い楽曲の一つです。

冒頭の旋律は、テレビのBGMなどにもたびたび使われていますね。

力強い開始部分、ロマンティックで情熱的なメロディ、技術的に要求が高く、美しい旋律も奏でるピアノのパート。

ピアノとオーケストラの豊かな対話によって、作曲家の内面的な葛藤や感情の波が表現されています。

ロシアの民謡とヨーロッパの音楽様式が融合した独特の魅力が、多くの人々を魅了し続けています。

聴く者の心に強く響く本作は、チャイコフスキーの音楽的才能と深い感情を象徴する名曲といえるでしょう。

「ペール・ギュント」より 「朝の気分」Edvard Grieg

「ペール・ギュント」 から 「朝の気分」 グリーグ
「ペール・ギュント」より 「朝の気分」Edvard Grieg

ヘンリック・イプセンの戯曲『ペール・ギュント』のために作曲したノルウェーを代表する作曲家グリークの劇付随音楽。

戯曲は、自由奔放なペール・ギュントが旅に出て年老いて帰ってくるまでの物語がつづられています。

全26曲ある付随音楽のうち、数曲を取り上げて組曲としても出版されています。

この『朝の気分』は第4幕の冒頭で流れる音楽で、サハラ砂漠の朝を描く明澄な曲。

フルートの旋律は特にも有名で、朝日が砂漠を美しく照らしているかのような壮大さが感じられます。

動物の謝肉祭 第14曲「フィナーレ」NEW!Camille Saint-Saëns

サン=サーンス: 組曲「動物の謝肉祭」:フィナーレ[ナクソス・クラシック・キュレーション #コミカル]
動物の謝肉祭 第14曲「フィナーレ」NEW!Camille Saint-Saëns

お祭りの最後を飾るような、きらびやかで心躍る作品が、カミーユ・サン=サーンスの組曲『動物の謝肉祭』の終曲です。

この作品は1886年に私的な演奏会のために作られ、作曲者の没後1922年に初めて一般に公開されたという経緯があります。

冒頭のピアノの華麗なトリルから、さまざまな楽器が加わり、これまでの楽章に登場した動物たちのモチーフが次々と現れる様子は、まさにお祭りのクライマックスといった趣です。

ユーモラスな雰囲気が全体を包み込み、最後は動物の鳴き真似で締めくくられるのも楽しい魅力となっています。

1999年公開のディズニー映画『ファンタジア2000』で使用されたことでも知られ、夏の暑さを忘れさせてくれるような爽快な気分にさせてくれるでしょう。

クラシック音楽に普段あまり触れない方にも、その楽しさを発見してもらえる一曲です。