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【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】

欧米のチャートをチェックしている方であれば周知の事実ですが、ヒップホップはもはや最もメジャーな音楽ジャンルとして認知されています。

細かいサブジャンルもありますし、地域性も色濃く出ることも興味深いのですが、興味はあるけど評価が定着している過去の名盤はともかく最新のヒップホップはどこから手を付けていけばいいのか……と悩まれている方もいらっしゃるはず。

そんな方々に向けてこちらの記事では最新のヒップホップのトレンドをご紹介!

米英を中心としたヒップホップの「今」を知りたい方、ぜひチェックしてみてください。

【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(571〜580)

CHROMEDamso

ベルギー出身のラッパー、ダムソさんの楽曲がフランス語圏のヒップホップシーンに新たな衝撃を与えています。

ダークな雰囲気と過激な表現で、現代社会における政治腐敗や人種差別、富の偏在といったテーマを取り上げる彼の作品。

トラップとラップを融合させたスタイルで、重低音のビートとミニマルなサウンドが特徴です。

テンポが速く、リズミカルである一方、ダムソさんの冷徹な声とリリックが耳に残ります。

本作は2024年10月に公開され、アルバム『J’ai Menti』の先行リリース曲として注目を集めています。

社会批判的な視点に共感する声が多く、ダークでシリアスなテーマに加え、強烈なリリックとパフォーマンスが評価されています。

FinishemGang Starr

Gang Starr – Finishem (Official Lyric Video)
FinishemGang Starr

ヒップホップシーンに革命を起こした伝説のデュオ、ギャングスターのニューシングルがリリースされました。

亡き相棒グールーさんの未発表ボーカルとDJプレミアさんの魔法のようなビートが融合した本作は、ブームバップスタイルの魂を宿したクラシックな一曲。

グールーさんの威厳に満ちたリリックとプレミアさんの繊細なプロダクションが見事に調和し、ギャングスターの真髄を今に伝えています。

2019年発表のアルバム『One of the Best Yet』の5周年を記念して制作された楽曲で、ファンへの特別な贈り物としての意味合いも込められていますね。

ヒップホップの歴史に触れたい方、クラシックなサウンドに飢えている方にぜひおすすめの一曲です。

Thick Of It (Remix) (feat. Trippie Redd & NLE Choppa)KSI

イギリスのユーチューバーからラッパーへと転身したケーエスアイさんが、トリッピーレッドさんとエヌエルイーチョッパさんをフィーチャーしたリミックス楽曲を発表しました。

本作は、名声の光と影を赤裸々に描き出す内容となっており、栄光の裏側にある苦悩や葛藤を力強く表現しています。

重低音を基調としたトラップビートに乗せて、ケーエスアイさんの自信に満ちたラップが印象的です。

2024年11月に公開されたこの楽曲は、ソーシャルメディアを中心に大きな話題を呼び、UKシングルチャートでもトップ10入りを果たすなど好評を博しています。

ボクシングファンや音楽ファンの間で特に人気が高く、困難に立ち向かう勇気を与えてくれる1曲として注目を集めていますね。

LatitudeLil Peep

Lil Peep – Latitude (Official Video)
LatitudeLil Peep

古いフッテージを使ったダークな雰囲気のリリックビデオを見て、これはありがちなトラップとは一味違うぞと感じられた方も多いのではないでしょうか。

リル・ピープさんはアメリカ出身のラッパーで、エモとトラップを融合させた独自のスタイルで知られています。

1996年生まれの彼は、若くしてSoundCloudで支持を集め、トレンドセッターとしての地位を確立しました。

本作は2014年に録音された初期の楽曲で、2024年11月1日、彼の28歳の誕生日に遺族により正式リリースされました。

ローファイでミニマルなビートが特徴的で、リラックスしたリズムとキャッチーなフックがリスナーに強い印象を残します。

孤独感や自己破壊的な衝動を反映したリリックは、若者の心に強く響くことでしょう。

American HeroLil Pump

Lil Pump – American Hero (Official Video)
American HeroLil Pump

アメリカの人気ラッパー、リル・パンプさんが放つ愛国的な楽曲は、これまでのトラップ調の作風から大きく路線変更したカントリーポップ風のサウンドが特徴です。

2分程度の短い楽曲ながら、パトリオティズムと独自のヒーロー像を描き出し、賛否両論を巻き起こしています。

2024年11月にリリースされた本作は、国旗の色である「レッド、ホワイト、ブルー」や独立記念日の花火、ブルーカラー層への共感など、アメリカらしさを象徴する要素がちりばめられています。

2017年にヒット曲『Gucci Gang』で一躍有名になったリル・パンプさんですが、今回の楽曲で新たな一面を見せており、アメリカの社会課題や国民性を感じたい方におすすめです。

Charlie (ft. Lil Yachty)Lola Young

Lola Young – Charlie ft. Lil Yachty (Official Audio)
Charlie (ft. Lil Yachty)Lola Young

キャッチーなメロディと心を掴むラインが魅力的なこの楽曲は、ローラ・ヤングさんの新たな一面を見せてくれる作品です。

リル・ヨッティさんとのコラボレーションにより、R&Bとヒップホップがミックスされたモダンなスタイルが生み出されていますね。

2024年10月31日にリリースされたこの曲は、架空のキャラクター「Charlie」への強い思いと、複雑な恋愛感情を描いています。

ヤングさんの感情のこもったヴォーカルと、ヨッティさんの型破りなラップの組み合わせは、混沌とした愛情や葛藤を際立たせる役割を果たしていますよ。

本作は、若い世代のロマンスや自己発見の旅を描いたアルバム『This Wasn’t Meant For You Anyway』にも収録されており、ヤングさんの成長と複雑な感情が表現されています。

【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(581〜590)

BIG HOE MEMaxo Kream

MAXO KREAM – BIG HOE ME (OFFICIAL VIDEO)
BIG HOE MEMaxo Kream

ヒューストン出身のラッパー、マクソ・クリームさんが新曲を発表しました。

アメリカ南部の「シンウィットサウンド」の影響を受けたダークでエネルギッシュなトラップビートが特徴的で、シンセサイザーと強烈な808ビートが印象的です。

本作では、ストリートでの経験や裏切り者への批判といったテーマを赤裸々に描写しており、マクソさんのリアルな人生観が垣間見えます。

2024年11月リリース予定のアルバム『Personification』の先行シングルとなっており、3つの異なる人格を通じて自身を探求するという興味深い試みにも注目です。

ヒップホップファンはもちろん、リアルな人生体験を求める音楽ファンにもおすすめの一曲ですよ。