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【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】

欧米のチャートをチェックしている方であれば周知の事実ですが、ヒップホップはもはや最もメジャーな音楽ジャンルとして認知されています。

細かいサブジャンルもありますし、地域性も色濃く出ることも興味深いのですが、興味はあるけど評価が定着している過去の名盤はともかく最新のヒップホップはどこから手を付けていけばいいのか……と悩まれている方もいらっしゃるはず。

そんな方々に向けてこちらの記事では最新のヒップホップのトレンドをご紹介!

米英を中心としたヒップホップの「今」を知りたい方、ぜひチェックしてみてください。

【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(581〜590)

Babyface ManiacsYung Lean

Yung Lean – Babyface Maniacs (Official video)
Babyface ManiacsYung Lean

スウェーデン・ストックホルム出身のクラウドラップシーンの貴重な先駆者、ヤング・リーンさんによる心を掴んで離さない作品です。

映画『トゥルー・ロマンス』や『ワイルド・アット・ハート』からインスピレーションを得た本作は、砂利道を走る若き恋人たちの儚くも美しい逃避行を描いた物語性溢れる楽曲。

矢で射られながらも前進する主人公を描いたミュージックビデオも、ビジュアルディレクターのレオ・シボーニさんが手掛け、ルネサンス絵画の聖セバスチャンを彷彿とさせる芸術性の高い作品に仕上がっています。

アルバム『Jonatan』からの2曲目のシングルとなる本作は、2025年5月2日リリース予定のアルバムの世界観を印象付ける、アーティストとしての深化を感じさせる一曲となっています。

Cry BhabieAlabama Barker

Alabama Barker – Cry Bhabie (Official Music Video)
Cry BhabieAlabama Barker

アメリカのラップシーンで注目を集める新星、アラバマ・バーカーさん。

Blink-182のドラマーであるトラヴィス・バーカーさんを父に持つ彼女は、2025年2月に公開した2作目となるディストラックで大きな反響を呼んでいます。

本作は、ラッパーのバッド・ベイビーさんとの確執をきっかけに制作された楽曲で、攻撃的なリリックと力強いビートが融合した印象的な仕上がり。

アーティストとしての自信に満ちたパフォーマンスと、現代的なヒップホップの要素を取り入れた楽曲は、ラップミュージックの新たな才能の登場を予感させるものとなっています。

若者を中心に支持を集める彼女の音楽は、現代のヒップホップシーンの空気感を鋭く切り取った作品として注目を集めています。

OG CRASHOUTBhad Bhabie

Bhad Bhabie – OG CRASHOUT (Official Music Video)
OG CRASHOUTBhad Bhabie

2003年生まれのフロリダ州ボイントンビーチ出身、バッド・バービーさんのトラップミュージックが、強烈なインパクトを残しています。

エネルギッシュなラップフローと力強いビートが融合した本作は、彼女の代名詞とも言えるアグレッシブなスタイルが全開。

2025年にリリースされた楽曲では、思わず体が揺れだすようなリズムと共に、彼女の個性的なパフォーマンスが存分に発揮されています。

2017年のデビュー曲『These Heaux』でBillboard Hot 100の77位を記録し、史上最年少の女性ラッパーとしてチャート入りを果たしたバッド・バービーさんの勢いは、今も止まることを知りません。

力強いビートとキャッチーなメロディーラインが織りなす本作は、パーティーシーンで盛り上がりたい方や、現代のトラップミュージックを楽しみたい方にぴったりの一曲です。

No PoleDon Toliver

Don Toliver – No Pole [Official Music Video]
No PoleDon Toliver

ヒューストン出身のラッパー、ドン・トリヴァーさんは、メロディアスなフローとソウルフルなボーカルで知られる実力派アーティストです。

2018年にトラヴィス・スコットの楽曲『Astroworld』でブレイクを果たして以来、独自の音楽性で多くのファンを魅了し続けています。

アルバム『Love Sick』の冒頭を飾る本作は、ムーディーなサウンドスケープとドン・トリヴァーさんの滑らかなボーカルが見事に調和した1曲。

2023年2月に発売され、2024年後半にはTikTokで再注目を集めて2025年には改めてMVが公開。

メロディアスなトラックと幻想的なサウンドが織りなす世界観は、夜のドライブや落ち着いた雰囲気のパーティーシーンにぴったり。

R&Bテイストの洋楽にこれから親しみたい方にもおすすめの1曲です。

Redemption (Ft. Nemzzz)Kidwild

Kidwild – Redemption Ft. Nemzzz [Music Video]
Redemption (Ft. Nemzzz)Kidwild

イギリスのアンダーグラウンドシーンで活躍するプロデューサー、キッドワイルドさんが2025年1月に公開した注目作は、UKヒップホップの新鋭、ネムズさんをゲストに迎えた意欲作です。

メロディアスなビートと洗練されたラップが絶妙にマッチし、自己再生と解放をテーマにした心に響く作品に仕上がっています。

本作はEP『Distro Kid』に収録されており、プロデューサーのカイソさんも制作に参加。

これまで『Go Ghost』や『Indecisive (Is It A Crime)』といったシングル作品を手掛けてきた彼の新境地とも言えるサウンドが魅力的ですね。

ヒップホップやR&Bが好きな方はもちろん、深い歌詞の世界観に浸りたい方にもぴったりの一曲となっていますよ。

EVIL J0RDANPlayboi Carti

Playboi Carti – EVIL J0RDAN (Official Visualizer)
EVIL J0RDANPlayboi Carti

アトランタ出身のラッパー、プレイボーイ・カーティさんは、実験的な音楽性とミステリアスな存在感で知られています。

2025年3月に発売されたアルバム『MUSIC』の収録曲では、不気味なストリングスと重厚な808ベースがダークな雰囲気を演出。

低音域の声を活かした攻撃的なボーカルと、『Popular』のサンプルが効果的に使われています。

本作は、Billboard Hot 100で2位を記録し、初週で3,080万回のストリーミング再生を達成しました。

攻撃的なサウンドとダークな世界観が魅力で、深夜のドライブBGMにぴったりな一曲といえるでしょう。

BOUNCEAitch

マンチェスター出身のエイチさんが独立レーベルNQ Recordsから第一弾シングルを発表。

UKヒップホップシーンで独自のポジションを確立してきた彼の新たな一歩を飾る本作は、軽快なフローとウィットに満ちたパフォーマンスが光る作品に仕上がっています。

プロデューサーMojamさんとのタッグで生み出した遊び心溢れるビートは、エネルギッシュな音の広がりを感じさせるダンサブルなナンバーとなっており、MVでは地元マンチェスターの活気ある雰囲気を見事に切り取っています。

イギリスのヒップホップの「今」を知りたい方にも、ぜひチェックしてほしいですね!