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【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】

欧米のチャートをチェックしている方であれば周知の事実ですが、ヒップホップはもはや最もメジャーな音楽ジャンルとして認知されています。

細かいサブジャンルもありますし、地域性も色濃く出ることも興味深いのですが、興味はあるけど評価が定着している過去の名盤はともかく最新のヒップホップはどこから手を付けていけばいいのか……と悩まれている方もいらっしゃるはず。

そんな方々に向けてこちらの記事では最新のヒップホップのトレンドをご紹介!

米英を中心としたヒップホップの「今」を知りたい方、ぜひチェックしてみてください。

【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(191〜200)

For The MoneyRick Ross, Pharrell Williams

Rick Ross, Pharrell Williams – For The Money (Official Music Video)
For The MoneyRick Ross, Pharrell Williams

ヒップホップ界の「ボス」として君臨するアメリカのリック・ロスさんと、天才プロデューサーのファレル・ウィリアムスさんがタッグを組んだ一曲。

本作は単なる富の誇示ではなく、「成功の先にある遺産をどう築くか」というリック・ロスさんの哲学が込められた、力強いメッセージソングです。

彼の揺るぎないマインドセットが、ファレルさんによる洗練されたトロピカルなビートに乗ることで、聴く者の野心に火をつけますよね。

2025年6月に公開された本作は、デビュー20周年を目前に控える彼の新章の始まり。

成功を掴むための強い意志が欲しいとき、この曲が「恐れず進め」と背中を押してくれるような気がしませんか?

Went Legit FreestyleYoung M.A

ニューヨーク出身のラッパー、ヤング・M.Aさんが手掛けたフリースタイル楽曲です。

2018年にはフォーブス誌の「30 Under 30」に選出されるなど、大きな注目を集める彼女。

本作はシカゴのラッパー、G Herboのビートに乗せたスキルフルなラップが印象的です。

ストリートで培った経験への誇りと、逆境を乗り越え「本物」の成功者となった現在の自分を肯定する力強いメッセージが込められています。

重厚なトラックと彼女のクールな低音ボイスが見事にマッチしていますよね。

ドライブしながら気分を高めたい時や、何かを乗り越えようと自分を奮い立たせたい時にピッタリな一曲です。

MURDALil Yachty

Lil Yachty – Murda (Official Music Video)
MURDALil Yachty

近年のサイケデリックな試みも印象的だったアメリカ出身の人気ラッパー、リル・ヨッティさん。

2025年6月にリリースされたソロ作品は、マギー・ロジャースさんの「Alaska」をサンプリングした、実にユニークな仕上がりとなっていますね。

インディー・ポップの浮遊感とトラップの重いビートが絶妙に絡み合い、歌詞には仲間への想いやリル・ウェインさんへのリスペクトが込められています。

本作は、2023年のアルバム『Let’s Start Here』とは一線を画し、再びトラップへと舵を切った印象です。

コール・ベネットさん監督のMVも非常にスタイリッシュで、タイラー・ザ・クリエイターさんのツアーでのパフォーマンスも控えているそうですよ。

かつてDRAMさんとの「Broccoli」で2017年にグラミー賞候補にもなった彼だけに、今後の展開も楽しみです。

新しい音楽体験を求める方や、進化し続ける彼のサウンドを追いたい方には、ぜひチェックしてほしいですね。

South Still SpeakingLukah, Killer Mike, Statik Selektah

Lukah, Killer Mike, Statik Selektah – South Still Speaking (Official Lyric Video)
South Still SpeakingLukah, Killer Mike, Statik Selektah

アメリカ・テネシー州メンフィス出身、アンダーグラウンドなアート性と物語性で注目を集めるラッパー、ルカさん。

彼がグラミー受賞歴を持つアトランタのキラー・マイクさん、そしてボストンの名プロデューサー、スタティック・セレクタさんと共演したこの楽曲は、2025年6月にリリースされたシングルで、同月発売のアルバム『A Lost Language Found』にも収められています。

スタティック・セレクタさんによる重厚なビートの上で、二人のラッパーが南部への敬意と失われた歴史を力強く表現する本作は、まさに”南部の声”そのもの。

南部の失われた文化的言語の再生という壮大なテーマを持つアルバムからの一曲は、ヒップホップの深層に触れたい方にこそおすすめですよ。

【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(201〜210)

The Ruler’s BackJoey Bada$$

Joey Bada$$ – The Ruler’s Back (Official Video)
The Ruler's BackJoey Bada$$

ニューヨーク・ブルックリン出身のブームバップの伝統を継承するラッパー、ジョーイ・バッドアスさん。

2012年6月のミックステープ『1999』でデビューして以来、アンダーグラウンドシーンで高い評価を得てきた存在です。

2025年1月にリリースされた本作は、オールドスクールなニューヨーク・ヒップホップを基調としながら現代的なサウンドも取り入れた構成になっており、Jay-Zさんの『22 Two’s』など過去の名曲のサンプリングも織り交ぜられています。

この曲でのケンドリック・ラマーさんへの言及を皮切りに、現在ジョーイさんと西海岸のラッパーたちとのビーフ合戦が続いていることもあって、最新のヒップホップ事情を知りたい方もぜひチェックしてみてください。

CRESCENT MOONNLE Choppa

NLE Choppa – CRESCENT MOON (Official Audio)
CRESCENT MOONNLE Choppa

自己反省とパートナーへの謝罪の思いを真摯に綴った内容で、アメリカはテネシー州出身のNLEチョッパさんの新たな一面を垣間見ることができる作品です。

ブラック・ヒストリー・マンスを記念したリリースシリーズの一環として2025年2月に発表された本作は、耳に残るムーディーなビートと彼のエモーショナルなラップが見事に調和しています。

2019年の「Shotta Flow」で一躍スターダムに駆け上がった彼ですが、今回は若さゆえの過ちを認め、元パートナーへの謝罪と感謝の気持ちを率直に表現。

高速なフロウと共に展開されるストーリーは、人生における成長と贖罪のテーマを深く掘り下げており、人間関係に悩む全ての人の心に響くはずです。

Now and at the Hour of Our Death (Feat. Bones)$UICIDEBOY$

$UICIDEBOY$ – Now and at the Hour of Our Death (Feat. Bones) (Lyric Video)
Now and at the Hour of Our Death (Feat. Bones)$UICIDEBOY$

アンダーグラウンドから絶大な支持を集め、自らの力で成功を掴んだアメリカのヒップホップデュオ、スーサイドボーイズ。

彼らが2025年8月発売のアルバム『Thy Kingdom Come』に先駆けて公開した一曲は、クラウド・ラップの先駆者BONESと10年以上ぶりに公式コラボを果たしたことでも話題です。

ミステリアスなピアノの旋律と重厚なベースが織りなすサウンドは、まさにホラーコアとトラップの融合。

本作で描かれるのは、女性への依存心や自傷衝動といった内面の闇であり、その赤裸々な叫びも含めてこそのスーサイドボーイズなのですよね。

彼らが放つダークな魅力に深く引き込まれることでしょう。