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【モーリス・ラヴェル】名曲、代表曲をご紹介

印象派音楽の重要な人物の一人、モーリス・ラヴェル。

彼の作品は細部まで緻密に作られており、土台に古典的な形式をしっかり取り入れていますが、印象派らしい表現も混じり合っていることから、彼にしかない唯一無二の音楽を感じられます。

他の作曲家のオーケストラ編曲も行っており、その卓越されたオーケストレーションから「オーケストレーションの天才」「管弦楽の魔術師」とも呼ばれていました。

本記事では、そんなラヴェルの名曲、代表曲をご紹介します。

クラシックに馴染みのない方でも、どこかで一度は聞いたことがあるであろう曲も存在するので、ラヴェルの素晴らしい名曲の数々をお楽しみください!

【モーリス・ラヴェル】名曲、代表曲をご紹介(81〜90)

ステファヌ・マラルメの3つの詩Maurice Ravel

木管、ピアノ、弦楽四重奏の伴奏による声楽のための作品。

「ため息」「むなしい願い」「壺の中から一飛びに躍り出た」の3曲から成ります。

19世紀フランスの象徴派詩人の代表格マラルメは、広く音楽家にも影響を与えており「ため息」と「むなしい願い」にはドビュッシーも作曲しています。

マダガスカル島民の歌Maurice Ravel

RAVEL : Chansons Madécasses – Stéphane Degout
マダガスカル島民の歌Maurice Ravel

1925〜26年の作。

作曲を依頼したアメリカ人のクーリッジ夫人からの要望のあった編成を受け入れ、ピアノ、フルート、チェロの伴奏による声楽曲です。

植民地生まれの18世紀の詩人、エヴァリスト・バルニーの詩をラヴェル自ら選んで作曲。

「ナンドアーヴ」「おーい」「休息ーそれは甘く」から成ります。

詩は、異国趣味もさることながら、反植民地支配の思いが込められたものとなっています。

おわりに

ラヴェルの名曲、代表曲をご紹介しました。

細部にまでわたる緻密さと、印象派らしい表現力、その融合による唯一無二の音楽を感じられたでしょうか?

ピアノ独奏曲が管弦楽版に編曲されている作品も多くあるので、ぜひそちらも聴いてみてくださいね。