切ないクラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽
切ないクラシックを一挙紹介!
一口に切ないクラシックといっても、その曲調はさまざまです。
今回はピアノからヴァイオリン、小品や室内楽、協奏曲やオーケストラの曲など、さまざまなクラシックの切ない名曲をピックアップしてみました。
定番のものはもちろんのこと、クラシックを愛聴している方でもなかなか聞き覚えのない、マイナーな作品まで幅広くラインナップしています。
これからクラシックを知りたい方でも、既にクラシックにどっぷり浸かっている方でも楽しめる内容になっていますので、ぜひ最後までごゆっくりとご覧ください!
切ないクラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽(71〜80)
『白鳥の歌』第4曲「セレナーデ」Franz Peter Schubert

「白鳥の歌」はシューベルトの死後に出版社や友人たちがまとめた14曲からなる、歌曲集です。
第4曲「セレナーデ」はマンドリンを模した恋人に対する思いを伴奏にのせて歌いあげています。
リスト編曲のピアノ版やメルツ編曲のギター版も親しまれています。
アルビノーニのアダージョRemo Giazotto

この曲は、レモ・ジャゾットが作曲した弦楽合奏とオルガンのための楽曲で、弦楽合奏のみでも演奏されます。
トマゾ・アルビノーニの作品の編曲と思われ、「アルビノーニのアダージョ」と呼ばれてきましたが、原作といわれるアルビノーニの素材はまったく含まれていなかったそうです。
レクイエムGabriel Urbain Fauré

フランスの作曲家フォーレの作品の中で最も演奏機会が多く、レクイエムの傑作として知られています。
モーツァルト、ヴェルディ作曲のレクイエムとともに「三大レクイエム」と呼ばれることもあります。
作曲当時、「斬新すぎる」という理由から批判を受けた作品ではありますが、「死は苦しみというより、むしろ永遠の至福の喜びに満ちた開放である」と考えていたフォーレの思考が詰まった一曲です。
宗教的幻想の中に、永遠的な安らぎという安心感が感じられる作品です。
「吹雪」より「春と秋」Georgy Sviridov

20世紀後半のロシアを代表する作曲家、ゲオルギー・スヴィリードフ。
現在でも国民的な作曲家として人気があります。
春と秋というように、フルートの主題から始まる曲で、切なさの中に見たこともない遠い故郷を思い起こさせるような、哀愁の漂う楽曲に仕上げられています。
悲歌Sergei Rachmaninov

ロシアよりアメリカに亡命を余儀なくされた作曲家、セルゲイ・ラフマニノフ。
作られた曲の多くが暗く物悲しい曲想のもので、故郷ロシアを思って書かれたことがわかります。
曲後半に、盛り上がり哀しい旋律が一気に押し寄せます。
もう一度聴きたくなる素晴らしい曲です。