【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】
欧米のチャートをチェックしている方であれば周知の事実ですが、ヒップホップはもはや最もメジャーな音楽ジャンルとして認知されています。
細かいサブジャンルもありますし、地域性も色濃く出ることも興味深いのですが、興味はあるけど評価が定着している過去の名盤はともかく最新のヒップホップはどこから手を付けていけばいいのか……と悩まれている方もいらっしゃるはず。
そんな方々に向けてこちらの記事では最新のヒップホップのトレンドをご紹介!
米英を中心としたヒップホップの「今」を知りたい方、ぜひチェックしてみてください。
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【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(181〜190)
GEEZERKevin Abstract & Dominic Fike

現代の音楽シーンで独自のポジションを確立しているケヴィン・アブストラクトさんとドミニク・ファイクさん。
彼らの才能が再び交わった注目の一曲が、2025年6月にシングルとして私たちの元へ届けられました。
ケヴィンさんはアメリカ・テキサス州出身で、革新的なヒップホップ・コレクティブBROCKHAMPTONの顔としても知られていますし、ドミニクさんはそのユニークな音楽性で人気を博していますね。
本作は、2019年の共演「Peach」以来となる待望のタッグで、より成熟したインディーポップの香り漂うポップ・ラップへと進化。
リラックス感のあるサウンドに、どこか懐かしさを覚えるメロディが溶け合い、非常に心地よい仕上がりとなっています。
歌詞の世界では、家族や人生に対する複雑な想い、故郷の小さな町に漂う停滞感、そしてふとした瞬間に感じる「老い」への焦りが、父と娘の視点を通して描かれていますよ。
ケヴィンさんの5枚目のソロアルバム『Blush』からの先行曲となっており、淡いパステル調のミュージックビデオも楽曲の持つノスタルジックな雰囲気を一層引き立てています。
穏やかながらも心に残る本作は、ゆったりとした時間を過ごしたい時や、少し物思いにふけりたい夜のお供にぴったりの一曲と言えそうです。
【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(191〜200)
StutterKevin Gates

ストリートの現実を赤裸々に綴るリリックと、耳に残るメロディアスなフロウで独自の立ち位置を築いてきた米ルイジアナ州バトンルージュ出身のヒップホップMC、ケヴィン・ゲイツさん。
2007年のデビュー以来、数々の作品を世に送り出してきました。
そんな彼が2025年6月にリリースした本作は、彼自身の内面にある葛藤やそれを乗り越えようとする力強い意志が込められた一曲。
“吃音”の克服という実体験も投影された自伝的な内容は、聴く者の心を強く揺さぶりますね。
この曲は、近くリリースが期待されるアルバム『Luca Brasi 4』からの先行トラックと見られており、彼のキャリアにおいても重要な一歩となりそうです。
2016年1月発表のデビュー・アルバム『Islah』が全米チャート2位を獲得するなど、その実力は折り紙付き。
困難に立ち向かう全ての人々や、深く自己と対峙したい時に聴いてほしいナンバーです。
Half The PlotLil Tecca

2019年の大ヒットシングル『Ransom』でシーンに躍り出た、アメリカ・ニューヨーク州クイーンズ出身のリル・テッカさん。
ジャマイカ移民の両親のもと、12歳でラップの世界へ足を踏み入れた彼の音楽は、メロディアスなトラップが特徴です。
そんな彼が2025年6月に公開したアルバム『DOPAMINE』収録のあるナンバーは、夏にぴったりの爽快なビートと力強いメロディーが見事に融合しています。
本作には「自分の道を自分で選ぶ」という、聴く者の心を鼓舞するようなポジティブなメッセージが込められており、ビルボードHot 100で10週連続トップ50入りを果たしたこの一曲は、ドライブや新しい挑戦への一歩を後押ししてくれるはずですよ。
Hip-Hop (ft. Jay Jones)Lil Wayne, BigXthaPlug

アメリカ出身でヒップホップ・シーンを牽引し続けるリル・ウェインさんが、同じくアメリカのテキサス州ダラス出身の新進気鋭ビッグエックス・ザ・プラグさん、そしてジェイ・ジョーンズさんをフィーチャーした楽曲。
重厚なトラップビートに、二人の対照的ながらも力強いフロウが絡み合い、聴く者を圧倒します。
歌詞では、ストリートの日常やタフな生き様がリル・ウェインさんならではの生々しい言葉で描かれており、その世界観に引き込まれますよね。
この楽曲は、2025年6月に発売されたリル・ウェインさんのアルバム『Tha Carter VI』に収録されており、この名盤はビルボード200で初登場2位を記録するなど大きな反響を呼びました。
本物を求めるヒップホップファンや、言葉の力強さを感じたい方にぜひ触れてほしい一作です。
Distant Strangers (feat. The Kid LAROI & Imogen Heap)ONEFOUR

オーストラリアは西シドニーを拠点とするドリル/ヒップホップ・グループ、ONEFOURが2025年6月に注目すべき一曲を発表しています。
彼らの待望のデビュー・フルアルバム『Look At Me Now』からの先行シングルとなる本作は、同郷のスターであるThe Kid LAROIさんと、イギリスの人気アーティストImogen Heapさんを迎えた豪華な共演作ですね。
ONEFOURならではの鋭利なドリルビートに、The Kid LAROIさんのエモーショナルな歌唱、そしてImogen Heapさんの楽曲「Headlock」のサンプリングと彼女自身の参加による透明感あふれるサウンドが融合し、失恋や心の距離といったテーマを深く掘り下げた、ジャンルを超えたアンセムとなっていますよ。
2021年にThe Kid LAROIさんがONEFOURを自身のシドニー公演に招き共演した出来事は、彼らにとって大きな転機となりました。
本作は、そうした背景も感じさせつつ、リスナーの心に深く響く作品と言えそうです。
Braggin Rights (feat. VonOff1700, YN Jay & Baby Money)RMC Mike & Rio Da Yung Og

ミシガン州フリントが生んだ注目のラップデュオ、RMC MikeさんとRio Da Yung Ogさん。
Rioさんは2024年5月にシングル『Legendary』でゴールドディスクを獲得し、同年12月のシーン復帰後も精力的に活動、一方のRMC MikeさんはSNSでの影響力も大きな存在ですよね。
そんな彼らが2025年6月に発表した楽曲は、YN Jayさん、VonOff1700さん、Baby Moneyさんら実力派ゲストを招いた、まさに「自慢合戦」さながらの熱気を帯びた一作です。
ミシガン特有の力強いビートの上で、YN Jayさんの陽気なフロウからVonOff1700さんの鋭利なドリル、そしてRioさんの貫禄あるパンチラインへと目まぐるしく展開し、聴く者を圧倒しますよ。
本作はRMC Mikeさんのアルバム『Like Mike』にも収録されており、今のヒップホップシーンのリアルなヴァイブスを感じたい方には、ぜひチェックしてほしいですね。
UnderdogRoddy Ricch

カリフォルニア州コンプトンから登場し、瞬く間にシーンの第一線へと躍り出たロディ・リッチさん。
2019年のデビューアルバム『Please Excuse Me for Being Antisocial』と、そこからの大ヒット曲『The Box』で11週連続全米1位を記録した実力は折り紙付きですよね。
そんな彼が2025年6月に発表した一曲は、映画『F1® THE MOVIE』の公式サウンドトラックに収録されたものです。
本作は、困難な状況からでも決して諦めずに高みを目指す、まさに「格下の挑戦者」の魂を宿したような力強いメッセージが込められています。
ロディ・リッチさん特有のメロディアスなフロウと、映画のスピード感にも呼応する疾走感あふれるビートが融合し、聴く者のアドレナリンを刺激する仕上がりとなっていますよ。
何かに立ち向かう勇気が欲しい時、本作が力強い後押しをしてくれるでしょう。