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フランツ・リストの名曲。人気のクラシック音楽

ハンガリー出身でドイツやオーストリアなどヨーロッパで活躍したフランツ・リストの名曲たちを紹介します。

「ラ・カンパネラ」「愛の夢」などの名曲で知られるピアニスト、そして作曲家でもあったリストの作品の中から、ピアノ曲はもちろんオーケストラで演奏する交響曲を含めておすすめする名曲、代表曲をご紹介します。

どんな曲でも初見で弾きこなしたという逸話があることから「ピアノの魔術師」と呼ばれた作曲家の素晴らしき名曲の数々をお楽しみください。

フランツ・リストの名曲。人気のクラシック音楽(71〜80)

コンソレーション 第5番Franz Liszt

Franz Liszt – Consolation No. 5 (audio + sheet music)
コンソレーション 第5番Franz Liszt

高度なテクニックを要する『超絶技巧練習曲』などとは異なり、比較的やさしいレベルの楽曲で構成されているピアノ曲集『コンソレーション』。

第5曲は、左手の穏やかな伴奏の上に希望の光を感じさせるような明るくやさしいメロディーが重なった、とても美しい作品です。

譜読みしやすくテクニック的にもそれほど難易度は高くありませんが、トップのメロディーラインが伴奏やハーモニーを作り出す他の音にかき消されてしまいがち。

メロディーがどこにあるのかしっかり把握し、よく響かせながら演奏してみてくださいね。

コンソレーション第3番(慰め)Franz Liszt

コンソレーション(慰め) 第3番(リスト)Consolation No.3 – Liszt
コンソレーション第3番(慰め)Franz Liszt

ヨーロッパ各地で活動したハンガリーのピアニスト兼作曲家、フランツ・リスト。

1849年から1850年にかけてつくられたピアノ作品集で、第6番まであります。

この曲のタイトルはフランス語で『慰め』を意味します。

超絶技巧の曲が多いリストの曲の中では、落ち着いたやさしく美しいイメージの曲が多く、中級以上のピアノ演奏者が挑戦することもできる曲となっています。

また、この3番はリストが作った曲の中でも有名な曲の一つではないでしょうか。

スペイン狂詩曲 作品254Franz Liszt

2020ピティナ特級二次 三上 結衣/リスト:スペイン狂詩曲 S.254
スペイン狂詩曲 作品254Franz Liszt

悪魔的に難しい楽曲を作ることで知られている偉大な作曲家、フランツ・リスト。

『ラ・カンパネラ』や『マゼッパ』といった難易度の高い作品を知っている方は多いと思います。

そんなフランツ・リストの作品でも、マイナーな高難易度の作品が、こちらの『スペイン狂詩曲』。

指の素早い動きや持久力が求められるのはもちろんのこと、全ての部で激しい跳躍も登場します。

それでいて軽やかに演奏しなければならないため、リストの作品でもトップクラスに難しい楽曲といえるでしょう。

ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調Franz Liszt

いくつもの非常に難しい作品を世に生み出してきた作曲家、フランツ・リスト。

こちらの『ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調』はリストの作品のなかでも、屈指の難易度をほこる作品として知られています。

特にフリスカの部分は圧倒的な難易度をほこり、高速のパッセージはもちろんのこと、とてつもないスピードのオクターブもこなさなければなりません。

優秀な音大生でなければ、なかなか演奏できない作品ですが、超絶技巧を要するリスト作品を体感してみたい方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

ハンガリー狂詩曲 第5番「悲しい英雄物語」 S.244/5 ホ短調Franz Liszt

F. リスト ハンガリー狂詩曲 第5番/F. Liszt Hungarian Rhapsodies No. 5
ハンガリー狂詩曲 第5番「悲しい英雄物語」 S.244/5 ホ短調Franz Liszt

『ハンガリー狂詩曲 第5番「悲しい英雄物語」S.244/5 ホ短調』は1847年にフランツ・リストによって生み出されました。

この曲はハンガリーの民族音楽やロマの音楽から影響を受けています。

哀愁が漂う旋律が特徴的な本作は、悲劇的な英雄の物語を想起させる構成となっています。

悲しみと希望が交錯する3つのセクションで構成され、深い感情表現が求められる一方で、技術的な難易度は比較的低めです。

ピアノ演奏の表現力を高めたい方や、リストの作品に挑戦してみたい方にぴったりの曲といえるでしょう。

ハンガリー狂詩曲 第6番Franz Liszt

Liszt – Hungarian Rhapsody No. 6 (1,500,000 SPECIAL)
ハンガリー狂詩曲 第6番Franz Liszt

リストの生まれ故郷、ハンガリーをテーマにした名作『ハンガリー狂詩曲 第6番』。

第2番が最も演奏が難しいと言われていますが、こちらの第6番も相当な難易度をほこります。

間違いなく上級のなかでも上位に入る難しさといえるでしょう。

とにかくオクターブの幅が広い本作は、力強さと速さ、そして正確さが求められています。

非常に難しい作品ですが、その分、演奏効果も高いので聞き手としても大いに楽しめるでしょう。

ぜひチェックしてみてください。

バッハの名による前奏曲とフーガFranz Liszt

Franz Liszt, Prélude et Fugue sur B.A.C.H. – Jean-Baptiste Dupont, orgue
バッハの名による前奏曲とフーガFranz Liszt

パイプオルガンの王者的存在感を放つ1曲。

荘厳な響きと神聖な雰囲気が印象的です。

フランツ・リストが1855年から1856年にかけて作曲したこの楽曲は、バッハへの敬意を込めて「BACH」の音を主題に用いています。

低音から高音まで幅広い音域を駆使し、重厚な和音やアルペジオなど、技巧的な演奏が要求されます。

オルガン版とピアノ版があり、どちらも聴きごたえ十分。

教会やコンサートホールで響き渡る圧倒的な音の波に身を委ねてみてはいかがでしょうか。

クラシック音楽の魅力を存分に味わえる1曲です。