切ないボカロ曲。心に刺さる名曲たち
今回は心に突き刺さる、切ないボカロの楽曲をまとめてご紹介します。
恋愛系、孤独感に寄り添ってくれるもの、感動的な作品など、たくさんのジャンルからピックアップしていますので探せばきっと、あなたの心に寄り添う1曲が見つかるはずです。
思いっきり泣きたい方、悩んでいることにしっかりと向き合いたい方にオススメな曲ばかりです。
それぞれの曲に宿るストーリーもじっくり噛み締めながら、ぜひチェックしてみてくださいね。
切ないボカロ曲。心に刺さる名曲たち(61〜70)
水無月冬館

初夏の空気感をそのまま音にしたような、冬館さんの作品です。
鏡音レンの切ない歌声と和風サウンドが見事にマッチしています。
この楽曲で描かれているのは過ぎ去った季節への追憶、いなくなってしまった大切な人を静かに思うやるせない気持ち。
想像をかき立てるメロディーラインが秀逸です。
雨上がりのタイミングに、1人でじっくり世界観にひたってみてはいかがでしょうか?
真夏の雨maya

プロギタリストとしても活動しているmayaさんが手がけたロックチューン。
神威がくぽとKAITOという低音ボイスデュエットが、夏の夜に降る雨の情景を見事に表現、聴く者の胸を締め付けます。
重厚なギターと2人のハーモニーが切なく響いているんです。
過ぎ去った日々へのやるせない思いや、いなくなってしたった大切な人との再会を願う歌詞にも心が締め付けられます。
物思いにふけりたい夜にぴったりの1曲です。
ツガイkojika

つらつらとした独白を聞いているような気分になる、不思議な魅力を持った作品です。
ボカロPのkojikaさんが手がけた『ツガイ』は2024年4月にリリースされました。
細やかなビートにマスロックにも通じるギターサウンドを合わせた曲で、小気味いい曲調、それだけでもクセになります。
文学的な歌詞世界もまた魅力で、主人公にとっての「あなた」はどういう存在だったのか、つい考察しちゃうんです。
ぜひじっくりと聴き込んでみてください。
からくりピエロ40mP

ボカロの名曲としてすっかり根付いた『からくりピエロ』。
待ち合わせに相手が来ないことから始まるストーリー。
「自分なんてどうせ、ピエロなんだ」という悲しい自暴自棄を描いています。
心にダメージがあるとき、無慈悲に地球は回り、人は歩く。
自分という存在の小ささを嘆いた歌詞です。
誰でも共感する部分がありそうですね。
夜明けと蛍n-buna

ボカロ曲で胸がきゅっとなりたいなら、こちらはどうでしょうか?
『夜明けと蛍』は、ヨルシカのコンポーザーとしても知られるn-bunaさんが2015年にリリースした『花と水飴、最終電車』に収録されています。
グランジロックを思わせるエッジの効いたバンドサウンドが魅力です。
短編小説のように描かれる歌詞は、季節や風景をイメージさせますね。
明日が来ることが不安に思った経験があれば、この曲の切なさは伝わってくるでしょう。
エモーショナルなロックサウンドとともに、夜をこえたくなりますよ。
終着rinri

眠れない夜に聴くととくに染みるかもしれません。
変わりゆく街や居場所を失う不安を繊細に描いた、rinriさんの楽曲です。
2024年4月に発表されたアルバム『栞のよう』に収録。
鳴花ヒメの透明感のある歌声が、心に寄り添うようなメロディーと重なります。
互いを支え合い、前に進もうとする姿勢が歌詞から伝わってきて、泣けてきてしまうんですよね。
人間の感情の機微を感じたいとき、この曲が合います。
ありあMIMI

優しさがにじむ音楽性で人気のボカロP、MIMIさんによる楽曲です。
2024年2月にリリースされました。
切ないピアノの音色に乗せて、夜が明けないでほしいという願いがつづられていきます。
大人になることへの不安や、現実から逃げ出したい気持ちが歌詞に込められていて、共感性が高いんです。
変わりゆく世界の中で自分の居場所を探している人にぴったり。
あなたの孤独がこの曲で軽くなるかもしれませんよ。