【オーケストラ】名曲、人気曲をご紹介
クラシックのなかでも、最も豪華で表現の幅が広いオーケストラ。
さまざまな楽器で、個々が持っている感性とともに一つの音楽を奏でることは、そこにしか生まれない魅力があります。
本記事では、そんなオーケストラの名曲、人気曲をピックアップしました。
オーケストラといっても、交響曲から協奏曲、歌劇まで、ジャンルはさまざま。
誰もが聴いたことのある曲から、クラシック愛好家のなかで精通している曲までご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
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【オーケストラ】名曲、人気曲をご紹介(21〜30)
交響曲第1番Vasily Kalinnikov

カリンニコフは、貧しい家庭に育ったために数々の苦難に見舞われ、最晩年には結核を発症し35歳の誕生日を目前にこの世をさりました。
その短い生涯からあまり知られていない作曲家ですが、この曲には確かな魅力があります。
主題がさまざまに展開していく第1楽章、静寂な雰囲気のなかで穏やかで美しく、情緒的な旋律が奏でられる第2楽章、リズミカルで快活な民族舞踊的旋律が特徴的な第3楽章、これまでの楽章に登場したさまざまな主題が登場し自由で多様な展開を見せる第4楽章と、聴きどころ満載の1曲です。
交響曲第40番Wolfgang Amadeus Mozart

モーツァルトの「三大交響曲」の中の1曲。
彼が作曲した交響曲はほとんどが長調の曲であり、短調はこの曲を含めて2曲しかありません。
この曲を作曲した1788年頃、モーツァルトはさまざまな傑作を残しており音楽的には充実している時期でしたが、父レオポルトや長女テレジアが亡くなるなど私生活では不幸が続いた時期でもあり、そのような不幸が短調の曲を生み出したのかもしれません。
モーツァルトらしい軽やかさと強い情動と悲劇性を併せもつこの曲は、多くの人々の心をつかんで離さない魅力を持っています。
【オーケストラ】名曲、人気曲をご紹介(31〜40)
ラデツキー行進曲Johann Strauss I

ウィンナ・ワルツの基礎を築いたウィーンの作曲家ヨハン・シュトラウス1世の代表作品。
曲名の「ラデツキー」とは、19世紀前半のオーストリアで活躍した貴族出身の軍人ヨーゼフ・ラデツキーのことで、オーストリア帝国領であった北イタリアの独立運動を鎮圧したことをたたえて作曲されました。
華やかさと威厳を併せ持った雰囲気が特徴的な1曲です。
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が行っている「ニューイヤー・コンサート」のアンコールの大トリを飾り、聴衆が演奏に合わせて手拍子で応えることで知られています。
剣の舞Aram Khachaturian

ゲームなどでもよくBGMとして使われているこの曲は、東洋の民族音楽の影響を受けて作られました。
わずか2分ほどの曲ながら、圧倒されるようなリズム感と緊迫感で強烈な印象を残しています。
もとはバレエの最後の曲として書かれたものです。
組曲「アルルの女」Georges Bizet

この曲はドーテの同名の短編小説に合わせて1872年にビゼーが作曲した組曲です。
アイスや栄養ドリンクのCMでも使用されていました。
この組曲自体は全部で27曲ありますが、オーケストラではこの中から数曲を選んで演奏するのが習慣となっています。
無駄な部分のないシンプルな音楽が聴けるので、ほのぼのとした描写が伝わってきて癒やしの要素があるといえます。
アイネ・クライネ・ナハトムジークWolfgang Amadeus Mozart

幼少期から類まれな音楽の才能を見いだされ、生涯で数多くの名曲を残したことで知られているオーストリアの音楽家、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの楽曲。
楽曲の始まりで何の曲か分かるほどのキャッチーさと、目まぐるしく曲調が変化しながら複雑さを感じさせない楽曲構成が、音楽の歴史に名を残す天才ぶりを物語っていますよね。
日本でもテレビ番組、CM、学校の授業など、さまざまな場面で耳にすることが多いクラシックナンバーの一つではないでしょうか。
聴きやすさや飽きさせないアレンジが秀逸な、クラシックが好きな方もそうでない方も知っておいていただきたい不朽の名曲です。
交響曲第9番Antonín Dvořák

ドヴォルザークを代表する曲で、彼の最後の交響曲でもある『新世界より』。
この「新世界」とはアメリカのことを指しており、アメリカへ移住してきたドヴォルザークが、故郷へ向けて書いた曲です。
鉄道の音をイメージして書かれている第1楽章の冒頭や、「遠き山に日は落ちて」の歌詞でも有名な美しく懐古的な第2楽章の旋律など、聴きどころ満載な1曲です。
日本国内においては、ベートーヴェンの『運命』、シューベルトの『未完成』とともに「3大交響曲」と呼ばれることもあります。