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【オーケストラ】名曲、人気曲をご紹介

クラシックのなかでも、最も豪華で表現の幅が広いオーケストラ。

さまざまな楽器で、個々が持っている感性とともに一つの音楽を奏でることは、そこにしか生まれない魅力があります。

本記事では、そんなオーケストラの名曲、人気曲をピックアップしました。

オーケストラといっても、交響曲から協奏曲、歌劇まで、ジャンルはさまざま。

誰もが聴いたことのある曲から、クラシック愛好家のなかで精通している曲までご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

【オーケストラ】名曲、人気曲をご紹介(31〜40)

水上の音楽 第2組曲 – II. アラ・ホーンパイプGeorg Friedrich Händel

ヘンデル: 水上の音楽 第2組曲 – II. アラ・ホーンパイプ[ナクソス・クラシック・キュレーション #ゴージャス]
水上の音楽 第2組曲 - II. アラ・ホーンパイプGeorg Friedrich Händel

川面を渡る音楽というと、穏やかな旋律を思い浮かべるかもしれませんが、ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルが手掛けた水上の音楽の一節は、聴く者を祝祭へと誘う華やかさに満ちています。

この楽曲は、1717年7月のテムズ川での演奏が最初で、国王があまりの素晴らしさに何度もアンコールを重ねたという逸話も残っています。

トランペットやホルンが勇壮に響き渡り、聴けばいかに心が浮き立つかと思うような躍動感があふれる曲想は、夏の開放感を一層高めてくれますね!

児童向け映像「Little Einsteins」などでも親しまれており、世代を問わず楽しめるでしょう。

蒸し暑さを忘れさせてくれるような、爽快なひとときを求める方々に、ぜひ耳を傾けていただきたい作品です。

交響詩「海」 3つの交響的スケッチより 第2楽章「波の戯れ」Claude Debussy

ドビュッシー: 交響詩「海」 3つの交響的スケッチ:波の戯れ[ナクソス・クラシック・キュレーション #ファンタジー]
交響詩「海」 3つの交響的スケッチより 第2楽章「波の戯れ」Claude Debussy

クロード・ドビュッシーが作曲した管弦楽曲、海の一場面を切り取ったような作品です。

弦楽器と木管楽器が織りなす、軽やかに跳ねるようなメロディは、太陽の光を浴びてキラキラと輝く水面や、楽しげに戯れる波の様子を鮮やかに思い起こさせます。

聴いているだけで、まるで涼やかな潮風が頬をなでるような心地よさを感じさせてくれるでしょう。

初版楽譜の表紙には葛飾北斎の浮世絵が用いられ、1905年の初演では賛否両論でしたが、1908年の作曲者自らによる再演で高い評価を得ました。

本作の響きは映画『ジョーズ』など後世の作品にも影響を与えたとされています。

暑い季節に清涼感を求める方や、色彩が豊かな音の世界に浸りたい方におすすめです。

交響曲第40番Wolfgang Amadeus Mozart

Mozart – Symphony No. 40 in G minor, K. 550 [complete]
交響曲第40番Wolfgang Amadeus Mozart

モーツァルトの「三大交響曲」の中の1曲。

彼が作曲した交響曲はほとんどが長調の曲であり、短調はこの曲を含めて2曲しかありません。

この曲を作曲した1788年頃、モーツァルトはさまざまな傑作を残しており音楽的には充実している時期でしたが、父レオポルトや長女テレジアが亡くなるなど私生活では不幸が続いた時期でもあり、そのような不幸が短調の曲を生み出したのかもしれません。

モーツァルトらしい軽やかさと強い情動と悲劇性を併せもつこの曲は、多くの人々の心をつかんで離さない魅力を持っています。

交響曲第9番Antonín Dvořák

Antonín Dvořák – Symphony No. 9 (Mariss Jansons, Bavarian Radio Symphony Orchestra) [60fps]
交響曲第9番Antonín Dvořák

ドヴォルザークを代表する曲で、彼の最後の交響曲でもある『新世界より』。

この「新世界」とはアメリカのことを指しており、アメリカへ移住してきたドヴォルザークが、故郷へ向けて書いた曲です。

鉄道の音をイメージして書かれている第1楽章の冒頭や、「遠き山に日は落ちて」の歌詞でも有名な美しく懐古的な第2楽章の旋律など、聴きどころ満載な1曲です。

日本国内においては、ベートーヴェンの『運命』、シューベルトの『未完成』とともに「3大交響曲」と呼ばれることもあります。

交響曲第1番Vasily Kalinnikov

カリンニコフ 交響曲第1番  Kalinnikov / Symphony No. 1 in G Minor
交響曲第1番Vasily Kalinnikov

カリンニコフは、貧しい家庭に育ったために数々の苦難に見舞われ、最晩年には結核を発症し35歳の誕生日を目前にこの世をさりました。

その短い生涯からあまり知られていない作曲家ですが、この曲には確かな魅力があります。

主題がさまざまに展開していく第1楽章、静寂な雰囲気のなかで穏やかで美しく、情緒的な旋律が奏でられる第2楽章、リズミカルで快活な民族舞踊的旋律が特徴的な第3楽章、これまでの楽章に登場したさまざまな主題が登場し自由で多様な展開を見せる第4楽章と、聴きどころ満載の1曲です。