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【フランツ・シューベルトの名曲】歌曲王が遺した珠玉のクラシック作品。おすすめのクラシック音楽

「魔王」「アヴェ・マリア」をはじめ600を超える歌曲を遺したことから、「歌曲の王」と称されるオーストリアの作曲家、フランツ・シューベルト。

シューベルトは、代表作とされる多くの歌曲はもちろん、ピアノ独奏曲や交響曲、室内楽曲などを幅広く手掛けたことでも知られています。

本記事では、そんなシューベルトの作品のなかでも特に人気の高い楽曲や、コアなクラシックファンらが好む隠れた名曲を厳選!

生涯にわたって作曲活動を続けた音楽家の魂がこもった、珠玉の作品をご紹介します。

【フランツ・シューベルトの名曲】歌曲王が遺した珠玉のクラシック作品。おすすめのクラシック音楽(81〜100)

「白鳥の歌」より第4曲「セレナーデ」Franz Schubert

うつうつとした気分、壁にぶつかった時に聴きたい曲。

仕事や学業、家庭など、生活上いろいろな問題に出会います。

解決の手を打たなければいけませんが、何より気持ちがきゅうしてしまいますね。

忙しい中でひと息つくひまもなく、いつの間にかエネルギーを消耗していたことに気付きます。

そんな時、この曲のせつなく悲しい旋律が手を止めて休むきっかけになります。

考えるのは必要です。

でもひとまずはこの曲の世界に身をゆだねて落ち着きませんか。

『12のワルツ、17のレントラーと9つのエコセーズ D145 Op.18』より「ワルツ 第6番」Franz Schubert

【ピアノ発表会おすすめ】ワルツ Op.18-6 ♫ シューベルト / Waltz Op.18-6 , Schubert
『12のワルツ、17のレントラーと9つのエコセーズ D145 Op.18』より「ワルツ 第6番」Franz Schubert

フランツ・シューベルトの作品の中でも、ピアノ初級者が挑戦しやすい作品とされている『12のワルツ、17のレントラーと9つのエコセーズ D145 Op.18より ワルツ第6番』。

終始ゆったりとしたワルツのリズムのまま、短調と長調が交互に変化しつつ、再び穏やかな長調に落ち着きます。

左手の伴奏が跳躍しているため、ペダルを上手に使ってなめらかに仕上げることが大切です!

「ペダル使いにまだ慣れてない」という方は、左手とペダルで練習してから、右手のメロディーを加えてみてくださいね!

『34の感傷的なワルツ D 779 Op.50』より13番Franz Schubert

弾きやすく親しみやすい34曲のワルツで構成された『34の感傷的なワルツ D 779 Op.50』。

13番は、明るさと華やかさ、穏やかさを兼ね備えた、弾いていて心地よさをおぼえる作品です。

3拍子の型にしっかりはめるのではなく、音の起伏に合わせてテンポを揺らして表現を工夫することで、ワンランク上の演奏に仕上がります。

美しいメロディーラインがしっかり響くよう、左右のバランスをしっかりとりながら、ペダルを効果的に使って演奏しましょう。

『白鳥の歌』第4曲「セレナーデ」Franz Schubert

「歌曲の王」とも称されるシューベルトは、現在も愛され続けている『野ばら』や『魔王』といった歴史的な名作を多く世に送り出したことでも知られています。

シューベルトの歌曲をピアノ独奏用に編曲した楽譜も多く、発表会などで実際に披露したことがあるという方も多いでしょう。

本稿ではシューベルトの遺作を亡くなった後でまとめた歌曲集『白鳥の歌』の中から、特に有名な『セレナーデ』を紹介します。

あまりにも切なく美しいメロディが頭に入っているだけでも取っ掛かりやすいですし、左手はベース部分を堅実にこなしつつ基本的な4分の3拍子のリズムをしっかりと身に付けることがポイントです。

初級の上、中級者に手が届きそうといったレベルの方であれば十分こなせる内容ですから、ぜひ揺れ動く感情を全身で表現してほしいですね。

アルペジョーネとピアノのためのソナタ イ短調 D821Franz Schubert

フランツ・シューベルトが1824年にウィーンで作曲した室内楽曲『アルペジョーネとピアノのためのソナタ イ短調 D821』。

アルペジョーネは、1823年から1824年の間に発明された6弦の弦楽器で、シューベルトが亡くなる頃には楽器自体が廃れていたため、本作品は今日に至るまでチェロやビオラ、ギターなどで演奏され親しまれてきました。

アルペジョーネは弓を使って演奏する楽器だったため、ギターでの演奏はシューベルトが意図したものとは異なるかもしれません。

しかし、この曲が持つもの悲しい雰囲気は、ギターの素朴な音色と相性抜群です。