【フランツ・シューベルトの名曲】歌曲王が遺した珠玉のクラシック作品。おすすめのクラシック音楽
「魔王」「アヴェ・マリア」をはじめ600を超える歌曲を遺したことから、「歌曲の王」と称されるオーストリアの作曲家、フランツ・シューベルト。
シューベルトは、代表作とされる多くの歌曲はもちろん、ピアノ独奏曲や交響曲、室内楽曲などを幅広く手掛けたことでも知られています。
本記事では、そんなシューベルトの作品のなかでも特に人気の高い楽曲や、コアなクラシックファンらが好む隠れた名曲を厳選!
生涯にわたって作曲活動を続けた音楽家の魂がこもった、珠玉の作品をご紹介します。
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【フランツ・シューベルトの名曲】歌曲王が遺した珠玉のクラシック作品。おすすめのクラシック音楽(31〜40)
3つの軍隊行進曲 Op.51 D733 第1番 ニ長調Franz Schubert

1818年に歌曲王とも称されるフランツ・シューベルト21歳の時に作曲された曲集です。
シューベルトが、伯爵家の娘の教師をしていた頃に作曲されました。
この楽曲は現代までに、管弦楽編曲版や吹奏楽編曲版、ピアノ独奏版などでよく演奏されていますが、もともとはピアノ連弾のための曲でした。
ハドソンの人気ゲームソフト「チャレンジャー」のBGMとしても有名な楽曲で、イントロを一度聴いたら忘れられません。
レトロゲームファンにもおなじみの楽曲です。
「しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲Franz Schubert

1825年に作曲された作品です。
シューベルトの代表作のひとつでもある全20曲からなる歌曲集、「美しき水車小屋の娘」の中の第18曲「しぼめる花」を主題として、シューベルト自ら、フルートとピアノのための変奏曲としたものです。
親交のあった、フルート奏者、フェルディナンド・ボーグナーのために書かれたとされています。
もとになった「美しき水車小屋の娘」の主人公の悲しみが感じられるような楽曲です。
ピアノ三重奏曲 第1番 変ロ長調 Op.99 D898Franz Schubert

1827年作曲のピアノ三重奏曲です。
全4楽章いずれも長調で書かれています。
全曲を通して屈託のない、あくまでも歌うように伸びやかな趣となっています。
演奏はいずれもソ連の巨匠、バイオリンがダヴィッド・オイストラフ、チェロがスヴャトスラフ・クヌシェヴィツキー、ピアノがレフ・オボーリンです。
ピアノ三重奏曲 第2番 変ホ長調 Op.100 D929Franz Schubert

1827年作曲のピアノ三重奏曲です。
全4楽章のうち、第2楽章以外は長調で書かれています。
しかし当時シューベルトは健康を害していて、頭痛やめまいと闘いながらの作曲でした。
スケールの大きい第1楽章に続く第2楽章の「アンダンテ・コン・モート」はハ短調で書かれ、独特の寂寥(せきりょう)感があります。
冬の旅 Op.89 D911 第5曲「菩提樹」Franz Schubert

シューベルトが亡くなる1年前に作曲した連作歌曲集『冬の旅』。
自身の病気が悪化し、死を意識している頃に書かれた作品で、若者が失恋し一人で冬の荒野を旅する心の情景が描かれています。
第5番『菩提樹』は、シューベルトの全歌曲のなかでも特に有名な曲。
思い出の菩提樹のそばを通りかかったときの、若者の心情を表しています。
葉のざわめきを感じさせるピアノ伴奏に、美しく切ないメロディが重ねられ、全体的にしっとりとした曲調に仕上がっています。
【フランツ・シューベルトの名曲】歌曲王が遺した珠玉のクラシック作品。おすすめのクラシック音楽(41〜50)
夜と夢 D827Franz Schubert

クラシック音楽史に輝く名曲の数々を残したフランツ・シューベルト。
その代表作の一つが、マテウス・フォン・コリンの詩に基づいて1825年に作曲された本作です。
ゆったりとしたテンポで奏でられるピアノの伴奏が、静かな夜の雰囲気を見事に表現しています。
夜と夢をテーマにした歌詞からは、現実世界を離れ、より深い精神的な安らぎを求める人間の姿が浮かび上がります。
シューベルトの繊細な感性が存分に発揮された本作は、心の奥底に静かに響く美しさを求める方にぜひ聴いていただきたい1曲です。
弦楽四重奏曲 第12番ハ短調 D703Franz Schubert

1820年に作曲を開始したものの、第1楽章だけが完成し、第2楽章はスケッチのまま放棄されて未完成となった弦楽四重奏曲です。
楽章1つだけの曲であることから、断章とも言われます。
半音階で動くトレモロの刻みが特徴的で、情念が激しく渦巻く趣となっています。
演奏は、アマデウス弦楽四重奏団です。






