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【オーケストラ】名曲、人気曲をご紹介

クラシックのなかでも、最も豪華で表現の幅が広いオーケストラ。

さまざまな楽器で、個々が持っている感性とともに一つの音楽を奏でることは、そこにしか生まれない魅力があります。

本記事では、そんなオーケストラの名曲、人気曲をピックアップしました。

オーケストラといっても、交響曲から協奏曲、歌劇まで、ジャンルはさまざま。

誰もが聴いたことのある曲から、クラシック愛好家のなかで精通している曲までご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

【オーケストラ】名曲、人気曲をご紹介(31〜40)

ハンガリー舞曲第5番Johannes Brahms

Gustavo Dudamel – Hungarian Dance No. 5 – Brahms
ハンガリー舞曲第5番Johannes Brahms

「ハンガリー舞曲」は全21曲で構成されており、特に第5番が有名です。

チャップリンの「独裁者」など、さまざまなところでBGMとして使われています。

ハンガリー舞曲では、短調で第4度を半音あげる・速度を変化させるなど、ジプシーの音楽の特徴が取り込まれています。

ブラームスは、バイオリン奏者のレメーニと演奏旅行に出かけ、そこからジプシーの音楽に興味を持ったようです。

交響曲第6番「悲愴」Peter Ilyich Tchaikovsky

チャイコフスキー : 交響曲第6番 「悲愴」 第4楽章
交響曲第6番「悲愴」Peter Ilyich Tchaikovsky

明るい曲がよく知られているチャイコフスキーですが、この曲はタイトルの通り、悲しく重いテーマが流れています。

本人も自信を持って世に送り出した大作で、人生について取り上げているともいわれています。

4楽章の終わり方にも注目。

歌劇「イーゴリ公」より韃靼人の踊りAlexander Borodin

ボロディン オペラ「イーゴリ公」より「韃靼人の踊り」
歌劇「イーゴリ公」より韃靼人の踊りAlexander Borodin

この曲は、ロシアの叙事詩『イーゴリ軍記』に基づきロシアの作曲家ボロディンが書き上げた歌劇『イーゴリ公』の第2幕の曲であり、遊牧民族ポロヴェツ人の捕虜となったイーゴリ公とその息子ヴラジーミルに対し、敵将コンチャック・ハーンが宴席を設けて彼らをもてなす、その宴の華やかな歌と踊りのシーンを描いています。

木管楽器やハープのメロディーが印象的ですよね。

教会のステンドグラスOttorino Respighi

Respighi ‘Church Windows’ – Vasily Petrenko conducts
教会のステンドグラスOttorino Respighi

1925年にレスピーギが作曲した、全四楽章からなる管弦楽曲。

自身が1919年に作曲したピアノ曲「グレゴリオ聖歌による三つの前奏曲」をそれぞれ第一一〜三楽章としてオーケストラ編曲し、最後に第四楽章を書き加えたものである。

交響曲第5番「革命」Dmitrievich Shostakovich

「革命」の愛称で親しまれているこの曲は、1937年11月ロシア革命20周年を祝う演奏会で初演されました。

当時の芸術作品に求められたのは「ロシア革命」の成功によって、夢と希望を持って生きる民衆の姿を描くことでした。

第1楽章のものものしい雰囲気は、かつてロシア皇帝によって虐げられていた人々の苦悩を思い起こさせ、うってかわって華やかな金管楽器の音で立ち上がる第4楽章は、民衆が苦難を乗りこえて新しい国家のもとで幸せになる様子が表現んされています。

【オーケストラ】名曲、人気曲をご紹介(41〜50)

歌劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より第1幕への前奏曲Richard Wagner

CMはCygames『GRANBLUEFANTASY』、McDonalds『ハッピーセット』、セブン-イレブン・ジャパン『セブンゴールド 金のビール』などのBGMとして使われました。

『ニュルンベルクのマイスタージンガー』は音楽のお芝居です。

喜劇の色が強いですが、ワーグナーの天才性がしっかりと表現されています。

喜劇らしく、明るくアップテンポなメロディーが特ちょうです。

はなやかな中にもあるものへの批判がこめられていて、聴き手はいろいろと考えさせられるでしょう。

交響詩「海」 3つの交響的スケッチ 第3楽章「風と海との対話」Claude Debussy

ドビュッシー: 交響詩「海」 3つの交響的スケッチ:海の夜明けから真昼まで[ナクソス・クラシック・キュレーション #おしゃれ]
交響詩「海」 3つの交響的スケッチ 第3楽章「風と海との対話」Claude Debussy

海の雄大さと神秘性を音で見事に描き出した、クロード・ドビュッシーの管弦楽作品、名盤『La Mer』のクライマックスを飾る一曲です。

この楽曲では、風と海が対話するかのように、激しくも美しい自然のドラマが展開されます。

弦楽器のうねり、木管楽器の鋭い響き、そして金管楽器と打楽器が一体となって迫力がある音の情景を創り上げています。

1905年10月に初演された本作は、夏の暑さを忘れさせてくれるような爽快感と涼やかさを持っています。

オーケストラの色彩が豊かな音響に浸りたい方や、吹奏楽編曲版などを通じてクラシック音楽の壮大さに触れたい方にもおすすめの作品となっています。