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【オーケストラ】名曲、人気曲をご紹介

クラシックのなかでも、最も豪華で表現の幅が広いオーケストラ。

さまざまな楽器で、個々が持っている感性とともに一つの音楽を奏でることは、そこにしか生まれない魅力があります。

本記事では、そんなオーケストラの名曲、人気曲をピックアップしました。

オーケストラといっても、交響曲から協奏曲、歌劇まで、ジャンルはさまざま。

誰もが聴いたことのある曲から、クラシック愛好家のなかで精通している曲までご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

もくじ

【オーケストラ】名曲、人気曲をご紹介(1〜20)

水上の音楽 ホーンパイプNEW!Georg Friedrich Händel

ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルによる、王室の舟遊びを彩るための管弦楽組曲があり、その中の一曲は夏にふさわしい涼やかさと華やかさを兼ね備えています。

本作は、1717年7月のテムズ川での初演時、国王ジョージ1世があまりの素晴らしさに何度もアンコールを命じたという記録が残るほど、当時から人々の心をつかんでいました。

トランペットやホルンといった管楽器が躍動し、聴く者を晴れやかで祝祭的な気分へと誘います。

映画『いまを生きる』のワンシーンを彩ったことでも知られていますね。

蒸し暑い日々に爽快なひとときを求める方や、バロック音楽の持つ荘厳かつ軽快な魅力を気軽に楽しみたい方にはうってつけの一曲かと思います。

交響曲第5番「運命」Ludwig van Beethoven

Beethoven Symphony No.5 mov.1 ベートーヴェン 交響曲第5番「運命」 第一楽章
交響曲第5番「運命」Ludwig van Beethoven

クラシック音楽の巨匠ベートーヴェンが作曲した、オーケストラの名曲中の名曲。

冒頭の「ダ・ダ・ダ・ダーン」という動機は、世界中で広く知られています。

ベートーヴェンは聴力を失いつつある中で本作を書き上げました。

全4楽章からなり、「あらがうことのできない運命の到来」を象徴する第1楽章から、クライマックスに向かって突き進む第4楽章まで、ドラマティックな変化を通して苦悩から歓喜への旅路を描いています。

1808年12月にウィーンで初演され、その後オーケストラのレパートリーの中心的な作品としての地位を確立。

形式美と構成の完璧さにおいて、他の作品にはない緻密さが感じられる傑作です。

交響詩「海」 3つの交響的スケッチより第1楽章「海上の夜明けから真昼まで」NEW!Claude Debussy

La Mer 1. De l’aube à midi sur la mer / 交響詩「海」 より第1楽章「海上の夜明けから真昼まで」
交響詩「海」 3つの交響的スケッチより第1楽章「海上の夜明けから真昼まで」NEW!Claude Debussy

きらめく海の情景が目に浮かぶような、クロード・ドビュッシーの管弦楽作品より、一日の始まりを告げる楽章です。

本作は、夜明けの微かな光から真昼の眩い太陽へと移り変わる海の姿を、オーケストラの多彩な音色でまるで絵画のように描き出しています。

繊細な音の重なりは、聴く人を涼やかで穏やかな気持ちにさせてくれますね。

1905年10月に初めて演奏された際にはさまざまな意見が出ましたが、今日ではドビュッシーの代表作の一つとして多くの人に親しまれています。

夏の日に爽やかな音楽で心をリフレッシュしたい方や、イマジネーションを広げてくれる美しいメロディに浸りたい方には、ぜひ触れてほしい名曲です。

水上の音楽 第2組曲 – II. アラ・ホーンパイプNEW!Georg Friedrich Händel

ヘンデル: 水上の音楽 第2組曲 – II. アラ・ホーンパイプ[ナクソス・クラシック・キュレーション #ゴージャス]
水上の音楽 第2組曲 - II. アラ・ホーンパイプNEW!Georg Friedrich Händel

川面を渡る音楽というと、穏やかな旋律を思い浮かべるかもしれませんが、ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルが手掛けた水上の音楽の一節は、聴く者を祝祭へと誘う華やかさに満ちています。

この楽曲は、1717年7月のテムズ川での演奏が最初で、国王があまりの素晴らしさに何度もアンコールを重ねたという逸話も残っています。

トランペットやホルンが勇壮に響き渡り、聴けばいかに心が浮き立つかと思うような躍動感があふれる曲想は、夏の開放感を一層高めてくれますね!

児童向け映像「Little Einsteins」などでも親しまれており、世代を問わず楽しめるでしょう。

蒸し暑さを忘れさせてくれるような、爽快なひとときを求める方々に、ぜひ耳を傾けていただきたい作品です。

組曲「展覧会の絵」Modest Mussorgsky=Maurice Ravel

副題に「ヴィクトル・ガルトマンの思い出に」とあるこの組曲は、39歳で亡くなった友人の画家、ガルトマンを追悼して開かれた遺作展にインスピレーションを得て作曲されています。

ムソルグスキーが歩いて回る曲「プロムナード」と、絵の印象をもとにした全10曲から成ります。

ムソルグスキーの生前に演奏や出版はされなかったものの、リムスキー=コルサコフが発掘し手を加えたうえで出版。

その後、ピアノ組曲であったこの曲を「管弦楽の魔術師」と呼ばれたラヴェルによりオーケストラ版に編曲されました。