フランツ・リストの名曲。人気のクラシック音楽
ハンガリー出身でドイツやオーストリアなどヨーロッパで活躍したフランツ・リストの名曲たちを紹介します。
「ラ・カンパネラ」「愛の夢」などの名曲で知られるピアニスト、そして作曲家でもあったリストの作品の中から、ピアノ曲はもちろんオーケストラで演奏する交響曲を含めておすすめする名曲、代表曲をご紹介します。
どんな曲でも初見で弾きこなしたという逸話があることから「ピアノの魔術師」と呼ばれた作曲家の素晴らしき名曲の数々をお楽しみください。
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フランツ・リストの名曲。人気のクラシック音楽(1〜10)
詩的で宗教的な調べ 第2曲『アヴェ・マリア』NEW!Franz Liszt

大規模なピアノ曲集『詩的で宗教的な調べ』の第2曲として1853年に公刊された本作は、リストの同名の合唱曲などをピアノ独奏へ移し替える過程で生まれた静かで深い祈りの音楽です。
華麗なテクニックよりも、レガートの持続や和声の響き、声楽的で祈祷的な性格を鍵盤上で表現することが求められます。
超絶技巧で知られるリストの作品のなかでは比較的取り組みやすい部類に入りますが、テキストを持たないピアノで祈りの言葉を感じさせる表現力が必要です。
内面的な深みを追求したい方や、リストの異なる一面に触れてみたい方にピッタリな、隠れた名曲といえるでしょう。
「ト短調 – Molto agitato」すべての長・短調の練習のための48の練習曲 6番NEW!Franz Liszt

15歳という若さのフランツ・リストが1826年当時に完成させた、全48曲からなる壮大な練習曲構想の一つとして作られたピアノ独奏曲です。
若いエネルギーにあふれた焦燥感や、短調ならではのひりひりとした緊張感がダイレクトに伝わってくるドラマチックな曲調が魅力。
後年の壮大な作品に比べると、楽譜のつくりが比較的シンプルかつ短くまとまっているため、情熱的な世界観に少しステップアップして触れてみたいという方にもピッタリです。
テンポが速く激しい感情の動きが要求されますが、単なる指の運動で終わらせず、心から湧き上がる感情を思いきり音にのせて響かせてみてくださいね!
「変イ長調 – Allegro grazioso」すべての長・短調の練習のための48の練習曲 第9番NEW!Franz Liszt

フランツ・リストが1826年に手掛けた初期の練習曲集の第9番は、のちの名作へとつながる重要な足跡となる楽曲です。
流れるような優美な旋律と即興的な間合いが特徴で、変イ長調の柔らかな響きがロマンチックな雰囲気をかもし出しています。
右手の繊細な装飾音やテンポの揺れなど、表現力を磨くための要素がたっぷり詰まっており、単なる指の訓練にとどまらない深い音楽性を味わえます。
派手なテクニックよりも、歌うようなメロディを美しく響かせたい方にオススメの1曲です。
ペダルの使い方や和音の移ろいを意識しながら、若き天才が描いた夢見るような世界をじっくりと楽しんでみてくださいね。
フランツ・リストの名曲。人気のクラシック音楽(11〜20)
ハンガリー狂詩曲 第17番NEW!Franz Liszt

フランツ・リストが1884年に手掛けた晩年の作品です。
派手で華やかなイメージが強い初期の狂詩曲とは異なり、簡潔で陰りのある独特の雰囲気が漂います。
ゆったりとした部分と速い部分の対比は残しつつも、派手な装飾を削ぎ落とした凝縮度の高い展開が印象的ですね。
民俗的な響きとリスト特有の内省的な表現が見事に融合しており、短い尺のなかに複雑な美学が詰まっています。
超絶技巧を要求する大曲にはまだ手が届かなくても、リストならではの深みのある音楽性に触れたい方にぜひ挑戦していただきたい1曲です。
じっくりと音色を味わいながら演奏してみてくださいね。
巡礼の年 第1年:スイス 第9曲『ジュネーヴの鐘 』NEW!Franz Liszt

旅の終着点で感じる静かな余韻を美しく描いた、アルバム『巡礼の年 第1年:スイス』の最後を飾る夜想曲です。
1835年からの滞在体験が背景にあり、推敲を重ねて1855年に出版された歴史をもっています。
夜の静けさのなかに響く遠くの鐘の音や、水辺の穏やかな空気が、柔らかな和音と歌うようなメロディによって見事に表現されています。
華麗なテクニックよりも、音の響きを繊細にコントロールすることが求められる本作。
ペダルをていねいに使い、濁りのない透明な音色を響かせることがポイントです。
激しいフレーズよりも、心安らぐ詩的な旋律をじっくりと弾き込みたい方にピッタリな作品といえるでしょう。
巡礼の年 第3年 第7曲『心を高めよ』NEW!Franz Liszt

『巡礼の年 第3年』の最後に置かれた第7曲で、「心を高めよ」という祈りの言葉を題名に持つ作品です。
晩年のリストが宗教的な深みへと向かった精神世界を映し出すような、凝縮された響きが特徴の楽曲となっています。
1883年の出版に至るまで、何度も手直しを重ねて完成形へとたどり着いたそうです。
超絶技巧が連続する華やかな曲とは違い、演奏時間は3分ほどと短め。
悲しみや祈りをへて、心を少しずつ上へと向けていくような静かな力強さをたたえています。
短い時間の中で和音の響きや音の重なりをじっくり味わえるため、ピアノの音色そのものと向き合いたい方にオススメの1曲です。
旅人のアルバム 第1部:印象と詩『詩篇』NEW!Franz Liszt

1830年代後半のスイス旅行の体験をもとに作曲され、1842年10月に刊行された全集版の第1部を締めくくる小品です。
16世紀の作曲家による賛美歌のメロディをベースにしており、静かでめい想的な雰囲気が漂う音楽となっています。
派手な技巧を必要とする華やかな作品とは異なり、祈るような穏やかな和音と美しいメロディが特徴です。
テクニック面でのハードルは比較的低いため、これから少しステップアップして奥深い表現力に挑戦してみたいという方にピッタリな1曲といえるでしょう。
教会に響き渡るような荘厳で澄んだ音色を思い浮かべながら、内面的な感情を込めて丁寧に弾いてみてくださいね。


