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フランツ・リストの名曲。人気のクラシック音楽

ハンガリー出身でドイツやオーストリアなどヨーロッパで活躍したフランツ・リストの名曲たちを紹介します。

「ラ・カンパネラ」「愛の夢」などの名曲で知られるピアニスト、そして作曲家でもあったリストの作品の中から、ピアノ曲はもちろんオーケストラで演奏する交響曲を含めておすすめする名曲、代表曲をご紹介します。

どんな曲でも初見で弾きこなしたという逸話があることから「ピアノの魔術師」と呼ばれた作曲家の素晴らしき名曲の数々をお楽しみください。

フランツ・リストの名曲。人気のクラシック音楽(41〜60)

交響詩「人、山の上で聞きしこと」S.95/R.412Franz Liszt

リスト 交響詩第1番「人、山上にて聞きしこと」.wmv
交響詩「人、山の上で聞きしこと」S.95/R.412Franz Liszt

詩人ヴィクトル・ユーゴーの詩集「秋の葉」を題材に作曲された交響詩。

堂々とした雄大な自然を思わせる自然の主題と、苦悩を呈する人間の主題が競り合うようにあらわれ、最終的に両者が折り合うかのような形で静かに幕を閉じます。

交響詩「祭典の響き」S.101/R418Franz Liszt

交響詩「前奏曲」より / Franz Liszt : ピアノ(ソロ) / 中~上級
交響詩「祭典の響き」S.101/R418Franz Liszt

シラーの戯曲「芸術への忠誠」の序曲として作曲され、1854年に初演された交響詩。

華やかで小気味よい旋律が印象的な一曲で、一説によると当時恋愛関係にあったヴィトゲンシュタイン公爵夫人カロリーヌとの結婚のための祝祭音楽として作曲されたと言われています。

子守歌 S.174 R.57Franz Liszt

Berceuse, S. 174/R. 57a: Berceuse, S174a/R57a (1st Version)
子守歌 S.174 R.57Franz Liszt

フランツ・リストといえば、情熱的でロマンチックな音楽や、人間業とは思えない超絶技巧の楽曲を思い浮べる方が多いはず。

しかしこの楽曲は、リストらしい甘い雰囲気はありつつも激しさは一切感じられず終始穏やかに進んでいく、心地よい眠りに導いてくれるような美しい作品です。

音数は少なく譜読みしやすいですが、穏やかな流れを意識しなめらかに演奏するためには、指先をしっかりコントロールすることが重要です。

1854年に初版が制作されたこの曲は、正しい手のフォームで、1音1音を大切にしながら演奏しましょう。

巡礼の年 第3年 S.163/R.10 A283 第4曲 エステ荘の噴水Franz Liszt

巡礼の年 第3年から 「エステ荘の噴水」  フランツ・リスト
巡礼の年 第3年 S.163/R.10 A283 第4曲 エステ荘の噴水Franz Liszt

水の流れを表現したフランツ・リストの名作は、優雅な旋律が魅力的です。

ピアノの音色が、エステ荘の噴水を鮮やかに描き出し、聴く人を異国の地へと誘います。

リストは1868年にこの荘を訪れ、その美しさに感銘を受けたのだとか。

宗教的な要素も含まれており、曲の中間部には聖書の一節が挿入されています。

本作は、後の印象派音楽にも影響を与えた重要な曲。

ピアノ愛好家はもちろん、自然の音色に癒されたい方にもおすすめの一曲です。

3つのノクターン第3番「愛の夢」Franz Liszt

新ドイツ楽派や交響詩を作り出した、偉大なハンガリーの作曲家、フランツ・リスト。

クラシック界のターニング・ポイントを作った作曲家で、いくつものオリジナリティにあふれる名曲を残してきました。

なかでも、こちらの『愛の夢』は特に美しい作品として、長年にわたって愛されています。

癒やしのピアノ曲として人気が高い作品ですが、実はもともとは歌曲として作られた楽曲!

リスト自身の手によって編曲されたピアノバージョンでは、ピアノの音色だからこそ生み出せる繊細な表現が見事に演出されています。