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【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】

欧米のチャートをチェックしている方であれば周知の事実ですが、ヒップホップはもはや最もメジャーな音楽ジャンルとして認知されています。

細かいサブジャンルもありますし、地域性も色濃く出ることも興味深いのですが、興味はあるけど評価が定着している過去の名盤はともかく最新のヒップホップはどこから手を付けていけばいいのか……と悩まれている方もいらっしゃるはず。

そんな方々に向けてこちらの記事では最新のヒップホップのトレンドをご紹介!

米英を中心としたヒップホップの「今」を知りたい方、ぜひチェックしてみてください。

【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(181〜190)

Hoe EraRay Vaughn

カリフォルニア州ロングビーチ出身のレイ・ヴォーンさん。

12歳からラップを始め、ドレイクさんやリル・ウェインさんの影響を受けて育ったという彼が2025年5月に新曲をリリース。

重厚なベースラインにダークなビートが印象的な本作は、東海岸と西海岸のヒップホップシーンの緊張関係を体現したJoey Badassさんへのディストラック。

ウエストコースト・ヒップホップの伝統を踏襲しつつ、鋭いリリシズムと洗練されたフロウで魅せる圧巻のパフォーマンスです。

この楽曲は、ミックステープ『The Good, The Bad, The Dollar Menu』のリード曲としても位置付けられています。

ストリート感溢れる生々しいリリックと硬質なサウンドメイクから、リアルなヒップホップを求めるファンには必聴の一枚といえるでしょう。

【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(191〜200)

ITS A FEELogic

アメリカを拠点に活動するロジックさんの新曲は、彼の音楽的挑戦を象徴する意欲作です。

ブームバップやコンシャスラップで知られる彼が、今回はPlayboi CartiさんやTravis Scottさんに影響を受けた「レイジ」ジャンルに挑戦。

ミニマルでムーディーなビートの上で、成功の裏にある代償や内面の葛藤を表現した作品となっています。

2025年4月25日にBoom.Recordsからリリース予定で、通算15枚目となるアルバム『Sidequest』に収録されます。

ロジックさんは2024年末からトラップミュージックへの挑戦を公言しており、本作はその宣言通りの新境地を切り開くものです。

エネルギッシュで感情的なラップが好きな方や、アーティストの音楽的変遷を楽しむリスナーにぴったりの一曲となっています。

April 7Russ

Russ – April 7 (Official Video)
April 7Russ

ニュージャージー州出身のラッパー・シンガーソングライター、ラスさんによる恋人への愛を綴った甘美な楽曲が2025年4月に公開されました。

彼のプロデュース・作詞による本作は、優しさに満ちた歌詞とスムーズなプロダクションが心地よく、2025年夏頃までにリリース予定の待望のアルバム『W!LD』からのシングル曲となっています。

初期2010年代のヒップホップを思わせる温かみのあるサウンドと、恋人への深い愛情と献身を表現したメロディアスなヴォーカルは、恋する人の心を優しく包み込むはず。

誰かを深く愛する喜びや幸せを感じたい時、夜のドライブのBGMとして聴きたい一曲ですね。

WRKJ.I.D

アトランタ出身のラッパー、ジェイ・アイ・ディーさんが2025年4月に公開した意欲作は、力強いメッセージと卓越したリリック、バウンシーなビートが印象的な一曲です。

素晴らしいフロウとともに、日々の努力や自己犠牲、成功への渇望を掘り下げた歌詞は、彼の音楽的成熟を感じさせますね。

本作は彼のニューアルバム『God Does Like Ugly』のリードシングルとなっており、長年のコラボレーターであるChristoとPlussがプロデュースを手掛けています。

アルバム『The Forever Story』での高評価を経て、より深みを増した表現力で魅せる彼の新境地です。

Dreamville Festivalで先行披露された際の反響も記憶に新しく、サザン・ヒップホップファンなら聴き逃せない一曲となっていますよ。

PrezzyMIKE & Tony Seltzer

ニューヨークのアンダーグラウンド・ヒップホップシーンで頭角を現してきたマイク・ジョーダン・ボネマさんとトニー・セルツァーさんによる、サイレン音のようなシンセサイザーと不規則なビートが絶妙に絡み合う実験的なサウンドが魅力的な楽曲です。

2025年5月に発売予定のアルバム『Pinball II』からの先行シングルで、本作では自身を「トニー・ソプラノ」に例えながら、ロレックスなどの高級品と自己肯定感をテーマにしたリリックが印象的。

ニコラス・スタッフォード・ブリッグス監督によるミュージックビデオもブルックリンで撮影され、楽曲の世界観を見事に表現。

実験的なサウンドと遊び心のあるリリックを楽しみたい方におすすめの一曲です。

NorbitBas, The Hics, Ab-Soul

アメリカのスーダン系ラッパーであるバスさん、イギリスのエレクトロニックソウル・デュオであるThe Hics、そしてカリフォルニア出身のアブ・ソウルさんによる、3組のコラボレーション楽曲が2025年5月にリリースされました。

歪んだベースラインと緊迫感のあるリズムが特徴的な本作は、グランジとヒップホップを融合させた斬新なサウンドスケープを展開しています。

裏切りや反抗、放棄されたことへの怒りといったテーマを、ノワール調の白黒ミュージックビデオとともに表現した意欲作です。

2025年6月発売予定のアルバム『Melanchronica』の先行シングルとなる楽曲で、10年の構想期間を経て5つの都市で制作されました。

深い感情と共感を呼び起こすメッセージ性の高い作品として、R&Bやヒップホップのファンにぜひおすすめしたい1曲です。

THE FINALSJoey Bada$$

Joey Bada$$ – THE FINALS (Official Audio)
THE FINALSJoey Bada$$

ブルックリン出身のヒップホップアーティスト、ジョーイ・バッドアスさんのダイナミックな新曲は、ライバルとの対立から生まれたディストラック作品。

Boi-1daさんらの手がけたトライアンフなビートに合わせて、彼の挑発的かつ鋭いフロウが炸裂します。

アルバム『B4.DA.$$』で2015年1月にBillboard 200の5位を記録するなど、確かな実力を証明してきた彼の詩的なリリックと緻密なフロウは健在。

アンダーグラウンドシーンでも高い評価を得ているプロデューサー陣とのタッグで、重厚なベースラインとシンセサイザーの響きが織りなす圧巻のサウンドを聴かせます。

ヒップホップの黄金期を思い起こすような90年代テイストと現代的な要素が見事に調和した本作は、クラシックなラップファンにも新世代のリスナーにもおすすめできる一曲です。