【オーケストラ】名曲、人気曲をご紹介
クラシックのなかでも、最も豪華で表現の幅が広いオーケストラ。
さまざまな楽器で、個々が持っている感性とともに一つの音楽を奏でることは、そこにしか生まれない魅力があります。
本記事では、そんなオーケストラの名曲、人気曲をピックアップしました。
オーケストラといっても、交響曲から協奏曲、歌劇まで、ジャンルはさまざま。
誰もが聴いたことのある曲から、クラシック愛好家のなかで精通している曲までご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
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【オーケストラ】名曲、人気曲をご紹介(21〜30)
交響曲第9番Antonín Dvořák

ドヴォルザークを代表する曲で、彼の最後の交響曲でもある『新世界より』。
この「新世界」とはアメリカのことを指しており、アメリカへ移住してきたドヴォルザークが、故郷へ向けて書いた曲です。
鉄道の音をイメージして書かれている第1楽章の冒頭や、「遠き山に日は落ちて」の歌詞でも有名な美しく懐古的な第2楽章の旋律など、聴きどころ満載な1曲です。
日本国内においては、ベートーヴェンの『運命』、シューベルトの『未完成』とともに「3大交響曲」と呼ばれることもあります。
ハンガリー舞曲第5番Johannes Brahms

「ハンガリー舞曲」は全21曲で構成されており、特に第5番が有名です。
チャップリンの「独裁者」など、さまざまなところでBGMとして使われています。
ハンガリー舞曲では、短調で第4度を半音あげる・速度を変化させるなど、ジプシーの音楽の特徴が取り込まれています。
ブラームスは、バイオリン奏者のレメーニと演奏旅行に出かけ、そこからジプシーの音楽に興味を持ったようです。
【オーケストラ】名曲、人気曲をご紹介(31〜40)
交響詩フィンランディアJean Sibelius

ロシアに弾圧されていた時代、フィンランドの人たちを力づけるために作られたこの曲は勇気と力強さに満ちていて、壮大な曲です。
希望や自由を訴えるこの曲は美しさも兼ね備えていて、シベリウスの曲の中では最も有名な作品でしょう。
アイネ・クライネ・ナハトムジークWolfgang Amadeus Mozart

幼少期から類まれな音楽の才能を見いだされ、生涯で数多くの名曲を残したことで知られているオーストリアの音楽家、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの楽曲。
楽曲の始まりで何の曲か分かるほどのキャッチーさと、目まぐるしく曲調が変化しながら複雑さを感じさせない楽曲構成が、音楽の歴史に名を残す天才ぶりを物語っていますよね。
日本でもテレビ番組、CM、学校の授業など、さまざまな場面で耳にすることが多いクラシックナンバーの一つではないでしょうか。
聴きやすさや飽きさせないアレンジが秀逸な、クラシックが好きな方もそうでない方も知っておいていただきたい不朽の名曲です。
組曲「アルルの女」Georges Bizet

この曲はドーテの同名の短編小説に合わせて1872年にビゼーが作曲した組曲です。
アイスや栄養ドリンクのCMでも使用されていました。
この組曲自体は全部で27曲ありますが、オーケストラではこの中から数曲を選んで演奏するのが習慣となっています。
無駄な部分のないシンプルな音楽が聴けるので、ほのぼのとした描写が伝わってきて癒やしの要素があるといえます。
天人の音楽久石譲

『かぐや姫の物語』から「天人の音楽」です。
作曲者はスタジオジブリ作品の音楽でおなじみ久石譲さんです。
久石譲さんはスタジオジブリの中でも代表とする作曲家ですが、意外にも宮崎駿さんが監督作品のみで、それ以外の監督の時は別の作曲家が担当されています。
『かぐや姫の物語』の監督は高畑勲さんで、久石さんが宮崎駿さん以外の時に担当されるレアな作品となっています。
「もののけ姫」以降劇中ではフルオーケストラで演奏されることも多くなりましたが、ジブリや久石さんの知名度が上がるごとにコンサートも多くなり、久石さんはコンサートごとに毎回アレンジされているそうです。
サウンドトラックとコンサート版で聞き比べてみるのも面白いかもしれませんね。
交響曲第5番「革命」Dmitrievich Shostakovich
「革命」の愛称で親しまれているこの曲は、1937年11月ロシア革命20周年を祝う演奏会で初演されました。
当時の芸術作品に求められたのは「ロシア革命」の成功によって、夢と希望を持って生きる民衆の姿を描くことでした。
第1楽章のものものしい雰囲気は、かつてロシア皇帝によって虐げられていた人々の苦悩を思い起こさせ、うってかわって華やかな金管楽器の音で立ち上がる第4楽章は、民衆が苦難を乗りこえて新しい国家のもとで幸せになる様子が表現んされています。







