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【フランツ・シューベルトの名曲】歌曲王が遺した珠玉のクラシック作品。おすすめのクラシック音楽

「魔王」「アヴェ・マリア」をはじめ600を超える歌曲を遺したことから、「歌曲の王」と称されるオーストリアの作曲家、フランツ・シューベルト。

シューベルトは、代表作とされる多くの歌曲はもちろん、ピアノ独奏曲や交響曲、室内楽曲などを幅広く手掛けたことでも知られています。

本記事では、そんなシューベルトの作品のなかでも特に人気の高い楽曲や、コアなクラシックファンらが好む隠れた名曲を厳選!

生涯にわたって作曲活動を続けた音楽家の魂がこもった、珠玉の作品をご紹介します。

【フランツ・シューベルトの名曲】歌曲王が遺した珠玉のクラシック作品。おすすめのクラシック音楽(21〜30)

ピアノソナタ 第21番 変ロ長調 D960Franz Schubert

Schubert / Maurizio Pollini, 1987: Klaviersonate B-dur, D. 960 (op. post.) – Complete
ピアノソナタ 第21番 変ロ長調 D960Franz Schubert

人気も評価が高いオーストリアの作曲家フランツ・シューベルトが作曲した4楽章構成のピアノ・ソナタです。

シューベルトは古典的作風が多かったのですが、晩年はロマンがあり、情緒があふれるようなピアノ・ソナタを作るようになり、ロベルト・シューマンやヨハネス・ブラームスなどの作曲家にも影響を与えていきました。

シューベルトは病で31年の短い生涯でしたが、実に1000曲以上も残し、作曲当時に死を意識したかのような浄化された崇高な美しさが感じられる楽曲です。

白鳥の歌 『セレナーデ』Franz Schubert

シューベルト : 白鳥の歌 『セレナーデ』【33_暗い・悲しい楽譜と解説付きクラシックピアノ曲】
白鳥の歌 『セレナーデ』Franz Schubert

フランツ・シューベルトが1828年8月以降に手掛けた歌曲集、名盤『Schwanengesang』に収められている一曲です。

夜の静寂のなか、愛する人に秘めた想いを囁きかけるような、甘くも切ない旋律がとても印象的です。

この楽曲の繊細なピアノ伴奏は、主人公の心の震えや夜風の気配までも描き出しており、聴く人を物語の世界へ引き込みます。

1933年の映画『Gently My Songs Entreat』で使われたことでも知られています。

本作に漂う哀愁は、どうしようもない悲しみに暮れたい夜にそっと寄り添ってくれるので、感傷に浸りたい時にぜひ聴いてほしい名曲です。

野ばら D257Franz Schubert

Schubert: Heidenröslein (Goethe) シューベルト: 野ばら(ゲーテ)
野ばら D257Franz Schubert

1821年に出版された作品です。

この曲は1799年頃のゲーテの詩『野ばら』に曲をつけたものです。

この詩には、牧師の娘と恋に落ちたゲーテが、恋人を裏切り、彼女の心を傷つけてしまった自責の念が込められていると伝えられています。

実は、シューベルトだけでなく、ベートーヴェンやシューマン、ブラームスなどの、多くの作曲家がこの詩に曲をつけています。

なかでもシューベルトの野ばらは、明るくて可愛らしい、親しみやすさで親しまれている1曲です。

ピアノソナタ 第20番 イ長調 D959Franz Schubert

Schubert: Piano Sonata No. 20 In A Major, D.959: I. Allegro
ピアノソナタ 第20番 イ長調 D959Franz Schubert

18番、19番に続き、オーストリアの作曲家フランツ・シューベルトのピアノ・ソナタの中では人気が高い楽曲の一つです。

シューベルトは31歳の短い生涯で、死のわずか2ヶ月前、シューベルトが体調をくずしながらも一気に書き上げた3つのピアノ・ソナタの2作目にあたる1828年に作曲されたピアノ独奏曲です。

イ長調で書かれていて、歌うような明るさが感じられる曲です。

第2楽章だけが短調で書かれています。

しかも、嬰(えい)ヘ短調で、簡素で寂しい趣で始まる曲です。

ただ、途中からは激しい広音域に及ぶ展開があり、コントラストをなしています。

美しいピアノ・ソナタですが、死期を意識しているかのような激しい箇所が随所に現れており、それが良いバランスとなって現在もピアニストが好む良きレパートリーとなっています。

最後まで聞いてほしいシューベルトのピアノ・ソナタです。

ピアノ五重奏曲 イ長調 Op.114 D667「ます」Franz Schubert

「鱒」という副題が付いています。

第4楽章がシューベルトの歌曲「鱒」を主題とする変奏曲となっていることに由来します。

通常のピアノ五重奏の編成はピアノとバイオリン2、ビオラ、チェロのところ、シューベルトの場合は異なり、バイオリン(1)、ビオラ、チェロ、コントラバスとなっています。

全5楽章とも長調で書かれています。

幻想曲 ハ長調 Op.15 D760「さすらい人」Franz Schubert

シューベルト/幻想曲 ハ長調「さすらい人幻想曲」,D760,op.15/今田篤
幻想曲 ハ長調 Op.15 D760「さすらい人」Franz Schubert

1822年に作曲、翌年の1823年に出版された作品です。

一般的には『さすらい人幻想曲』『さすらい人』の名前で親しまれています。

明るく穏やかなメロディの多いシューベルト作品のなかでは異例の、かなり激しい部分と高度な技術を要求する作品となっています。

シューベルト本人ですら弾きこなせず、「こんな曲は悪魔にでも弾かせろ」と叫んだというエピソードもあるほどです。

弦楽五重奏曲 ハ長調 D956Franz Schubert

Franz Schubert:String Quintet C Maj,D.956.Op.163,Bowman,Simonen,Steven,Richard,Anssi
弦楽五重奏曲 ハ長調 D956Franz Schubert

珍しい楽器編成で書かれたフランツ・シューベルトの名曲です。

弦楽アンサンブルはヴァイオリン2名とヴィオラ、チェロの編成が多いのですが、この曲ではチェロが2、ビオラは1となっています。

標準的なモーツァルトやブラームスの場合のビオラ2、チェロ1とは違い、低音域が分厚い編成です。

第2楽章も長調で書かれていますが、平穏な曲調から、例えば有名な指揮者カール・ベームの葬儀の時に演奏されています。

ピアニストのアルトゥール・ルービンシュタインも、自らの葬儀の時にこの第2楽章の演奏を希望していたと言います。