【フランツ・シューベルトの名曲】歌曲王が遺した珠玉のクラシック作品。おすすめのクラシック音楽
「魔王」「アヴェ・マリア」をはじめ600を超える歌曲を遺したことから、「歌曲の王」と称されるオーストリアの作曲家、フランツ・シューベルト。
シューベルトは、代表作とされる多くの歌曲はもちろん、ピアノ独奏曲や交響曲、室内楽曲などを幅広く手掛けたことでも知られています。
本記事では、そんなシューベルトの作品のなかでも特に人気の高い楽曲や、コアなクラシックファンらが好む隠れた名曲を厳選!
生涯にわたって作曲活動を続けた音楽家の魂がこもった、珠玉の作品をご紹介します。
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【フランツ・シューベルトの名曲】歌曲王が遺した珠玉のクラシック作品。おすすめのクラシック音楽(21〜30)
幻想曲 ハ長調 Op.15 D760「さすらい人」Franz Schubert

1822年に作曲、翌年の1823年に出版された作品です。
一般的には『さすらい人幻想曲』『さすらい人』の名前で親しまれています。
明るく穏やかなメロディの多いシューベルト作品のなかでは異例の、かなり激しい部分と高度な技術を要求する作品となっています。
シューベルト本人ですら弾きこなせず、「こんな曲は悪魔にでも弾かせろ」と叫んだというエピソードもあるほどです。
弦楽五重奏曲 ハ長調 D956Franz Schubert

珍しい楽器編成で書かれたフランツ・シューベルトの名曲です。
弦楽アンサンブルはヴァイオリン2名とヴィオラ、チェロの編成が多いのですが、この曲ではチェロが2、ビオラは1となっています。
標準的なモーツァルトやブラームスの場合のビオラ2、チェロ1とは違い、低音域が分厚い編成です。
第2楽章も長調で書かれていますが、平穏な曲調から、例えば有名な指揮者カール・ベームの葬儀の時に演奏されています。
ピアニストのアルトゥール・ルービンシュタインも、自らの葬儀の時にこの第2楽章の演奏を希望していたと言います。
【フランツ・シューベルトの名曲】歌曲王が遺した珠玉のクラシック作品。おすすめのクラシック音楽(31〜40)
幻想曲ハ長調 D760 さすらい人Franz Schubert

幻想曲ハ長調 D760「さすらい人」は、1822年に出版されたフランツ・シューベルト作曲のピアノ曲で、一般的に「さすらい人幻想曲」とも呼ばれています。
この曲は、作曲者シューベルト自身が上手く弾くことができずに苛立って「こんな曲は悪魔にでも弾かせてしまえ」と言ったというエピソードが残っています。
ピアノ五重奏曲「ます」Franz Schubert

1819年シューベルト22歳の頃に作曲された作品です。
シューベルトの死後の1829年に出版されました。
1819年夏、シューベルトがオーストリアを訪ねたときに、鉱山業を営むアマチュアの音楽家、パウムガルトナーと出会います。
この楽曲はパウムガルトナーから、自身のお気に入りの歌曲「ます」を元に五重奏曲を作曲してほしいとの依頼を受けて作曲されました。
ピアノソナタ 第19番 ハ短調 D958Franz Schubert

歌曲王フランツ・シューベルトはピアノ・ソナタの名作も多く残しています。
そのうちの一つが最晩年の1828年に作曲されたこの「ピアノソナタ 第19番 ハ短調 D958」です。
この時期のピアノソナタはいずれもあの「第9」や「交響曲「運命」第5番」の作曲者として知られる楽聖ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーベンを強く意識しながら書かれていて、シューベルトは健康を害していたにもかかわらず、渾身の大作となっています。
全4楽章のうち、第2楽章だけが変イ長調と長調で書かれています。
残りの3つの楽章は全てハ短調となっています。
死期を意識したかどうかは分かりませんが、この晩年で作曲された作品は現代でも人気が高く、ピアノ・ソナタ18番では批評家としても名高いシューマンが「形式的にも精神的にも完璧である」と大絶賛していて、この19番も18番、19番に並び、シューベルトの作品の中でも人気が高い楽曲となっています。
歌曲「魔王」Franz Schubert

シューベルトの中でも異色の曲「魔王」。
音楽の教科書にも出てくる曲です。
シューベルトには優しい曲も多いのですが、この曲は伴奏も歌詞も怖すぎます。
夢に出てきそうです。
アニメ「坂本ですが」の主人公がカラオケで歌っていた曲です。
3つのピアノ曲Franz Schubert

オーストリアの作曲家で歌曲王と称されるフランツ・シューベルトは晩年複数のピアノ曲を作曲していますが、古典的な作風からロマンがある情緒的楽曲も多くなり、後生の作曲家に影響を与えていきました。
このピアノ曲は1828年作曲のピアノ独奏曲集ですがすぐに発表されることはなく、忘れ去られてもいました。
シューベルトのピアノ・ソナタに影響を受けていたドイツの作曲家ヨハネス・ブラームスが高く評価し、ブラームスによって匿名で編集し1868年に出版されました。
第1曲目は変ホ短調という珍しい調性の激しいタランテラです。
第3曲目はシンコペーションが特徴的で躍動的な曲です。
なお、現代に知られている「3つのピアノ曲」という題名を付けたのもブラームスです。






