【オーケストラ】名曲、人気曲をご紹介
クラシックのなかでも、最も豪華で表現の幅が広いオーケストラ。
さまざまな楽器で、個々が持っている感性とともに一つの音楽を奏でることは、そこにしか生まれない魅力があります。
本記事では、そんなオーケストラの名曲、人気曲をピックアップしました。
オーケストラといっても、交響曲から協奏曲、歌劇まで、ジャンルはさまざま。
誰もが聴いたことのある曲から、クラシック愛好家のなかで精通している曲までご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
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【オーケストラ】名曲、人気曲をご紹介(41〜50)
美しく青きドナウJohann Strauss II

『ウィーンの森の物語』『皇帝円舞曲』とともにシュトラウス2世の三大ワルツに数えられている中でも、もっとも人気のある曲です。
オーストリアでは非公式ではありますが第二の国歌とも呼ばれています。
競技ダンス、バレエのコンクールなどでも使用することが多く、郵便局や製薬会社のCMでも使われていたこともあり、誰もが一度は聴いたことがある曲だと思います。
国内、国外を問わず、ニュー・イヤー・コンサートで演奏される際には、序奏部を少しだけ演奏した後にいったん打ち切って、指揮者や団員の新年のあいさつが続くのが習慣となっています。
【オーケストラ】名曲、人気曲をご紹介(51〜60)
ヴァイオリン協奏曲Felix Mendelssohn

ベートーベンとブラームスのヴァイオリン協奏曲とともに、「三大ヴァイオリン協奏曲」とも呼ばれているこの曲は、メンデルスゾーンが35歳のときの1844年に作曲されました。
この曲はメンデルスゾーン家と同じアパートで生まれ家族ぐるみの付き合いをしていたバイオリニスであるダヴィットのために書かれました。
ダヴィッドからアドバイスをもらいながら、完成までに6年という長い時間をかけて作られた作品です。
交響曲第1番Johannes Brahms

ブラームスが1876年に完成させた交響曲。
ブラームスは、ベートーベンの9つの交響曲を意識するあまりなかなか交響曲を完成させられず、着想から完成までに21年という歳月を要しました。
しかし、「ベートーベンの交響曲第10番」と呼ばれるほど高い評価を受けた作品です。
「暗から明へ」という聴衆に分かりやすい構成で、今では最もよく演奏されるブラームスの交響曲となっています。
ピアノ協奏曲第2番Sergei Vasil’evich Rachmaninov

テレビ番組では、フィギュアスケート選手権でのBGMに使われました。
浅田真央さんがよく使われていたので有名です。
まさしくスケートにぴったりな、悲しく美しいメロディーが特ちょうです。
人間の悲しい気持ちとよろこばしい気持ちを描いています。
はじまりはとても悲しくやりきれなさを感じます。
じょじょに落ちた気持ちが上がっていって、希望を見いだしそうになるんです。
その二つの感情の行きかうさまが、とてもていねいに演奏されています。
交響曲第2番「復活」Gustav Mahler

この曲は1888年から1894年にかけて作曲されました。
この曲の作曲中、彼にはさまざまな悲劇が訪れます。
それでも、彼は作曲し続けました。
「復活」という表題は最終楽章のものです。
大編成の管楽器や、コーラスが美しいですね。
彼の境遇を想像しながら聴くとまた一段と深みの出る曲だと思います。
闘牛士の歌Georges Bizet

19世紀のフランスで作曲家として活躍したジョルジュ・ビゼーの代表曲『カルメン』で歌われるアリア。
日本でもテレビ番組やCMなどで昔から広く使用されているため、世代を問わず一度は耳にしたことがあるであろうクラシックナンバーですよね。
オペラらしい情景が見えるような旋律や、クラシック音楽ならではのダイナミクスからは、聴き手を圧倒しながらも夢中にさせる魅力を感じるのではないでしょうか。
ポピュラーミュージックでは感じられない大きな抑揚で楽曲のイメージを作り出している、クラシックでなければ表現が難しい音の世界を体験できる楽曲です。
動物の謝肉祭 第14曲「フィナーレ」Camille Saint-Saëns

お祭りの最後を飾るような、きらびやかで心躍る作品が、カミーユ・サン=サーンスの組曲『動物の謝肉祭』の終曲です。
この作品は1886年に私的な演奏会のために作られ、作曲者の没後1922年に初めて一般に公開されたという経緯があります。
冒頭のピアノの華麗なトリルから、さまざまな楽器が加わり、これまでの楽章に登場した動物たちのモチーフが次々と現れる様子は、まさにお祭りのクライマックスといった趣です。
ユーモラスな雰囲気が全体を包み込み、最後は動物の鳴き真似で締めくくられるのも楽しい魅力となっています。
1999年公開のディズニー映画『ファンタジア2000』で使用されたことでも知られ、夏の暑さを忘れさせてくれるような爽快な気分にさせてくれるでしょう。
クラシック音楽に普段あまり触れない方にも、その楽しさを発見してもらえる一曲です。






