切ないクラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽
切ないクラシックを一挙紹介!
一口に切ないクラシックといっても、その曲調はさまざまです。
今回はピアノからヴァイオリン、小品や室内楽、協奏曲やオーケストラの曲など、さまざまなクラシックの切ない名曲をピックアップしてみました。
定番のものはもちろんのこと、クラシックを愛聴している方でもなかなか聞き覚えのない、マイナーな作品まで幅広くラインナップしています。
これからクラシックを知りたい方でも、既にクラシックにどっぷり浸かっている方でも楽しめる内容になっていますので、ぜひ最後までごゆっくりとご覧ください!
切ないクラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽(61〜70)
ピアノソナタ第14番「月光」Ludwig van Beethoven

ベートーヴェンが30歳のときの作品でピアノソナタ第13番とともに「幻想曲風ソナタ」という題名を付けて発表されました。
「月光」という愛称はベートーヴェンによるものではなく、死後、第1楽章の印象を「スイスのルツェルン湖の月光の波に揺らぐ小舟のよう」としたドイツの音楽評論家・詩人のコメントによります。
ピアノ協奏曲第23番第3楽章Wolfgang Amadeus Mozart

ピアノ協奏曲第23番はトランペットとティンパニが使われていないので、全体の響きが室内楽のように聴こえます。
またオーボエにかえてクラリネットを使ったところも他にないところです。
第2楽章はモーツァルトには珍しい「嬰ヘ短調」、アダージョで、シチリアーノのリズムに基づいた物静かな旋律に仕上げられています。
アランフェス協奏曲第2楽章Joaquín Rodrigo

第2楽章は哀愁が漂う美しい旋律で有名です。
ロドリーゴがスペインの古い都アランフェスのスペイン内戦での被害を目の当たりにして、平和への思いを込めて作りました。
特に第2楽章については、病気の妻や失った子どもに対する祈りがこもっているともいわれています。
ポピュラー・クラシックやジャズの編曲もあり、歌詞を付けた「恋のアランフエス」「我が心のアランフエス」も知られています。
愛の悲しみKreisler=Rachmaninov

20世紀最大のロシアの作曲家、セルゲイ・ラフマニノフの『愛の悲しみ』は、同時代を生きたオーストリア出身の作曲家兼バイオリニスト、フリッツ・クライスラー作曲の同タイトルの楽曲をピアノ独奏版に編曲した作品。
日本では、2016年に公開された漫画が原作の映画『四月は君の嘘』の挿入曲として起用され、話題となりました。
悲しみをたたえた曲調でありつつも、どこか望みや憧れといった華やかさも感じられる不思議な雰囲気に引き込まれる、非常に魅力的な1曲です。
交響詩「わが祖国」モルダウBedrich Smetana

チェコの作曲家である、ベドルジハ・スメタナ。
作曲した当時ドイツ語が主流だったこともあり、モルダウとの曲名ですが、本来はチェコ名のヴルタヴァ川の名でもあります。
中学校では教科書に載るなど、その美しく雄大な曲でかなりの有名な曲です。