RAG MusicClassic
素敵なクラシック
search

フランツ・リストの名曲。人気のクラシック音楽

ハンガリー出身でドイツやオーストリアなどヨーロッパで活躍したフランツ・リストの名曲たちを紹介します。

「ラ・カンパネラ」「愛の夢」などの名曲で知られるピアニスト、そして作曲家でもあったリストの作品の中から、ピアノ曲はもちろんオーケストラで演奏する交響曲を含めておすすめする名曲、代表曲をご紹介します。

どんな曲でも初見で弾きこなしたという逸話があることから「ピアノの魔術師」と呼ばれた作曲家の素晴らしき名曲の数々をお楽しみください。

フランツ・リストの名曲。人気のクラシック音楽(21〜40)

詩的で宗教的な調べ 第5曲『主の祈り』Franz Liszt

Franz Liszt : Pater noster (Harmonies poétiques et religieuses S.173 – 5)
詩的で宗教的な調べ 第5曲『主の祈り』Franz Liszt

ピアニストで作曲家フランツ・リストによる『詩的で宗教的な調べ』から、宗教的な深みを感じさせる一曲をご紹介します。

リストが1853年に完成させたこの曲集の中で、本作はリスト自ら作った合唱曲をピアノ独奏用に編曲したものです。

深い祈りの心が込められた演奏は、聴く人の心に静かな感動を呼び起こします。

技巧だけでなく、内面的な表現力も求められる本作は、ピアノを通じて精神性を表現したい方におすすめです。

リストの革新的な音楽性と宗教的な思索が融合した、心に響く一曲となっています。

交響詩「理想」S.106/R.423Franz Liszt

フリードリヒ・シラーの詩「理想」を題材として作曲された交響詩。

ドイツの詩人らの像の除幕式で演奏された曲の一つでしたが、初演では聴衆から非難が起こったり、ヴァイオリニストのヨーゼフ・ヨアヒムと疎遠になるキッカケとなるなど、さまざまなエピソードを巻き起こした曲となりました。

献呈Franz Liszt

シューマン=リスト『献呈』/ Schumann=Liszt “Widmung”
献呈Franz Liszt

ロマン派音楽の美しい融合を示す作品が、このシューマン=リストの曲です。

1840年にシューマンが妻クララにささげた歌曲を、ピアノの魔術師リストが1848年にピアノ独奏用に編曲しました。

原曲の情感を保ちつつ、ピアノならではの技巧的な展開と深い表現を加えています。

愛する人への深い愛情と尊敬を歌った詩的な歌詞が、リストの編曲によってより華やかに彩られています。

ピアノリサイタルのレパートリーとしても広く愛されるこの曲。

ロマン派音楽の奥深さを味わいたい方におすすめの1曲です。

水の戯れFranz Liszt

辻井伸行 / ラヴェル:水の戯れ
水の戯れFranz Liszt

モーリス・ラヴェルの『水の戯れ』は、1902年の初演以来、多くのピアニストに愛されている名曲です。

この作品は、心地よい水の流れを感じさせるような緩やかな旋律が魅力。

フランツ・リストの影響を受けながらも、水彩画のような淡い雰囲気が特徴的なラヴェルらしさを十分に楽しめ、さらに親しみやすさも感じられるこの曲は、印象主義の作品に触れる最初の1曲としてもオススメです。

発表会曲として丁寧に取り組めば、演奏する喜びと技術の向上が体感できるでしょう。

リヒャルト・ワーグナーの墓にFranz Liszt

Liszt, Franz: Am Grabe Richard Wagners,S.202,R.85 Pf. 喜多宏丞
リヒャルト・ワーグナーの墓にFranz Liszt

19世紀の巨匠フランツ・リストが、親友リヒャルト・ワーグナーの死を悼んで作曲した珠玉の小品です。

1883年に書かれたこの作品は、演奏時間約2分30秒の短い曲ながら、深い友情と尊敬の念が込められています。

ピアノ独奏のために書かれた本作は、リストならではの感情的な深みと繊細な表現力が光ります。

ワーグナーへの想いが込められた静謐な旋律は、聴く人の心に染み入るでしょう。

ピアノ学習者の方はもちろん、クラシック音楽に親しみたい方にもおすすめの一曲です。