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【モーリス・ラヴェル】名曲、代表曲をご紹介

印象派音楽の重要な人物の一人、モーリス・ラヴェル。

彼の作品は細部まで緻密に作られており、土台に古典的な形式をしっかり取り入れていますが、印象派らしい表現も混じり合っていることから、彼にしかない唯一無二の音楽を感じられます。

他の作曲家のオーケストラ編曲も行っており、その卓越されたオーケストレーションから「オーケストレーションの天才」「管弦楽の魔術師」とも呼ばれていました。

本記事では、そんなラヴェルの名曲、代表曲をご紹介します。

クラシックに馴染みのない方でも、どこかで一度は聞いたことがあるであろう曲も存在するので、ラヴェルの素晴らしい名曲の数々をお楽しみください!

【モーリス・ラヴェル】名曲、代表曲をご紹介(61〜70)

ピアノ三重奏曲Maurice Ravel

Ravel Piano Trio in A minor – Menuhin, Cassadó, Kentner
ピアノ三重奏曲Maurice Ravel

1914年作曲。

個性的な四楽章から成ります。

第一楽章「モデレ」では母親の出身地であるバスク地方の舞曲をイメージしています。

第二楽章「パントゥム」は、マレーシアの詩の形式から着想されています。

第三楽章「パッサカーユ」は冒頭でバロック音楽を思わせるものとなっています。

第四楽章「フィナーレ」では管弦楽的な効果が求められており、三人の奏者いずれのパートも難易度が高くなっています。

ヴァイオリンとチェロのためのソナタMaurice Ravel

ヴァイオリンとチェロのためのソナタ ラヴェル Sonate for Violin and Violoncello
ヴァイオリンとチェロのためのソナタMaurice Ravel

1920〜22年に作曲。

「アレグロ」「きわめて速く」「緩やかに」「ヴィーヴォ・コン・スピリト」の四楽章構成。

第一と第四楽章では、ハンガリー的な響きも込められています。

「アレグロ」だけはすでに1920年に発表されていたもので、1918年没のドビュッシーを追悼する企画に寄せたものです。

後に第二楽章以降も書き上げて全四楽章のソナタとしました。

ヴァイオリンソナタMaurice Ravel

1922〜27年にかけて作曲されました。

親しい女性ヴァイオリニストのエレーヌ・ジュルダン=モランジュに献呈。

しかし彼女がリューマチで演奏不能だったため、初演ではジョルジュ・エネスクをソリストに迎え、ピアノをラヴェル自身が担当。

三楽章構成「アレグレット」に続き、「ブルース」ではアメリカのジャズやブルースから啓発された要素をちりばめています。

最後は「無窮動」で終わります。

序奏とアレグロMaurice Ravel

Maurice Ravel – Introduction & Allegro for Harp, Flute, Clarinet & String Quartet
序奏とアレグロMaurice Ravel

1905年作曲の室内楽曲です。

編成はハープ、フルート、クラリネット、そして弦楽四重奏。

この珍しい編成で作曲されたのは、ハープのメーカー、エラール社がダブル・アクション式のペダル付きハープの普及を願って作曲を依嘱したという事情です。

そのため、ハープのパートはカデンツァも受け持ち、見方によっては室内楽を伴奏とするハープ協奏曲とも言える作品です。

マ・メール・ロワ 第5曲「妖精の園」Maurice Ravel

ラヴェル: マ・メール・ロワ 5. 妖精の園 Pf.寺田まり:MariTerada
マ・メール・ロワ 第5曲「妖精の園」Maurice Ravel

ピアノ四手連弾組曲『マ・メール・ロワ』の第5曲『妖精の園』は、ヨーロッパに古くから伝わる古い民話『眠れる森の美女』をモチーフに作曲された作品。

眠りについた王女が王子の口づけで目を覚ます感動的なシーンが、キラキラと輝くアルペジオと希望や明るい未来を感じさせる和音で表現されています。

一度に鳴らす音数が多いため、和音をしっかりつかむことや和音で最も目立たせたいトップの音を響かせることが重要です。

大きな音を鳴らすだけにならないよう、ダイナミックな演奏を目指しつつも、練習は細かく分けて丁寧に行いましょう!

夜のガスパール第3「スカルボ」Maurice Ravel

ラヴェル スカルボ (夜のガスパール) – Ravel Scarbo (from Gaspard de la nuit)
夜のガスパール第3「スカルボ」Maurice Ravel

悪魔、悪戯好きな妖精などの意味を含むこの曲は、不気味な旋律が高速でかけめぐっており、まるで小さな悪魔がそこらへんを自由に浮遊しているかのようなそんな怪しさを感じることのできる楽曲である。

演奏にはとてつもない技巧が求められる。

組曲『マ・メール・ロワ』より第3曲「パゴダの女王レドロネット」Maurice Ravel

「マ・メール・ロワ」よりⅢ.パゴダの女王レドロネット ラヴェル 《連弾》
組曲『マ・メール・ロワ』より第3曲「パゴダの女王レドロネット」Maurice Ravel

東洋の風情をたたえた童話の世界が広がる名曲です。

美しい姫が呪われて姿を変えられてしまう物語を、ピアノ連弾ならではの4手の響きで情感が豊かに描き出しています。

1908年から1910年にかけて、モーリス・ラヴェルが友人の子供たちのために作曲した5つの小品からなるピアノ連弾組曲の一曲です。

本作では、中国の楽器をイメージした木琴や打楽器の響きを、2台のピアノで見事に表現しています。

軽やかで明るい曲調の中に、銅鑼の音が遠くで鳴り響くような異国情緒があふれる音色が印象的です。

ピアノの高音域と低音域を駆使した豊かな表現力と、共演者との息の合った演奏が求められる作品で、コンサートや発表会での演奏に最適です。

組曲『マ・メール・ロワ』より第4曲「美女と野獣の対話」Maurice Ravel

組曲「マ・メール・ロワ」より Ⅳ.美女と野獣の対話 / M.ラヴェル(四手連弾)
組曲『マ・メール・ロワ』より第4曲「美女と野獣の対話」Maurice Ravel

童話『美女と野獣』をモチーフにしたピアノ連弾作品で、繊細な美しさと壮大なドラマが織りなす傑作です。

美女を表現するクラリネットと、野獣を演じるコントラファゴットの掛け合いが印象的で、まるで2人の会話を目の当たりにしているかのような臨場感があります。

本作は1910年4月にパリで初演され、優美な旋律と物語性の豊かさから、バレエや映像作品でも使用されています。

高度な技巧と表現力を求められる連弾曲ながら、童話をベースにした親しみやすさも持ち合わせており、コンサートや発表会でも存在感を放つ珠玉の名曲です。

2台のピアノで奏でられる豊かな響きと、共演者との呼吸を合わせる緊張感を味わいたい方におすすめの1曲です。

組曲「マ・メール・ロワ」第1曲「眠れる森の美女のパヴァーヌ」Maurice Ravel

イギリスで古くから伝えられてきた童話『マザー・グース』を題材として作曲された、フランスの作曲家モーリス・ラヴェルの『マ・メール・ロワ』。

オリジナルはピアノ連弾ですが、これをベースとした管弦楽曲やバレエ音楽も広く親しまれています。

組曲の幕開けを飾る第1曲『眠れる森の美女のパヴァーヌ』は、童話『眠れる森の美女』を題材としており、夢のなかを漂っているような不思議な気持ちにさせられる1曲です。

淡い雰囲気を出せるよう、やわらかく角のない音で演奏しましょう。

「スペインの時」序曲Maurice Ravel

Ravel: L’heure espagnole – Introduction (Berlin Philharmonic Orchestra, Lorin Maazel)
「スペインの時」序曲Maurice Ravel

フランス印象派音楽の作曲家モーリス・ラヴェルは、サティやドビュッシーと並んで有名な作曲家です。

ラヴェルが作曲したオペラ作品「スペインの時」は、上演時間が1時間にも満たない1幕劇で、喜劇的要素が強い作品です。