【フランツ・シューベルトの名曲】歌曲王が遺した珠玉のクラシック作品。おすすめのクラシック音楽
「魔王」「アヴェ・マリア」をはじめ600を超える歌曲を遺したことから、「歌曲の王」と称されるオーストリアの作曲家、フランツ・シューベルト。
シューベルトは、代表作とされる多くの歌曲はもちろん、ピアノ独奏曲や交響曲、室内楽曲などを幅広く手掛けたことでも知られています。
本記事では、そんなシューベルトの作品のなかでも特に人気の高い楽曲や、コアなクラシックファンらが好む隠れた名曲を厳選!
生涯にわたって作曲活動を続けた音楽家の魂がこもった、珠玉の作品をご紹介します。
- ロベルト・シューマン|名曲、代表曲をご紹介
- 【名作クラシック】涙が出るほど美しい珠玉の名曲を一挙紹介
- 切ないクラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽
- かっこいいクラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽
- 【ベートーヴェン】名曲、代表曲をピックアップ!
- ヨハン・シュトラウス2世|名曲、定番曲をご紹介
- メンデルスゾーンの名曲|人気のクラシック音楽
- クラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽
- 美しすぎるクラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽
- ドヴォルザークの名曲。人気のクラシック音楽
- 【モーツァルト】代表曲、人気曲をご紹介
- クラシックの名曲|一度は聴きたいオススメの作品たち
- 【ハイドン】名曲、代表曲をピックアップ!
- 【スカルラッティ】数ある鍵盤作品の中から名曲、代表曲をご紹介!
もくじ
- 【フランツ・シューベルトの名曲】歌曲王が遺した珠玉のクラシック作品。おすすめのクラシック音楽
- ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D960 1楽章 モルト・モデラートFranz Schubert
- 魔王 Op.1 D328Franz Schubert
- ピアノ五重奏曲 イ長調 作品114 D667《ます》第4楽章 主題と変奏 アンダンティーノFranz Schubert
- 交響曲第七番《未完成》ロ短調 1楽章 アレグロ・モデラートFranz Schubert
- 弦楽四重奏曲 第13番 Op.29 D804「ロザムンデ」1楽章Franz Schubert
- ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D960 2楽章 アンダンテ・ソステヌートFranz Schubert
- 交響曲第七番《未完成》ロ短調 2楽章 アンダンテ・コン・モートFranz Schubert
- 魔王(エクトル・ベルリオーズ編曲)Franz Schubert
- ピアノ五重奏曲 イ長調 作品114 D667《ます》第1楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェFranz Schubert
- ピアノ五重奏曲 イ長調 作品114 D667《ます》第3楽章 スケルツォ、プレストFranz Schubert
- ピアノ五重奏曲 イ長調 作品114 D667《ます》第5楽章 フィナーレ、アレグロ・ジュストFranz Schubert
- 弦楽四重奏曲 第13番 Op.29 D804「ロザムンデ」2楽章Franz Schubert
- 弦楽四重奏曲 第13番 Op.29 D804「ロザムンデ」3楽章Franz Schubert
- 弦楽四重奏曲 第13番 Op.29 D804「ロザムンデ」4楽章Franz Schubert
- ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D960 3楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ・コン・デリカテッツァFranz Schubert
- ピアノ五重奏曲 イ長調 作品114 D667《ます》第2楽章 アンダンテFranz Schubert
- 楽興の時 Op.94 D780 第3曲 ヘ短調Franz Schubert
- 鱒(フランツ・リスト編曲)Franz Schubert
- エレンの歌 第3番 Op.52-6 D839(アヴェ・マリア)Franz Schubert
- ます Op.32 D550Franz Schubert
- 軍隊行進曲 第1番Franz Schubert
- ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D960 3楽章 アレグロ・ヴィヴぁー©げデリカテッツァFranz Schubert
- 鱒(リスト編曲)Franz Schubert
- ピアノソナタ 第21番 変ロ長調 D960Franz Schubert
- 夜と夢 D827Franz Schubert
- 歌曲「魔王」Franz Schubert
- 3つのピアノ曲(即興曲) 第2番 変ホ長調,D946Franz Schubert
- 《高雅なワルツ》op.77Franz Schubert
- アレグレット ハ短調 D 915Franz Schubert
- 即興曲 変ト長調 作品90−3Franz Schubert
- 即興曲集 第3番 変ロ長調 ,D935,Op.142Franz Schubert
- 魔王(ピアノ簡易版)Franz Schubert
- ErlkönigFranz Schubert
- 野ばら D257Franz Schubert
- 3つのピアノ曲Franz Schubert
- 3つの軍隊行進曲 Op.51 D733 第1番 ニ長調Franz Schubert
- ピアノソナタ 第20番 イ長調 D959Franz Schubert
- ピアノ五重奏曲 イ長調 Op.114 D667「ます」Franz Schubert
- 幻想曲 ハ長調 Op.15 D760「さすらい人」Franz Schubert
- 弦楽五重奏曲 ハ長調 D956Franz Schubert
- 音楽に寄せて Op.88-4 D547Franz Schubert
- 4つの即興曲 Op.90 第3番 変ト長調Franz Schubert
- 即興曲 Op.90-4Franz Schubert
- 幻想曲ハ長調 D760 さすらい人Franz Schubert
- ピアノ五重奏曲「ます」Franz Schubert
- ピアノソナタ 第17番 ニ長調 D850Franz Schubert
- 交響曲 第8(9)番 ハ長調「ザ・グレート」D. 944Franz Schubert
- 感傷的なワルツ D 779 Op.50-13Franz Schubert
- ピアノソナタ 第18番 ト長調 D894, Op.78「幻想」Franz Schubert
- ピアノソナタ 第19番 ハ短調 D958Franz Schubert
- 交響曲 第4番 ハ短調「悲劇的」D417Franz Schubert
- 魔王Franz Schubert
- 幻想曲 ハ長調 Op.15 D760「さすらい人幻想曲」Franz Schubert
- ピアノソナタ 第16番 イ短調 Op.42 D845 第1楽章Franz Schubert
- 4つの即興曲 Op.142 D935 第1番 ヘ短調Franz Schubert
- 4つの即興曲 Op.90 D899 第1番 ハ短調Franz Schubert
- 4つの即興曲 Op.90 D899 第2番 変ホ長調Franz Schubert
- 4つの即興曲 Op.90 D899 第3番 変ト長調Franz Schubert
- さすらい人の夜の歌 Ⅱ D768Franz Schubert
- ミサ曲 第6番 変ホ長調 D950 第6曲「アニュスデイ」Franz Schubert
- 冬の旅 Op.89 D911 第5曲「菩提樹」Franz Schubert
- 夕映えの中で D799Franz Schubert
- 美しき水車小屋の娘 Op.25 D795 第1曲「さすらい」Franz Schubert
- 万霊節の連祷 D343Franz Schubert
- 死と乙女 D531Franz Schubert
- 水の上で歌う Op.72 D774Franz Schubert
- 「しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲Franz Schubert
- ピアノ三重奏曲 第1番 変ロ長調 Op.99 D898Franz Schubert
- ピアノ三重奏曲 第2番 変ホ長調 Op.100 D929Franz Schubert
- 交響曲 第2番 変ロ長調Franz Schubert
- 交響曲 第3番 ニ長調 D200Franz Schubert
- 弦楽四重奏曲 第12番ハ短調 D703Franz Schubert
- 白鳥の歌 D957/965aFranz Schubert
- 白鳥の歌 D957/965a 第4曲「セレナーデ」Franz Schubert
- 糸をつむぐグレートヒェン D118Franz Schubert
- 陰謀者 D787-序曲Franz Schubert
- さすらい人幻想曲Franz Schubert
- 4つの即興曲作品90Franz Schubert
- シューベルトメドレーFranz Schubert
- 即興曲Op.90-3Franz Schubert
- 楽興の時 第三番Franz Schubert
- 30の易しいメヌエットとトリオ 第8番Franz Schubert
- 3つのエコセーズ D.816Franz Schubert
- 3つの軍隊行進曲 D733 Op.51 第1番Franz Schubert
- 4つの即興曲 D935 Op.142 第2番Franz Schubert
- 4つの即興曲 Op.90-3Franz Schubert
- 8つのレントラー D.378Franz Schubert
- 「アルバムの綴り」 D.844 ト長調Franz Schubert
- 「白鳥の歌」より第4曲「セレナーデ」Franz Schubert
- 『12のワルツ、17のレントラーと9つのエコセーズ D145 Op.18』より「ワルツ 第6番」Franz Schubert
- 『34の感傷的なワルツ D 779 Op.50』より13番Franz Schubert
- 『白鳥の歌』第4曲「セレナーデ」Franz Schubert
- アルペジョーネとピアノのためのソナタ イ短調 D821Franz Schubert
- アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D821Franz Schubert
- アンダンテ ハ長調 D29Franz Schubert
- エレンの歌 第3番Franz Schubert
- シューベルトの子守歌Franz Schubert
- スケルツォ 変ロ長調 D.593Franz Schubert
- セレナードFranz Schubert
- ソナチネ イ短調Franz Schubert
- …続く
【フランツ・シューベルトの名曲】歌曲王が遺した珠玉のクラシック作品。おすすめのクラシック音楽(81〜100)
4つの即興曲 D935 Op.142 第2番Franz Schubert

シューベルトのピアノ曲と言えば、こちらの『4つの即興曲 D935 Op.142』を思い浮かべる方も多いのではないのでしょうか。
ジャズのようにむしろ即興こそが本質的な音楽と比べて、クラシック音楽は譜面通りに弾くというイメージがありますし知らない方にとっては意外だと感じられるかもしれませんね。
タイトル通り型にとらわれない、晩年のシューベルトの自由な発想で作曲されましたが、実質的な「ピアノソナタ」と見なされて現代では4曲を1つの作品として演奏されるケースが多いそうです。
技術的な面で言えば中級の上、もしくは上級のレベルの技術が必要とされる中で、唯一「第2番」は他の3作品と比べると難易度が低めで、とにかくシューベルトの即興曲を弾いてみたいという方であれば、まずはこちらから挑戦してみるのがいいかもしれません。
メヌエット風の楽曲で4分の3拍子のリズムをしっかりと感じつつ、中間部の軽やかな三連符のアルペジオも優美に弾きこなせるように繰り返し練習してみましょう!
4つの即興曲 Op.90-3Franz Schubert

澄み渡る音色と繊細な表現が心を打つシューベルトの名作。
1827年に作曲された『4つの即興曲 Op.90』の第3番は、シューベルトの円熟期の作品として知られています。
長い旋律が途切れることなく流れ、祈りのような静寂さを感じられます。
ピアノ1台で奏でられる音色の中に、シューベルトの豊かな感性と深い情感が込められています。
心洗われるような美しい旋律は、日々の喧騒から離れ、穏やかな時間を過ごしたい方におすすめ。
秋の夜長に、ゆったりと耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
8つのレントラー D.378Franz Schubert

友人たちの前で即興的にシューベルトが弾いたワルツや舞曲は、作品自体も短めにまとめられておりワルツのリズムさえ身についていれば初級者であっても挑戦しやすいですい、とりあえずシューベルトの世界に触れてみたいという方であれば特におすすめしたいですね。
こちらの『8つのレントラー D.378』は、3/4拍子で構成される南ドイツの民族舞踊の「レントラー」という名前のように軽やかで、まさに舞踏するような旋律が特徴的な1816年に作曲された作品です。
文字通り舞踏する右手のアルペジオが最も重要な要素ですし、繰り返しの部分も単調にならずに強弱をうまくつけて社交界の華やかな雰囲気を作り上げてみてください!
「アルバムの綴り」 D.844 ト長調Franz Schubert

シューベルトは気の置けない友人たちの前でピアノを演奏して、その中からさまざまな舞曲などが生まれたという話は今回の記事でも何度か説明していますが、そういった集まりは「シューベルティアーデ」と呼ばれていたそうです。
こちらの『「アルバムの綴り」D.844 ト長調』は「シューベルティアーデ」時期の最後の方、シューベルトの作品が世間に認められた頃の1825年頃に作曲された作品。
1分半にも満たない短い曲なのですが、静謐な雰囲気で軽やかなアルペジオも登場しませんし、地味に感じるかもしれません。
しかし、こういう曲の雰囲気を引き出せればピアニストの表現力も向上すると言えましょう。
「白鳥の歌」より第4曲「セレナーデ」Franz Schubert

うつうつとした気分、壁にぶつかった時に聴きたい曲。
仕事や学業、家庭など、生活上いろいろな問題に出会います。
解決の手を打たなければいけませんが、何より気持ちがきゅうしてしまいますね。
忙しい中でひと息つくひまもなく、いつの間にかエネルギーを消耗していたことに気付きます。
そんな時、この曲のせつなく悲しい旋律が手を止めて休むきっかけになります。
考えるのは必要です。
でもひとまずはこの曲の世界に身をゆだねて落ち着きませんか。
『12のワルツ、17のレントラーと9つのエコセーズ D145 Op.18』より「ワルツ 第6番」Franz Schubert

フランツ・シューベルトの作品の中でも、ピアノ初級者が挑戦しやすい作品とされている『12のワルツ、17のレントラーと9つのエコセーズ D145 Op.18より ワルツ第6番』。
終始ゆったりとしたワルツのリズムのまま、短調と長調が交互に変化しつつ、再び穏やかな長調に落ち着きます。
左手の伴奏が跳躍しているため、ペダルを上手に使ってなめらかに仕上げることが大切です!
「ペダル使いにまだ慣れてない」という方は、左手とペダルで練習してから、右手のメロディーを加えてみてくださいね!