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【フランツ・シューベルトの名曲】歌曲王が遺した珠玉のクラシック作品。おすすめのクラシック音楽

「魔王」「アヴェ・マリア」をはじめ600を超える歌曲を遺したことから、「歌曲の王」と称されるオーストリアの作曲家、フランツ・シューベルト。

シューベルトは、代表作とされる多くの歌曲はもちろん、ピアノ独奏曲や交響曲、室内楽曲などを幅広く手掛けたことでも知られています。

本記事では、そんなシューベルトの作品のなかでも特に人気の高い楽曲や、コアなクラシックファンらが好む隠れた名曲を厳選!

生涯にわたって作曲活動を続けた音楽家の魂がこもった、珠玉の作品をご紹介します。

もくじ

【フランツ・シューベルトの名曲】歌曲王が遺した珠玉のクラシック作品。おすすめのクラシック音楽(81〜100)

『34の感傷的なワルツ D 779 Op.50』より13番Franz Schubert

弾きやすく親しみやすい34曲のワルツで構成された『34の感傷的なワルツ D 779 Op.50』。

13番は、明るさと華やかさ、穏やかさを兼ね備えた、弾いていて心地よさをおぼえる作品です。

3拍子の型にしっかりはめるのではなく、音の起伏に合わせてテンポを揺らして表現を工夫することで、ワンランク上の演奏に仕上がります。

美しいメロディーラインがしっかり響くよう、左右のバランスをしっかりとりながら、ペダルを効果的に使って演奏しましょう。

『白鳥の歌』第4曲「セレナーデ」Franz Schubert

「歌曲の王」とも称されるシューベルトは、現在も愛され続けている『野ばら』や『魔王』といった歴史的な名作を多く世に送り出したことでも知られています。

シューベルトの歌曲をピアノ独奏用に編曲した楽譜も多く、発表会などで実際に披露したことがあるという方も多いでしょう。

本稿ではシューベルトの遺作を亡くなった後でまとめた歌曲集『白鳥の歌』の中から、特に有名な『セレナーデ』を紹介します。

あまりにも切なく美しいメロディが頭に入っているだけでも取っ掛かりやすいですし、左手はベース部分を堅実にこなしつつ基本的な4分の3拍子のリズムをしっかりと身に付けることがポイントです。

初級の上、中級者に手が届きそうといったレベルの方であれば十分こなせる内容ですから、ぜひ揺れ動く感情を全身で表現してほしいですね。

アルペジョーネとピアノのためのソナタ イ短調 D821Franz Schubert

フランツ・シューベルトが1824年にウィーンで作曲した室内楽曲『アルペジョーネとピアノのためのソナタ イ短調 D821』。

アルペジョーネは、1823年から1824年の間に発明された6弦の弦楽器で、シューベルトが亡くなる頃には楽器自体が廃れていたため、本作品は今日に至るまでチェロやビオラ、ギターなどで演奏され親しまれてきました。

アルペジョーネは弓を使って演奏する楽器だったため、ギターでの演奏はシューベルトが意図したものとは異なるかもしれません。

しかし、この曲が持つもの悲しい雰囲気は、ギターの素朴な音色と相性抜群です。

アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D821Franz Schubert

Franz Schubert : Sonata for arpeggione & fortepiano – 1. Allegro moderato
アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D821Franz Schubert

フランツ・シューベルト作曲の『アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D821』です。

1824年にウィーンのギター製造者ヨハン・ゲオルク・シュタウファーによって発明された、チェロを小ぶりにしたような6弦の弦楽器「アルペジョーネ」のために作られた曲です。

しかし、出版された1871年にはアルペジョーネが廃れていたため、チェロやヴィオラ、コントラバスで演奏されるようになりました。

アンダンテ ハ長調 D29Franz Schubert

『アンダンテ ハ長調 D29』は1812年、シューベルトがまだ15歳前後という若さで作曲された作品です。

わざわざ楽譜に「1812年9月9日」と書かれていたそうで、いつの日に書かれたのかが作者本人の手で明確に示されているという初期のシューベルトの作品では珍しい楽曲でもあるのですね。

ピアノの基本的な技術が身についていればそれほど問題なく弾きこなせるはずですが、臨時記号がやや多く初心者の方にはやや戸惑う面もあるかもしれません。

主題となるメロディが繰り返されていることもあって、一度覚えてしまえばスムーズに弾けますから繰り返し練習してみましょう。

エレンの歌 第3番Franz Schubert

「アヴェ マリア」(シューベルト作曲)2012年度合唱コンクール金賞
エレンの歌 第3番Franz Schubert

『エレンの歌 第3番』は、フランツ・シューベルトが1825年に作曲した名曲中の名曲で、「シューベルトのアヴェ・マリア」と呼ばれる作品。

美しいメロディが多くの人の心を捉える名曲として、長年親しまれています。

ディズニーの名作映画『ファンタジア』で使用されたほか、あらゆる場面で耳にする曲。

合唱曲としても人気が高いので、ぜひ心を込めて歌ってみてくださいね。