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【オーケストラ】名曲、人気曲をご紹介

クラシックのなかでも、最も豪華で表現の幅が広いオーケストラ。

さまざまな楽器で、個々が持っている感性とともに一つの音楽を奏でることは、そこにしか生まれない魅力があります。

本記事では、そんなオーケストラの名曲、人気曲をピックアップしました。

オーケストラといっても、交響曲から協奏曲、歌劇まで、ジャンルはさまざま。

誰もが聴いたことのある曲から、クラシック愛好家のなかで精通している曲までご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

もくじ

【オーケストラ】名曲、人気曲をご紹介(21〜40)

動物の謝肉祭 第13曲「白鳥」NEW!Camille Saint-Saëns

宮田 大 Dai Miyata/サン=サーンス:白鳥 Saint-Saëns-Le Cygne(The Swan)
動物の謝肉祭 第13曲「白鳥」NEW!Camille Saint-Saëns

組曲『Le Carnaval des animaux』からの旋律で、カミーユ・サン=サーンスによる名高い作品です。

元は1886年初頭の謝肉祭の余興として構想された組曲中の1曲で、作曲者が存命中に唯一出版を許したものです。

チェロが奏でる流麗なメロディは、水面を滑る白鳥の優雅な姿や、伝説に語られる「白鳥の歌」の幻想的な情景を思わせます。

1905年にアンナ・パヴロワがこの曲に合わせて創作したバレエ「死の白鳥」は世界的に知られ、フィギュアスケートの羽生結弦選手もエキシビションで使用し感動を呼びました。

夏の暑さを忘れさせ、心に潤いを与えてくれるような、美しいチェロの音色に浸りたい方に聴いてほしい一曲です。

静かな潟NEW!Eric Coates

E.コーツ: 静かな潟[ナクソス・クラシック・キュレーション #ロマンチック]/Eric, Coates: By the Sleepy Lagoon
静かな潟NEW!Eric Coates

ゆったりとした夏の夕暮れに耳を傾けたい、そんなワルツ=セレナーデはいかがでしょうか。

エリック・コーツが1930年に作曲したこの作品は、スセックス地方の穏やかな海辺の景色、夕焼けに染まる街並みから着想を得たと伝えられています。

ヴァイオリンの甘美な旋律が、まるで夕凪の海を渡るそよ風のように心地よく響くことでしょう。

1940年には歌詞も付けられ、多くの人々に愛されるスタンダードナンバーとなりました。

BBCラジオの人気長寿番組のテーマ曲としても長年親しまれており、どこか懐かしさを感じるかもしれません。

日常の喧騒を忘れ、穏やかな気分に浸りたい時にぴったりの一曲ですね!

本作を聴きながら、ゆったりとした時間を過ごしてみましょう。

交響曲第7番「未完成」Franz Schubert

テンシュテット指揮:シューベルト:第8交響曲「未完成」(1984年ライヴ)
交響曲第7番「未完成」Franz Schubert

ベートーヴェンの交響曲第5番『運命』、ドヴォルザークの交響曲第9番『新世界より』に次いでこちらの交響曲第7番『未完成』は非常に人気な作品で、これらは「三大交響曲」と呼ばれています。

歌曲を数多く作曲したシューベルトの作品で、なぜ未完成で終わってしまったのかはいまだはっきりとは知られていません。

少し、物悲しさがありながら優雅な旋律がさまざまな楽器によってつなげられ、そのミステリアスな美しさが魅力的な作品です。

「夏の夜の夢」より「結婚行進曲」Felix Mendelssohn

結婚式の曲と言えばこの曲が浮かぶ人も多いのではないでしょうか?

冒頭のファンファーレはあまりにも有名ですよね。

この曲は、ドイツの作曲家メンデルスゾーンが作曲した劇付随音楽『夏の夜の夢』のなかの1曲です。

『夏の夜の夢』は、ウィリアム・シェイクスピアによって書かれた戯曲であり、結婚を控えた貴族の男女達や妖精達によって織り成される物語です。

覚えやすい単純なメロディと、明るくも厳格な雰囲気が特徴的な1曲です。

ピアノ協奏曲 イ短調 作品16Edvard Grieg

Grieg: Klavierkonzert ∙ hr-Sinfonieorchester ∙ Jan Lisiecki ∙ Alain Altinoglu
ピアノ協奏曲 イ短調 作品16Edvard Grieg

ノルウェーが生んだ名作曲家、エドヴァルド・グリーグ。

1868年、25歳のときに書いた唯一のピアノ協奏曲は、北欧の自然を思わせる壮大な響きが特徴です。

チャイコフスキーの『ピアノ協奏曲第1番』と同様、こちらの冒頭の部分もさまざまな場面で頻繁に使われています。

冒頭のピアノの華麗な音の滝は、まるでフィヨルドの絶景を目の当たりにするよう。

叙情的な第2楽章では、静かな森の中にいるかのような幻想的な雰囲気が漂います。

フィナーレは民謡風の明るい旋律で、ノルウェーの舞曲が感じられますね。

同じロマン派のシューマンの影響を受けつつも、グリーグ独自の北欧らしさが光る傑作です。