フランツ・リストの名曲。人気のクラシック音楽
ハンガリー出身でドイツやオーストリアなどヨーロッパで活躍したフランツ・リストの名曲たちを紹介します。
「ラ・カンパネラ」「愛の夢」などの名曲で知られるピアニスト、そして作曲家でもあったリストの作品の中から、ピアノ曲はもちろんオーケストラで演奏する交響曲を含めておすすめする名曲、代表曲をご紹介します。
どんな曲でも初見で弾きこなしたという逸話があることから「ピアノの魔術師」と呼ばれた作曲家の素晴らしき名曲の数々をお楽しみください。
フランツ・リストの名曲。人気のクラシック音楽(91〜100)
パガニーニ大練習曲 S.141 第3曲 「ラ・カンパネラ」Franz Liszt

難しいピアノ曲と聴いて、多くの方はこちらの『ラ・カンパネラ』をイメージするのではないでしょうか?
この作品は、超絶技巧を要する数々のピアノ作品を残したことで有名な偉大な作曲家、フランツ・リストによって作られました。
その難易度は非常に高く、しっかりとしたレベルで演奏するとなると、上級者でも難しいでしょう。
特に指数の多さと鍵盤の飛び方に関してはすさまじく、おまけに高い表現力も求められます。
この作品をうまく演奏できれば、胸をはって自分はうまいピアニストだと言っても問題ないでしょう。
ピアノソナタ ロ短調 S.178Franz Liszt

リストの作品には、いかにもリストらしい構成や展開が存在します。
こちらの『ピアノソナタ ロ短調 S.178』という作品はその中でも特に「リストらしい」作品の1つです。
『超絶技巧練習曲』に比べるとやや易しい難易度ではありますが、それでも上級の中でも上位に位置する作品で、重厚なフォルティッシモの連打から非常に速いパッセージまで、幅広い技巧が求められます。
楽譜だけでは簡単に思えるかもしれませんが、実際に弾いてみると難しさを感じる作品といえるでしょう。
ピアノソナタロ短調Franz Liszt

ピアノのために膨大な数の作品を残し、自身も優れたピアニストとして名をはせたフランツ・リスト。
この曲は、彼が交響詩を作曲するときに使っていた3つの楽章を単一楽章に圧縮する構成法を応用して作曲されています。
主題の要素をさまざまな形に変容させて新たな主題を生み出してゆくという「主題変容の技法」が使われており、冒頭の主要主題が、全曲を通じてさまざまな形に姿を変えて登場することで楽曲が構成されてます。
主題の変化を楽しみながら聴いてみてください!
メフィスト・ワルツ 第1番Franz Liszt

フランツ・リストらしいヴィルトゥオーゾ風の技巧がふんだんに盛り込まれている難曲。
メフィストがバイオリンでワルツを弾き、人々はおどる。
やがてマルガレーテという娘を見つけたメフィストは森へ抜け出す。
夜空にはナイチンゲールが歌声を聴かせるといった内容を具体的に描写している曲です。
優雅なワルツというよりは、「狂喜乱舞」といった趣きの圧倒的なエネルギーが満ちている、壮麗なピアノの技巧をたっぷりと楽しめる1曲です。
ラ・カンパネラ「パガニーニによる大練習曲」Franz Liszt

「ラ・カンパネラ」とはイタリア語で「鐘」を意味しています。
作曲家のリストが天才ヴァイオリニスト、パガニーニの技巧に感銘を受け、自らもパガニーニのような超絶技巧を表現したいという意志から作曲されました。