【フランツ・シューベルトの名曲】歌曲王が遺した珠玉のクラシック作品。おすすめのクラシック音楽
「魔王」「アヴェ・マリア」をはじめ600を超える歌曲を遺したことから、「歌曲の王」と称されるオーストリアの作曲家、フランツ・シューベルト。
シューベルトは、代表作とされる多くの歌曲はもちろん、ピアノ独奏曲や交響曲、室内楽曲などを幅広く手掛けたことでも知られています。
本記事では、そんなシューベルトの作品のなかでも特に人気の高い楽曲や、コアなクラシックファンらが好む隠れた名曲を厳選!
生涯にわたって作曲活動を続けた音楽家の魂がこもった、珠玉の作品をご紹介します。
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【フランツ・シューベルトの名曲】歌曲王が遺した珠玉のクラシック作品。おすすめのクラシック音楽(51〜60)
野ばらFranz Schubert

『野ばら』は、ドイツの詩人ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテの詩に、フランツ・シューベルトが曲をつけて歌曲にした作品。
日本でもよく知られており、学校のチャイムや電車の発車メロディーに使用されています。
「わらべは見たり」で始まる日本語の歌詞で歌ったことのある方も、多いのではないでしょうか?
もとの歌曲がとてもシンプルなメロディーのため、ピアノでも演奏しやすい作品です。
野に咲く野ばらのかわいらしさをイメージしながら、やさしく弾いていきましょう。
ピアノソナタ 第17番 ニ長調 D850Franz Schubert

1825年に作曲されたピアノソナタです。
全4楽章とも長調で書かれています。
第1楽章は快活な「アレグロ・ヴィヴァーチェ」です。
1番長い第2楽章「コン・モート」は「天国的な長さ」と評されます。
第3楽章の「スケルツォ」は付点のリズムが特徴的です。
演奏は、クリスティアン・ツァハリアスです。
弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調 D810「死と乙女」Franz Schubert

1824年に作曲された弦楽四重奏曲です。
シューベルトの死後、1831年に出版されました。
シューベルトが作曲した歌曲『死と乙女』のモチーフを引用したことから、この楽曲自体も『死と乙女』の通称で知られています。
当時、シューベルトの体は病魔に侵されていました。
すべての楽章が短調で書かれたこの楽曲からは、当時のシューベルトの心境が垣間見ることができます。
感傷的なワルツ D 779 Op.50-13Franz Schubert

フランツ・シューベルト作曲の『感傷的なワルツ D 779 Op.50-13』は、ゆったりとしたテンポと優美なメロディが心地よい印象を与えるピアノ作品。
1825年に出版され、作曲された1823年当時からシューベルトの人気作品として評価されていたそうです。
この曲の魅力は、ワルツの基本である3拍子のリズムを踏まえつつ、メロディの起伏やフレーズの流れに合わせてテンポや抑揚を自由に付けられるところ。
伴奏の和音の響きを意識し、右手と左手のバランスに気を付けながら演奏すれば、格調高い優雅なサロン音楽の雰囲気を存分に楽しめるでしょう。
【フランツ・シューベルトの名曲】歌曲王が遺した珠玉のクラシック作品。おすすめのクラシック音楽(61〜70)
楽興の時 D780 Op.94 第3番Franz Schubert

全6曲で構成されたピアノ曲集『楽興の時』の第3番は、テレビCMでたびたび使用されるなど、日常で耳にする機会の多いピアノ作品。
映画の挿入音楽や、電車の発車メロディーにも使用されていたそうです。
規則的で変化のない左手の伴奏の上に、和音で構成された印象的な右手のメロディーが重なっていきます。
さまざまな速さで演奏されていますが、落ち着いた演奏もすてきなので、テンポアップにこだわる必要はありません。
この曲の高貴な雰囲気をじっくり味わいながら弾いてみてくださいね!
ピアノソナタ 第18番 ト長調 D894, Op.78「幻想」Franz Schubert

フランツ・シューベルト28歳の1826年頃に作曲され、4楽章構成の名作です。
この楽曲は、初版譜に幻想曲と書かれていたことから「幻想ソナタ」と呼ばれています。
シューベルトのピアノ・ソナタといえば、19・20・21番が有名ですが、この18番も人気が高い楽曲です。
ドイツ・ロマン派を代表する作曲家ロベルト・シューマンが批評家としても名高いのですが、「形式的にも精神的にも完璧である」という評価を得ています。
現在でもこの「幻想ソナタ」はシューベルトの中でも評価が高いものとなっており、ピアニストに欠かせない重要なレパートリーとなっています。
シューベルトの生前に出版出来た最後の作品で、歌曲や舞曲を多く作曲してきたシューベルトらしく、美しい一方で舞曲のリズムを活かした魅力的な楽章もありぜひ最後まで聞いてほしい1曲です。
交響曲 第4番 ハ短調「悲劇的」D417Franz Schubert

1816年シューベルト19歳の頃に作曲されたシューベルト初期の交響曲です。
シューベルト本人による「悲劇的」というタイトルやハ短調という曲調は、ベートーベンを意識していたことを伺わせます。
暗い曲調の中にも、明るさを感じさせる楽曲です。






