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【モーリス・ラヴェル】名曲、代表曲をご紹介

印象派音楽の重要な人物の一人、モーリス・ラヴェル。

彼の作品は細部まで緻密に作られており、土台に古典的な形式をしっかり取り入れていますが、印象派らしい表現も混じり合っていることから、彼にしかない唯一無二の音楽を感じられます。

他の作曲家のオーケストラ編曲も行っており、その卓越されたオーケストレーションから「オーケストレーションの天才」「管弦楽の魔術師」とも呼ばれていました。

本記事では、そんなラヴェルの名曲、代表曲をご紹介します。

クラシックに馴染みのない方でも、どこかで一度は聞いたことがあるであろう曲も存在するので、ラヴェルの素晴らしい名曲の数々をお楽しみください!

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【モーリス・ラヴェル】名曲、代表曲をご紹介(71〜80)

夜のガスパール 第3曲『スカルボ』Maurice Ravel

Nobuyuki Tsujii 辻井伸行 – Ravel Scarbo ラヴェル スカルボ
夜のガスパール 第3曲『スカルボ』Maurice Ravel

偉大なフランスの作曲家、モーリス・ラヴェルの名作『夜のガスパール』は、3篇の詩をテーマにして作曲された非常に美しい作品。

この曲の難しさは、やはり表現にあると思います。

もちろん技巧的にも難易度は高く、とくに第3曲『スカルボ』は、ラヴェルが「バラキレフの『イスラメイ』を越えるほどの演奏技巧が必要」と言ったほど。

しかしそれだけでなく、ただ弾いただけではちゃんとした音楽にはならないため、しっかりと楽曲の真意を理解したうえで演奏する必要があります。

高い表現力を維持しながら弾くには、非常に難易度の高い楽曲といえるでしょう。

演奏者による特徴が出やすい作品でもあるので、ぜひ聴き比べてみてください。

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    左手のためのピアノ協奏曲 ニ長調Maurice Ravel

    『亡き王女のためのパヴァーヌ』や『水の戯れ』に『スペイン狂詩曲』などさまざまな名作を世に送り出したフランスの作曲家、モーリス・ラヴェル。

    彼が戦争のために右手を失ったオーストリア生まれのピアニスト、パウル・ヴィトゲンシュタインのために書いた作品が、こちらの『左手のためのピアノ協奏曲』です。

    後続の左手だけで演奏するピアニストたちもこぞって本作を取り上げており、左手だけで演奏するピアノ作品として非常に重要な立ち位置を占める楽曲として知られています。

    1930年代初頭という時代にジャズやブルースの影響をも取り入れたピアノ協奏曲を作った、というだけでも凄いのですが、左手だけでさまざまな技法を駆使してこれほどまでに奔放かつドラマチックな表現ができるのか、と感嘆せざるをえないでしょう。

    クライマックスへと向かう際の旋律は、左手だけで弾いているとはとても思えないほど。

    相当な技術を持った方でないと弾けない作品ですから、上級者で左手の表現力を限界まで極めたいという方は、ぜひ挑戦してみてください。

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      弦楽四重奏曲 ヘ長調 第2楽章Maurice Ravel

      Enso Quartet: Ravel String Quartet: II. Assez vif. Très rythme
      弦楽四重奏曲 ヘ長調 第2楽章Maurice Ravel

      『ダフニスとクロエ』や『ボレロ』などで有名なフランスの作曲家であるラヴェル。

      彼は20世紀初頭のフランスに興ったクラシック音楽の流派の一つ「印象主義音楽」の作曲家であり、当時のフランス美術界でモネ、ルノアール、セザンヌなどの画家たちによって盛んに使われていた新しい技法「印象主義」を、音楽に適用したことで生れました。

      この曲は、4つの楽器全てが弦を弾く奏法であるピチカートから始まるのが印象的であり、曲が進むにつれてコロコロと雰囲気が変わ流ので、さまざまな情景を思い浮かんばせることができます。

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        組曲「鏡」第3曲「洋上の小舟」Maurice Ravel

        2014PTNA特級二次 鐵百合奈 ラヴェル:「鏡」より 洋上の小舟
        組曲「鏡」第3曲「洋上の小舟」Maurice Ravel

        フランスの作曲家モーリス・ラヴェルは、19世紀後半から20世紀前半にかけて活躍した印象派音楽の代表的な人物です。

        彼の音楽は、その緻密さと完璧なスタイルで知られており、『ボレロ』などの作品で広く親しまれています。

        1904年から1905年にかけて作曲された『組曲「鏡」』の第3曲『洋上の小舟』は、海の波の流れや舟の揺れを想起させる美しい音楽です。

        ピアノの演奏技術に高い要求がありますが、その美しい響きに魅了されずにはいられません。

        海の美しさと神秘を感じたい方、印象派音楽の世界に浸りたい方にオススメの1曲です。

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          組曲『鏡』 第2曲-悲しげな鳥たちMaurice Ravel

          Collard plays Ravel ‘Miroirs’ – 2. Oiseaux Tristes – Très lent
          組曲『鏡』 第2曲-悲しげな鳥たちMaurice Ravel

          芸術家仲間であったピアニストのリカルド・ヴィニェにささげられた、全5曲からなる組曲『Miroirs』。

          その第2曲にあたる本作は、1906年1月にヴィニェの演奏で初めて披露されました。

          モーリス・ラヴェルが描いた「夏の暑い日、暗い森で迷子になった鳥たち」という情景を題材としており、もの悲しいさえずりが静寂のなかで響き渡る、幻想的な世界に引き込まれるような一曲です。

          本作は、繊細なタッチで多彩な音色を表現したい方にぴったり。

          ペダルで響きを巧みにコントロールし、情景を豊かに描く練習にもなるので、ラヴェルの絵画的な音楽にじっくりと向き合ってみてくださいね。

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            組曲『鏡』 第4曲-道化師の朝の歌Maurice Ravel

            Ravel – Miroirs No. 4, “Alborada del Gracioso” Sheet Music + Audio
            組曲『鏡』 第4曲-道化師の朝の歌Maurice Ravel

            芸術家グループ「アパッシュ」の仲間たちに捧げられた組曲『Miroirs』。

            その第4曲は、スペインの朝を舞台に、道化師の姿が目に浮かぶような変化に富んだ作品です。

            ギターの響きを思わせる乾いたリズムと情熱的な旋律が交差し、道化師の陽気さと、その裏に隠された哀愁を見事に描き出しています。

            この楽曲は後に管弦楽にも編曲され、1919年にロンドンで上演されたバレエで使われたそうです。

            難易度としては決して易しくはありませんが、技巧的なパッセージの中に歌心があふれる瞬間がちりばめられています。

            表情が豊かなスペイン音楽の世界に浸りたい方や、技巧を通して表現の幅を広げたい方にぴったりです。

            激しい部分と物悲しい中間部の対比を際立たせ、物語を語るように演奏してみましょう。

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              組曲『鏡』 第5曲-鐘の谷Maurice Ravel

              Ravel – Miroirs No. 5, “La Vallée des Cloches” Sheet Music + Audio
              組曲『鏡』 第5曲-鐘の谷Maurice Ravel

              1905年に作曲された組曲『Miroirs』の最後を飾る作品は、モーリス・ラヴェルがパリの街に鳴り響く教会の鐘の音から着想を得たとされる、幻想的な1曲です。

              1906年1月に行われた初演でも、その独創的な世界観が高く評価されました。

              この楽曲は、重厚な低音で表現される鐘の響きと、きらめくような高音の繊細な音色が溶け合い、聴く人を夢のなかのような瞑想的な空間へと誘います。

              ペダルを巧みに使った色彩が豊かな表現や、情景を思い浮かべながら音色をコントロールする感覚を磨きたい方にぴったりの作品です。

              空間に音が溶けていくようなイメージを大切に演奏してみましょう。

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                高雅で感傷的なワルツ 第1ワルツ,Modéré(モデラート) ト長調Maurice Ravel

                伝統的なワルツに、モーリス・ラヴェルらしい近代的な響きを融合させた組曲『Valses nobles et sentimentales』。

                その幕開けを飾る第1曲は、優雅でありながらどこか物憂げな、不思議な気持ちにさせられる1曲です。

                この楽曲は、1911年5月の初演で作曲者名を伏せて演奏され、その斬新さで聴衆を驚かせました。

                華やかな舞踏会で踊りながらも、ふと心によぎる秘めた想い…そんな情景が目に浮かぶようです。

                バレエ『Adélaïde, ou le langage des fleurs』としても知られています。

                本作は、これまでのワルツのイメージを覆すような、リズムやハーモニーの面白さを感じたい方にぴったり!

                華やかさの奥に潜む憂いを表現できるよう、角のないやわらかい音で演奏しましょう。

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                  高雅で感傷的なワルツ 第2ワルツ,Assez lent(十分に遅く)ト短調Maurice Ravel

                  心の奥深くを覗き込むような、内省的な雰囲気が魅力の作品で、モーリス・ラヴェルが手掛けた組曲『Valses nobles et sentimentales』に含まれています。

                  本作は1911年に、作曲者を伏せたままプライベートな演奏会で披露されたという逸話があります。

                  ゆったりと流れる時間の中に、感傷的でありながらも高貴な旋律が浮かび上がり、聴く人の心に静かに寄り添うかのようです。

                  伝統的なワルツのリズムに隠された、少々意外な響きが、言葉にならない複雑な感情を表現しているみたいですね。

                  繊細な音色の変化や、息の長いフレージングを学びたい方にぴったりな一曲。

                  神秘的な雰囲気を壊さないよう、一つ一つの音に想いを込めて、呼吸するように演奏するのがポイントです!

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                    高雅で感傷的なワルツ 第3ワルツ.Modéré ト長調Maurice Ravel

                    シューベルトのワルツに倣って作られた、モーリス・ラヴェルの組曲『Valses nobles et sentimentales』。

                    1911年にピアノ作品として世に出て、翌年にはバレエ音楽としても上演されました。

                    全八曲からなるこの組曲の三番目のワルツは、穏やかで整然とした中に、ふと物憂げな表情がのぞく美しい1曲です。

                    この楽曲は「高雅さ」と「感傷」という二つの心が、絶妙なバランスで表現されています。

                    流れるような三拍子に乗せた、少々複雑で透明感のある和音は、まるで淡い光と影が織りなす心の機微のよう。

                    本作は、技巧を誇示するのではなく、楽譜に込められた細かなニュアンスを丁寧に紡ぎ出すのがポイントです。

                    上品な雰囲気を出せるよう、角のないやわらかい音で演奏しましょう。

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                      【モーリス・ラヴェル】名曲、代表曲をご紹介(81〜90)

                      高雅で感傷的なワルツ 第4ワルツ,Assez animé(十分に活発に)Maurice Ravel

                      モーリス・ラヴェルがシューベルトへの敬意を込めた組曲『Valses nobles et sentimentales』の中には、伝統的なワルツにモダンな感性を融合させた魅力的な作品が多々あり、この一曲も躍動感と洒落っ気が際立つ楽曲です。

                      1911年5月の初演では作曲者名を伏せて演奏され、聴衆が作者を推理したという逸話もユニークですね。

                      オーケストラ版は、1820年代のパリの恋愛模様を描いたバレエ『Adélaïde, ou le langage des fleurs』として上演されました。

                      花の言葉に託された恋の駆け引きを思い浮かべると、「この響きはただ優雅なだけじゃない」というポイントを感じ取れるはず!

                      右手の技巧的な動きで密な和音を軽やかに奏でるのがポイント。

                      古典の枠を超えた新しい表現を探している方にぜひ触れていただきたい作品です。

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                        高雅で感傷的なワルツ 第5ワルツ,Presque lent ホ長調Maurice Ravel

                        Valses nobles et sentimentales (version for piano) : V. Presque lent, dans un sentiment intime
                        高雅で感傷的なワルツ 第5ワルツ,Presque lent ホ長調Maurice Ravel

                        組曲『Valses nobles et sentimentales』に含まれる、ひときわ内省的な一曲です。

                        1911年5月に匿名の新作発表会で初演された際、多くの批評家が作者をモーリス・ラヴェルだと見抜いたという逸話も残っています。

                        この楽曲には「親密な感情にて」と記されており、心の内側でささやかれる対話のような、とてもプライベートな雰囲気に満ちています。

                        寄せては返す波のようなメロディは、ため息のようでもあり、秘めた想いのようでもあり、聴く人の心に静かに寄り添います。

                        繊細なタッチや表現力を深めたい方にぴったりです。

                        感傷的で美しい世界観を大切に、角のないやわらかい音で丁寧に奏でましょう。

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                          高雅で感傷的なワルツ 第6ワルツ,Vif(活発に)Maurice Ravel

                          シューベルトのワルツに倣ってモーリス・ラヴェルが作曲した、組曲の中の一曲です。

                          くるくると表情を変える万華鏡のように、活発で少しいたずらっぽい雰囲気に満ちています。

                          1911年5月の初演では作曲者名を伏せて演奏され、その斬新さから多くの聴衆が作者を当てられなかったそうです。

                          この楽曲は後に、バレエ『Adélaïde ou le langage des fleurs』の音楽としても使われました。

                          本作は、少々スリリングでユーモラスな舞踏会を描いたかのよう。

                          軽やかなスタッカートと滑らかなレガートの対比を意識しながら、リズムの面白さを表現するのがポイント!

                          短いながらも弾きごたえがあり、表現の幅を広げたい方にぴったりの一曲です。

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                            BoleroMaurice Ravel

                            独創的な構成で音楽界に大きな影響を与えたフランス出身の音楽家、モーリス・ラヴェル。

                            さまざまな形式の音楽作品で成功を収めており、バレエ音楽でも名曲を持ちます。

                            その中でも特に有名な作品が、こちらの『Bolero』。

                            日本ではそのまま『ボレロ』というタイトルで知られており、バレエの枠組みをこえて1つの音楽作品として現在でも人気を集めています。

                            2種類の旋律が繰り返される非常に独特な構成に仕上げられた作品なので、そういった部分に中心に聴いていると、この曲の完成度の高さがうかがえるでしょう。

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                              「夜のガスパール」より「絞首台」Maurice Ravel

                              「夜のガスパール」というタイトルは、詩人ベルトランの64編から成る散文詩集のタイトルから取られています。

                              ラヴェルはこの詩集の中から幻想的で怪奇性の強い「オンディーヌ」「絞首台」「スカルボ」の3編を選び、そのイメージに大変な技巧を織り交ぜながら情熱的なピアノ曲に仕上げました。

                              「絞首台」の詩の内容は、絞首台にぶらさがった死体、その足元にひそむ無数のコオロギやクモ、遠くで鳴り続ける鐘の音、そんな光景を夕日が赤く染めているというものです。

                              印象的に鳴り響く鐘の音と、薄暗く怪しい雰囲気を見事に表現した1曲です。

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