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歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手

ひと口に「歌が上手い」と言っても、その方向はさまざま。

驚異的にピッチ(音程)が安定していたり、超人的な音域があったり、絶妙なリズム感を持っていたり、圧倒的な歌声であったり。

今回は、そんな様々な方向から「歌が上手い」と定評のある女性シンガーさんたち、また僕が長年のボーカルプロデューサー、ボイストレーナーとしての経験から「この人は上手い!」と思う女性シンガーさんたちをピックアップしてみました。

もちろん、シンガー、ボーカリストの魅力は必ずしも「歌の上手さ」にだけあるわけではありませんが、たまには「上手さ」にこだわって聴いてみるのも良いのではないでしょうか?

シンガーを目指す方のご参考にもしていただけると幸いです。

もくじ

歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手(21〜40)

決戦は金曜日吉田美和(DREAMS COME TRUE)

DREAMS COME TRUE – 決戦は金曜日 (from THE DREAM QUEST TOUR 2017 Live Ver.)
決戦は金曜日吉田美和(DREAMS COME TRUE)

近年では日本人シンガーの中にも本場の黒人シンガー顔負けの歌を唄う方も多いですが、吉田美和さんのボーカルは、そんなパワフルさを持ちつつも、日本人的な繊細さ、日本人の琴線に触れるポップさを失っていないところが多くの人に支持される理由なのでは?と思います。

そんな「日本人ぽさ」は残しつつも、この曲では、なかなかリズム……。

特にR&Bのような16ビート系のノリには乗せるのが、難しい日本語の歌詞を見事に歌いこなしてグルーブを作り出しています。

そんな「リズム感」と「グルーヴ感」に注目してぜひ聴いてみてください。

ボルテスVの歌堀江美都子

堀江美都子さんは、日本の歌手、声優、女優さん。

歌手としてのデビューは1969年ですが、そのデビュー以来、数々のヒットアニメのテーマソング等の歌唱を手がけ、アニソンの女王と称されるまでの存在となりました。

彼女の歌唱力、歌唱表現力は、その対応ジャンルも非常に幅広く、ゆったり、ほのぼのとした可愛い楽曲から、ロボットアニメのテーマソングのようなパワフルなものまで、見事に歌いこなしています。

聞くところによると、日本で初めて男の子向けのロボットアニメのテーマソングの歌唱を担当された女性シンガーだったとか。

これなんか、彼女の卓越した歌唱力を証明してくれるエピソードですよね!

その力強くクリアな歌声を存分にお楽しみください。

JOYYU-KI

元JUDY AND MARYのボーカルYUKIさん。

今回ここでご紹介しているこの楽曲は、打ち込みのダンスビートを使ったアレンジで制作されていて、アコースティックなものが多いYUKIさんの曲の中ではちょっと異色な存在。

とは言っても、JUDY AND MARY時代から定評のあるYUKIさんの高次倍音成分の多い特徴的な歌声はこの曲でも健在で、独特な「頑張らない」「ゆる〜い」空気感を放つ歌唱で、独自の世界観を演出しています。

この曲に限らず、YUKIの歌を聴いていつも感心するのは、驚異的なピッチ(音程)の良さ!決して、安定的な歌唱ができる発声をしているようには聞こえないのに、この音程の良さは本当にすごいと思います。

JUDY AND MARYの一連のヒット曲で聞けたような、突き抜けるようなハイトーンは、この曲では影を潜めていますが、それでも、この独特の脱力感に惹き込まれる一作に仕上がっていますね。

地上の星中島みゆき

地上の星 / 中島みゆき [公式]
地上の星中島みゆき

中島みゆきさんは、日本のシンガーソングライター。

1975年にシングル『アザミ嬢のララバイ』でメジャーデビューし、それ以来、現在に至るまで数々のヒット曲を送り出しています。

その歌声、歌唱ともにとても個性が強いシンガーなので、聴く人によって好き嫌いは大きく分かれるような気がしますが、その「独特な声」の特徴を最大限に活かした歌唱、歌唱表現力には特筆に値するものがあり、そんなところがデビューから半世紀近くの長きに渡って、音楽業界の第一線で活躍できている大きな魅力になっているのではないでしょうか。

彼女が作曲する楽曲は、ボーカルメロディだけを抜き出してみると使われている音域もさほど広くなく、ややもするとメロディ的には平坦なものも少なくないですが、しかし、それでも彼女が歌えば、とてもドラマティックな楽曲に変貌させてしまう、その高い歌唱表現力には聴く人を圧倒するものがあるように感じます。

月光鬼束ちひろ

日本の女性シンガーソングライター、鬼束ちひろさんは、2000年2月にファーストシングル『シャイン』でメジャーデビュー後、セカンドシングルである『月光』がテレビ朝日系の人気ドラマ『トリック』の主題歌に抜擢されたことも手伝って、一気にブレイクしました。

彼女の歌唱の最大の魅力はなんと言っても、その高い基礎力に基づくしっかりとした発声にあるのではないかという気がします。

先述のセカンドシングル『月光』のような優しい歌声が必要な楽曲中でも、表現は優しくても、決して弱々しくならない見事な歌唱を披露しています。

歌を歌うこと、楽曲を表現するために、しっかりとした発声が重要であることを改めて再認識させてくれるシンガーさんですね。

めざせポケモンマスター松本梨香

松本梨香は声優としての評価も高く、特にテレビアニメ「ポケットモンスター」のサトシ役で有名です。

そのポケモンの主題歌として使われたのが1997年にリリースされた「めざせポケモンマスター」で、185万枚を売り上げました。