【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】
欧米のチャートをチェックしている方であれば周知の事実ですが、ヒップホップはもはや最もメジャーな音楽ジャンルとして認知されています。
細かいサブジャンルもありますし、地域性も色濃く出ることも興味深いのですが、興味はあるけど評価が定着している過去の名盤はともかく最新のヒップホップはどこから手を付けていけばいいのか……と悩まれている方もいらっしゃるはず。
そんな方々に向けてこちらの記事では最新のヒップホップのトレンドをご紹介!
米英を中心としたヒップホップの「今」を知りたい方、ぜひチェックしてみてください。
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【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(421〜430)
SURVIVOR’S GUILTMeek Mill x G Herbo

フィラデルフィア出身のミーク・ミルさんとシカゴ出身のG・ハーボさん。
アメリカのヒップホップシーンを代表する二人のコラボレーション楽曲が2025年5月にリリースされています。
この楽曲は、成功の影にある苦悩や「生存者の罪悪感」という重いテーマに挑み、ミーク・ミルさんは富と不安、亡き友への追悼を、G・ハーボさんは自身のトラウマとの闘いを力強くラップしています。
重厚なビートと緊張感に満ちたサウンドが非常に印象的ですね。
2025年6月の「Roots Picnic」でも披露された本作は、ミーク・ミルさんのアルバム『Championships』やG・ハーボさんのアルバム『PTSD』といった過去作の深みとも共鳴し、深く自己と向き合いたい夜に聴きたくなるタイプの曲と言えそうです。
Went Legit FreestyleYungeen Ace

壮絶な経験を音楽へと昇華させるアメリカ出身のラッパー、ユンジーン・エースさん。
2018年には銃撃事件で8発もの銃弾を受けながら奇跡的に生還したという過去を持ちます。
そんな彼が2025年6月に新たなフリースタイル作品を公開していますよ。
本作は、G Herboさんの楽曲のビートを借り、自身の波乱に満ちた人生やストリートでのリアルな体験を赤裸々に表現。
過去の敵対関係や自身の成長にも触れており、彼の音楽的成熟を感じさせる仕上がりとなっていますね。
JayDaYounganさんとの共作でゴールド認定を受けた『Opps』や、アルバム『Life of Betrayal 2x』などで確かな実力を示してきた彼だけに、本作も聴き逃せません。
彼の魂の叫びに共感するリスナーには、まさにおすすめの一曲と言えそうです。
see gbeduLen

ロンドン南部ストックウェルから登場し、UKラップシーンに新風を吹き込んでいるレンさん。
彼の音楽は、トラップからアフロビート、ジャージークラブまで多様なジャンルを融合させた独自のスタイルで知られています。
2025年4月にリリースされた本作は、アフロビーツ×ヒップホップの融合によるエネルギッシュな一曲。
リズミカルなパーカッションに乗せて繰り広げられる高速ラップと柔軟なボーカルパフォーマンスが魅力です。
彼のヨルバ系ナイジェリア人としてのルーツが音楽に反映されており、文化的アイデンティティを感じさせる深みのある作品となっています。
次回作アルバム『goldenboy』の先行シングルとして発表された本作は、夏のパーティーやアウトドアイベントで盛り上がりたい方にぴったりの一曲ですよ。
Heavens Above (My Angel)Lefty Gunplay & JasonMartin

アメリカのストリートカルチャーを体現するラッパー、レフティー・ガンプレイさんとジェイソン・マーティンさんのコラボ曲が2025年3月にリリースされています。
ウェストコーストの雰囲気を感じさせるホーンセクションとパンチの効いたベースラインの上で、エネルギッシュなフロウと洗練されたラップが絶妙なバランスで融合しています。
ケンドリック・ラマーさんのアルバム『GNX』での共演をきっかけに注目を集めたレフティー・ガンプレイさんは、ビルボード・ホット100で2位を記録するなど、着実にシーンでの地位を確立。
本作でも、リアルな経験に基づくストーリーテリングと独自のサウンドで魅了します。
ウェストコースト・ヒップホップファンはもちろん、生々しい現実を描写した歌詞とグルーヴィなビートの融合を求めるリスナーにおすすめの一曲です。
3rd Time LuckyAJ Tracey

ロンドン出身で多様なジャンルを融合させたスタイルで知られるラッパー、エイジェイ・トレイシーさん。
2025年5月に自身が「これまでで最も個人的な曲」と語る新曲をリリースしていますね。
この楽曲は癌と闘った母親の体験をもとに制作されており、困難を乗り越える力と希望をテーマにした感情的な内容となっています。
6月リリース予定のアルバム『Don’t Die Before You’re Dead』の先行シングルで、売上の一部は英国のがん支援団体「Maggie’s」に寄付される仕組み。
ヒップホップやR&Bを基調としながらも内省的なメロディが印象的で、同じような困難を抱える方にとっては心の支えとなる作品として楽しめますよ。
Catch Me If You CanKSI

ゲーム実況系YouTuberから音楽界へと活動の幅を広げ、現在はイギリスを代表するマルチタレントとして知られるKSIさん。
2025年5月にリリースされたこの楽曲は、自信に満ちたラップと煌びやかなプロダクションが印象的なヒップホップナンバーです。
100万ドルの笑顔や頂点での立ち位置など、成功への誇りを歌ったリリックが彼らしい仕上がりとなっていますね。
翌日にはイギリスの人気テレビ番組『Britain’s Got Talent』のライブファイナルでパフォーマンスも披露されており、エネルギッシュなビートに乗せて自己表現を楽しみたい方にぴったりの一曲と言えそうです。
GoROUNDLogic

メリーランド州出身でこれまでに数々のヒット曲を生み出してきたロジックさん。
2025年5月にアルバム『Sidequest』からリリースしたこの楽曲は、現代のヒップホップシーンで注目されているレイジの要素を取り入れた実験的な一曲となっています。
重厚なベースラインと歪んだシンセサイザーによる攻撃的なサウンドに、エフェクトを多用したボーカルが組み合わさり、カオスな雰囲気を醸し出していますね。
従来の哲学的な内容はそのままに、自己探求や社会への疑問を込めた深いリリックで聴き手に思索を促します。
音楽的な限界に挑戦したいアーティストや新しいヒップホップサウンドに興味がある方にぜひ聴いてもらいたい作品です。






