【フランツ・シューベルトの名曲】歌曲王が遺した珠玉のクラシック作品。おすすめのクラシック音楽
「魔王」「アヴェ・マリア」をはじめ600を超える歌曲を遺したことから、「歌曲の王」と称されるオーストリアの作曲家、フランツ・シューベルト。
シューベルトは、代表作とされる多くの歌曲はもちろん、ピアノ独奏曲や交響曲、室内楽曲などを幅広く手掛けたことでも知られています。
本記事では、そんなシューベルトの作品のなかでも特に人気の高い楽曲や、コアなクラシックファンらが好む隠れた名曲を厳選!
生涯にわたって作曲活動を続けた音楽家の魂がこもった、珠玉の作品をご紹介します。
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【フランツ・シューベルトの名曲】歌曲王が遺した珠玉のクラシック作品。おすすめのクラシック音楽(101〜110)
アレグレット ハ短調 D 915Franz Schubert

ロマン派の旗手として知られるフランツ・シューベルトの小品をご紹介します。
友人の旅立ちに際して書かれたこの曲は、別れの情感と深い感動に溢れています。
三部形式で構成され、ハ短調の主部と変イ長調の中間部が織りなす繊細な調和が印象的です。
ベートーヴェンの影響を感じさせる旋律や、シューマンやブラームスを予感させる響きも魅力的ですね。
1827年4月に作曲されたこの曲は、ベートーヴェンへの追悼の想いも込められているかもしれません。
ピアノを始めたばかりの方でも、右手と左手が同じように動くことが多く、ずれて動くところはゆっくり練習すれば弾けるようになりますよ。
シューベルトの世界に触れてみたい方におすすめの一曲です。
アンダンテ ハ長調 D29Franz Schubert

『アンダンテ ハ長調 D29』は1812年、シューベルトがまだ15歳前後という若さで作曲された作品です。
わざわざ楽譜に「1812年9月9日」と書かれていたそうで、いつの日に書かれたのかが作者本人の手で明確に示されているという初期のシューベルトの作品では珍しい楽曲でもあるのですね。
ピアノの基本的な技術が身についていればそれほど問題なく弾きこなせるはずですが、臨時記号がやや多く初心者の方にはやや戸惑う面もあるかもしれません。
主題となるメロディが繰り返されていることもあって、一度覚えてしまえばスムーズに弾けますから繰り返し練習してみましょう。
エレンの歌 第3番Franz Schubert

『エレンの歌 第3番』は、フランツ・シューベルトが1825年に作曲した名曲中の名曲で、「シューベルトのアヴェ・マリア」と呼ばれる作品。
美しいメロディが多くの人の心を捉える名曲として、長年親しまれています。
ディズニーの名作映画『ファンタジア』で使用されたほか、あらゆる場面で耳にする曲。
合唱曲としても人気が高いので、ぜひ心を込めて歌ってみてくださいね。
シューベルトの子守唄Franz Schubert

シューベルトの子守唄は、シューベルトが15歳のときに亡くなった母への思いを込めて作曲したとされている、母への愛と感謝にあふれた世界的に有名な作品です。
母から子への愛、そして子から母へ感謝とともに贈られた双方向の愛の歌ですね。
シューベルトの子守歌Franz Schubert

世界でもっとも有名な子守歌といっても過言ではない、フランツ・シューベルト作曲の『シューベルトの子守歌』。
穏やかで心地よいメロディーが眠気を誘う、とてもシンプルで美しい作品です。
「母の手の中でお眠りなさい」と語りかける歌詞とピッタリ合う、やさしく素朴な歌詞が印象的ですよね。
子守歌を演奏するときは、とにかく音の美しさが大切!
ピアノで弾く際も、丸みのある音でやさしく弾くことに意識を向け、心を落ち着かせて演奏しましょう。
スケルツォ 変ロ長調 D.593Franz Schubert

シューベルトが軽やかなワルツのリズムが心地良い『2つのスケルツォ』を作曲したのは1817年のこと。
彼の人生の中では、創作という意味ではそれほど特筆すべき年ではないとされており、本作も出版されたのはシューベルトが亡くなってからずっと後の1871年なのですね。
本稿で紹介しているのは第1曲で、踊るような右手のアルペジオが特徴的ながら高度な演奏技術を要求されるわけではなく、ある程度ピアノに慣れてきた初心者の方であっても十分弾いていただける楽曲と言えるでしょう。
セレナードFranz Schubert

シューベルトのセレナードと呼ばれ、歌曲集「白鳥の歌」の4曲目で、セレナーデは恋人の窓の下から愛を訴えるという意味からこの曲も忠実に恋人へ愛を訴える曲なんですが、日本人男性はそんなキザなことはできませんよね!
曲の雰囲気はやっぱりラブシーンかな?
ピアノ5重奏曲「ます」第4楽章Franz Schubert

1819年の夏、オーストリア北部を訪ねたとき、一人のアマチュアの音楽家に1817年に作った歌曲「ます」をもとに五重奏曲を作曲してほしいと頼まれて、すぐに構想を練り、その年のうちに五重奏曲「ます」を完成させました。
小川に遊ぶマスが、釣り人に釣り上げられる様子をドラマチックに表した作品です。
ピアノソナタ 第16番 イ短調 Op.42 D845 第1楽章Franz Schubert

ロマン派音楽の巨匠、フランツ・シューベルトが生前に出版した数少ないソナタの一つとして知られるピアノ曲。
不安定なハーモニーと大胆な転調が特徴で、シューベルト特有の「変容する悲しみ」を表現しています。
陰鬱で感情豊かな旋律が印象的な第1楽章は、ソナタ形式で構成され、イ短調の力強くも哀感に満ちたテーマが展開されます。
「問いと答え」の形式で、音楽的な対話を創り出している冒頭の主題も印象的。
複雑な感情表現と緊張感が魅力の本作は、ピアノの技術を磨きたい方にピッタリの1曲です。
ピアノ・ソナタ第18番「幻想」Franz Schubert

シューベルト作曲『ピアノ・ソナタ第18番「幻想」』。
おだやかな夢をみているよう。
優しく寄り添ってくれる素敵な曲です。
ピアノの音色がとても心地よく、夜に聴くといい夢がみられそうですよ。
ストレスがたまった時にもオススメです。
心地よい眠りに運んでくれるでしょう。
【フランツ・シューベルトの名曲】歌曲王が遺した珠玉のクラシック作品。おすすめのクラシック音楽(111〜120)
ピアノ・ソナタ第20番第4楽章Franz Schubert

「ウイングス」はマサチューセッツ州ナンタケットの空港を舞台に、ジョー・ハケットとブライアン・ハケットの兄弟を描いたシチュエーション・コメディーです。
シューベルトのピアノ・ソナタ第20番第4楽章がテーマ曲として使われました。
メヌエット イ長調 D334Franz Schubert

こちらの『メヌエット イ長調 D334』は1815年前後、シューベルトが10代で作曲した題名通りのメヌエットです。
メヌエットらしく穏やかに進行していくタイプの作品ですが、中盤以降のトリオから左手の和音の連打が繰り返され、その辺りは初心者にはつまずきやすいパートかもしれません。
とはいえ3/4拍子が身についていればそれほど恐れるほどのものではありませんし、左手に力を入れ過ぎず右手のスラーをなめらかに弾くことを意識しながら美しい旋律を表現、最後まで優美に弾きこなせるように頑張りましょう!
ワルツ 変イ長調 D. 978Franz Schubert

シューベルトはピアノ独奏によるワルツの作品も多く残しており、親しい友人たちの前で即興的に弾いたものの中で本人が気に入ったものを楽譜に清書、後にさまざまな作品集の中に収められたという経緯があるそうです。
友人たちのために自然発生的に生まれたという背景も関係しているのか、シューベルトのピアノ独奏によるワルツ作品は親しみやすく曲も短めで、繰り返しのパートも多いことから高度な演奏技術が求められることはあまりなく、挑戦しやすい作品が多いのですよね。
本稿で取り上げている『ワルツ 変イ長調 D. 978』は作曲された年は不明のようですが、1分程度の短さでなごやかな社交界の雰囲気が目に浮かぶような軽やかなピアノ舞曲です。
初級の上くらいのレベルであれば十分弾きこなせるが、シンプルがゆえに単調になりがちですから、1分間の中で繰り返しのフレーズであってもきっちり表情をつけることを意識してみてくださいね。
即興曲 Op.90-2Franz Schubert

シューベルトは31年という短い生涯の中で膨大な作品を残した作曲家として知られていますね。
1827年に作曲された4つの即興曲のセットの一部である本作は、シューベルトの代表的なピアノ曲の一つとされています。
急速な下降スケールとアルペジオに基づいたパッセージが特徴的で、リリカルな美しさと複雑な構造、表現の深さで高く評価されているんですよ。
ある程度ピアノに慣れてきた方であっても十分弾いていただける楽曲と言えるでしょう。
本作を発表会で立派に披露した暁には、ピアノ技術の成長を実感できるのではないでしょうか。
即興曲 変ト長調 作品90−3Franz Schubert

19世紀ロマン派を代表する作曲家フランツ・シューベルトの楽曲です。
1827年に作曲された即興曲集の第3曲目で、6連符のアルペッジョが特徴的な美しい旋律が印象的です。
穏やかな和声の上に中声部の装飾が施され、息の長い旋律が歌われる構成になっています。
シューベルトの繊細な感性と深い表現力が感じられる本作は、ピアノ学習者にも人気の高い曲です。
拍子感がすごく特徴的ですが、何拍目にあたるフレーズなのかよく見ながら弾いていきましょう。
あるアルペジオはコードを分散して弾いているので、どこにフラットがついているのか鍵盤の位置を覚えながらマスターしていってください。
右手で長い音を押さえながらアルペジオは最初のころはなかなか大変ですが、別の作曲家の作品であるならばリストなどもこういう動きがあるので練習を重ねてると他の曲にも応用できると思いますよ。
即興曲変ト長調Op.90-3Franz Schubert

古典派音楽の次に来たのが、ロマン派音楽でした。
ロマン派音楽はそれまでの公理を追及するような音楽的姿勢から離れ、人間の感情や感覚を優先する所に特徴があり、つまり書法に厳格さを求めません。
シューベルトの書いたいくつかの即興曲は、まさに人間が主体です。
即興曲集 第3番 変ロ長調 ,D935,Op.142Franz Schubert

19世紀初期のオーストリアを代表するフランツ・シューベルトの作品をご紹介します。
1827年に作曲されたこの曲は、主題と5つの変奏から構成される変奏曲形式で書かれています。
同じくシューベルト自らの作品の劇付随音楽からの引用を含む親しみやすい旋律が特徴的です。
各変奏では、付点リズムや装飾音、三連符などさまざまな技法が用いられ、ウィーン古典派の技巧とロマン派の叙情性が見事に融合しています。
シューベルトの作曲したピアノ曲の中では最も評価が高く、聴く機会も多いのがこの即興曲です。
ピアノを学び始めた方から中級者の方まで、シューベルトの世界に触れたい方におすすめの1曲です。
日本では東京電力のCMなどでも使用されているので、弾きながらこの曲だ!
と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
幻想曲 ハ長調 作品15 D 760「さすらい人幻想曲」Franz Schubert

フランツ・シューベルトの『幻想曲 ハ長調 作品15 D760』は、4楽章構成の高度なピアノ曲です。
シューベルト本人も上手く弾けず「こんな曲は悪魔にでも弾かせてしまえ」と言ったという逸話もあるそうで、とくに第4楽章の左手のアルペジオが演奏者を悩ませます。
しかし技巧だけでなく、深い音楽性も求められる作品。
シューベルトの情熱と技術が見事に融合した本作は、ピアノ演奏の真髄を体感したい方にもぴったりです。
フランツ・リストによる編曲版も存在するので、聴き比べてみるのもオススメです。
幻想曲 ヘ短調 Op.103 D 940Franz Schubert

フランツ・シューベルトが亡くなる年に作曲したと言われる名作『幻想曲 ヘ短調 Op.103 D 940』。
単一楽章の作品なのですが、実際のところは全4楽章のような作品で、それぞれの部分に特色があります。
『さすらい人幻想曲』と似たような曲ということですね。
133小節からヘ音とホ音が半音で衝突する不協和音が現れるのですが、連弾でこれを表現するのが難しいため、最後のパートはしっかりと練習しておきましょう。
魔王Franz Schubert

フランツ・シューベルトが18歳のときに作曲した歌曲。
ゲーテの詩に感銘を受け、一晩で完成させたと言われています。
父親が魔王から逃げながら、病気の息子を抱えて夜道を馬で駆け抜ける様子を描いています。
ピアノの連打音は、まるで馬の走る様子や、親子の焦り、不安を表しているかのようで、魔王の誘惑、父親の必死さ、息子の恐怖が見事に表現されていますね。
1821年に初めて公演され、その後多くの歌手やピアニストによって演奏され続けています。
怖さと切なさが入り混じった独特の雰囲気は、ハロウィンにもぴったりですよ。



