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【モーリス・ラヴェル】名曲、代表曲をご紹介

印象派音楽の重要な人物の一人、モーリス・ラヴェル。

彼の作品は細部まで緻密に作られており、土台に古典的な形式をしっかり取り入れていますが、印象派らしい表現も混じり合っていることから、彼にしかない唯一無二の音楽を感じられます。

他の作曲家のオーケストラ編曲も行っており、その卓越されたオーケストレーションから「オーケストレーションの天才」「管弦楽の魔術師」とも呼ばれていました。

本記事では、そんなラヴェルの名曲、代表曲をご紹介します。

クラシックに馴染みのない方でも、どこかで一度は聞いたことがあるであろう曲も存在するので、ラヴェルの素晴らしい名曲の数々をお楽しみください!

【モーリス・ラヴェル】名曲、代表曲をご紹介(11〜20)

シェヘラザード序曲Maurice Ravel

Maurice Ravel – Shéhérazade, ouverture de féerie
シェヘラザード序曲Maurice Ravel

ラヴェルの最初期のオーケストラ作品である本作は、アラビアン・ナイトの主人公シェヘラザードに魅了されて生まれました。

独特の和声とオーケストレーションで、ラヴェルの印象主義的音楽スタイルを感じさせる1曲です。

繊細な色彩感覚や、楽器の組み合わせによって幻想的な情景を描き出す手法は、後の作品にも通じるものがありますね。

ラヴェルの音楽的才能と革新性の初期の証として、今なお重要な位置を占めています。

東洋の神秘的な世界に興味がある方にもオススメの1曲です。

左手のためのピアノ協奏曲Maurice Ravel

Ravel: Piano concerto for the left hand | Hélène Tysman
左手のためのピアノ協奏曲Maurice Ravel

オーストリアのピアニスト、パウル・ヴィットゲンシュタインの依頼で作曲。

彼は第一次世界大戦で右手を失っていました。

後世でも右手が不自由なピアニストの重要なレパートリーとなっていますが、右手に不自由のないピアニストにも頻繁に取り上げられる作品。

三部構成の第二部ではジャズを思わせる曲想が登場します。

ソリストに超絶技巧が要求される作品です。

古風なメヌエットMaurice Ravel

ラヴェルがまだ20歳の1895年のピアノ独奏曲。

まだ習作的なもので、後に発揮されるような印象主義的な響きは感じられません。

自ら「未熟」と評価していたこの曲を、ラヴェルは1929年に管弦楽用に編曲しているところから、この作品に自身でも愛着を感じていたことがうかがえます。

ソナチネ 第2楽章 Mouvement de MenuetMaurice Ravel

1906年3月に初演された『ソナチネ』は、モーリス・ラヴェルさんの洗練された美意識が凝縮された作品の一つです。

第2楽章は、古風なメヌエットの形式を借りつつ、春の柔らかな日差しを思わせる変ニ長調の響きが印象的な名曲。

ジョージ・バランシンのバレエ『The Night Shadow』にも使用されており、優雅な舞曲のステップを感じさせながらも、どこか切ない余韻を残します。

音の粒を美しくそろえ、過度な感情表現よりも内面的な響きを大切にして演奏するのがポイントです。

派手さはありませんが、ピアノの繊細な音色をじっくりと味わいたい方には、心に染み入るステキな1曲となるでしょう。

ハバネラ形式のヴォカリーズMaurice Ravel

ラヴェルが手掛けた声楽曲。

スペインの影響を色濃く受けたハバネラのリズムが特徴的で、官能的な雰囲気を醸し出しています。

母音のみで歌われる「ヴォカリーズ」形式で、歌詞はありませんが、その分旋律の美しさが際立ちます。

ラヴェルの繊細な和音と滑らかな音の進行が聴く人の心をつかんで離しません。

声楽のために書かれましたが、さまざまな楽器用に編曲され、現在でも幅広く演奏されています。

エキゾチックな魅力と技巧的な面白さを兼ね備えたこちらの歌曲、ぜひ聴いてみてください。

フォーレの名による子守歌Maurice Ravel

Ravel: Berceuse sur le nom de Gabriel Fauré. Kantorow, Rouvier
フォーレの名による子守歌Maurice Ravel

ラヴェルが敬愛する先輩作曲家、ガブリエル・フォーレへのオマージュとして作曲されたのが、この優美な室内楽曲です。

1922年10月にミラノで初演されたこの作品は、ヴァイオリンとピアノのための小品。

フォーレのフルネームをもとに音名を巧みに構成し、子守歌のような穏やかな旋律に仕上げています。

ラヴェルならではの繊細な技巧と、フォーレへの深い敬意が融合した美しい音楽世界が広がっています。

フォーレの作品をいくつか聴いた後にこちらの作品を聴くと、より深く魅力を感じられるかもしれませんね。

ぜひ、聴いてみてください。

【モーリス・ラヴェル】名曲、代表曲をご紹介(21〜30)

歌曲集「シェヘラザード」Maurice Ravel

Ravel: Shéhérazade ∙ Christiane Karg ∙ hr-Sinfonieorchester ∙ Stanisław Skrowaczewski
歌曲集「シェヘラザード」Maurice Ravel

ラヴェルが1903年に発表した歌曲集は、東洋的な要素と西洋音楽が見事に融合した作品です。

詩人トリスタン・クランソールの詩による3つの歌曲から成り、オリエンタリズムと印象主義の要素が色濃く表れています。

神秘的なアジアの風景や、恋人のフルートに耳を傾ける少女の心情、そして無関心な青年を見つめる女性の視点など、異国情緒あふれる世界が繊細に描かれているのが印象的。

ラヴェルの緻密なオーケストレーションと色彩豊かな音楽は、聴く人を幻想的な東洋の世界へと誘います。

異国の文化に興味がある方や、繊細な感情表現を楽しみたい方にオススメの1曲です。