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【オーケストラ】名曲、人気曲をご紹介

クラシックのなかでも、最も豪華で表現の幅が広いオーケストラ。

さまざまな楽器で、個々が持っている感性とともに一つの音楽を奏でることは、そこにしか生まれない魅力があります。

本記事では、そんなオーケストラの名曲、人気曲をピックアップしました。

オーケストラといっても、交響曲から協奏曲、歌劇まで、ジャンルはさまざま。

誰もが聴いたことのある曲から、クラシック愛好家のなかで精通している曲までご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

もくじ

【オーケストラ】名曲、人気曲をご紹介(21〜40)

牧神の午後への前奏曲Claude Debussy

Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune ∙ hr-Sinfonieorchester ∙ Andrés Orozco-Estrada
牧神の午後への前奏曲Claude Debussy

印象主義音楽の先駆者として知られるクロード・ドビュッシー。

彼が1892年から1894年にかけて作曲した管弦楽作品は、まさに彼の才能が開花した傑作といえるでしょう。

詩人マラルメの詩に触発されて書かれたこの曲は、夏の午後の牧神の夢想を描いています。

フルートのソロで始まり、ハープがムードを高める構成は、まるで暑い午後のまどろみを感じさせるかのよう。

中音域のフルートを巧みに使い、けだるい雰囲気を表現する手法は、当時としては革新的でした。

1894年12月の初演では二度のアンコールが要求されるほどの好評を博し、現代音楽に大きな影響を与えた傑作です。

交響曲第3番「英雄」Ludwig van Beethoven

交響曲第3番《英雄》(ベートーヴェン)
交響曲第3番「英雄」Ludwig van Beethoven

『英雄』の名でよく知られているベートーヴェンの『交響曲第3番』は、1804年に完成された交響曲です。

フランス革命後の世界情勢の中、ベートーヴェンのナポレオンへの共感から、彼をたたえる曲として作曲されました。

交響曲が貴族のサロンなどで特権階級に向かって演奏される曲から、街中のコンサート会場で大衆に向かって演奏される曲になった革命的な作品であり、器楽音楽による表現の可能性を大きく広げた画期的大作です。

ワルキューレの騎行Richard Wagner

ワーグナー 『ワルキューレの騎行』 Wagner “Ride of the Valkyries”
ワルキューレの騎行Richard Wagner

ほとんどの自作歌劇で台本を単独執筆していたことから理論家や文筆家としても知られ、「楽劇王」の別名を持つリヒャルト・ワーグナーの楽劇『ヴァルキューレ』に使用されている楽曲。

第三幕の序奏として流される楽曲で、これから何かが始まる予感を感じさせる始まりから壮大な曲調へ変化していくアレンジなど、オーケストラならではのドラマチックなダイナミクスを楽しめるナンバーです。

日本でもCMをはじめ数多くのテレビ番組やイベントでも使用されていますよね。

交響曲が好きな方でもクラシック初心者でも心を揺さぶられる、定番のクラシックナンバーの一つです。

交響曲第7番Ludwig van Beethoven

ベートーヴェン 交響曲第七番 小澤征爾 1975ライブ
交響曲第7番Ludwig van Beethoven

戦争によって苦しくなった生活や恋人であったテレーゼとの別れなどのつらいことを乗りこえて、新たな歩みを始めたベートーベンの生きる力が現れているかのように、明るく勇ましい前進的な1曲。

各楽章に印象的なリズムを使用しており、特に第1楽章は同じリズムの反復によって構成されているのが特徴的です。

そのリズミカルさから映画やドラマでもたびたび使用される作品です。

リズム重視であるこの作品は展開が早いため、普段クラシックを聴かないという人でもなじみやすい曲です!

亡き女王のためのパヴァーヌMaurice Ravel

フランスの作曲家モーリス・ラヴェルが1899年に作曲した楽曲です。

ピアノ曲として作られ、1910年にラヴェル自身が管弦楽曲バージョンに編曲しました。

非常に美しい旋律と高すぎない難易度から演奏会などで披露されることが多いため、「タイトルは知らなかったけど聴いたことがある」という人も多いのではないでしょうか。

心が洗われる楽曲を求めている方にオススメの1曲です。