フランツ・リストの名曲。人気のクラシック音楽
ハンガリー出身でドイツやオーストリアなどヨーロッパで活躍したフランツ・リストの名曲たちを紹介します。
「ラ・カンパネラ」「愛の夢」などの名曲で知られるピアニスト、そして作曲家でもあったリストの作品の中から、ピアノ曲はもちろんオーケストラで演奏する交響曲を含めておすすめする名曲、代表曲をご紹介します。
どんな曲でも初見で弾きこなしたという逸話があることから「ピアノの魔術師」と呼ばれた作曲家の素晴らしき名曲の数々をお楽しみください。
- Franz Lisztの人気曲ランキング【2025】
- 【名作クラシック】涙が出るほど美しい珠玉の名曲を一挙紹介
- ブラームスの名曲。人気のクラシック音楽
- ガブリエル・フォーレ|名曲、代表曲をご紹介
- 人気のクラシックピアノ曲。日本人ピアニストの名演集
- ロベルト・シューマン|名曲、代表曲をご紹介
- ドヴォルザークの名曲。人気のクラシック音楽
- 【バイオリン】時代を越えて愛され続けるクラシックの名曲・人気曲を厳選
- 【フランツ・シューベルトの名曲】歌曲王が遺した珠玉のクラシック作品。おすすめのクラシック音楽
- リヒャルト・シュトラウスの名曲。人気のクラシック音楽
- 【モーツァルト】代表曲、人気曲をご紹介
- 切ないクラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽
- シベリウスの名曲。人気のクラシック音楽
フランツ・リストの名曲。人気のクラシック音楽(41〜50)
子守歌 S.174 R.57Franz Liszt

フランツ・リストといえば、情熱的でロマンチックな音楽や、人間業とは思えない超絶技巧の楽曲を思い浮べる方が多いはず。
しかしこの楽曲は、リストらしい甘い雰囲気はありつつも激しさは一切感じられず終始穏やかに進んでいく、心地よい眠りに導いてくれるような美しい作品です。
音数は少なく譜読みしやすいですが、穏やかな流れを意識しなめらかに演奏するためには、指先をしっかりコントロールすることが重要です。
1854年に初版が制作されたこの曲は、正しい手のフォームで、1音1音を大切にしながら演奏しましょう。
巡礼の年 第3年 S.163/R.10 A283 第4曲 エステ荘の噴水Franz Liszt

水の流れを表現したフランツ・リストの名作は、優雅な旋律が魅力的です。
ピアノの音色が、エステ荘の噴水を鮮やかに描き出し、聴く人を異国の地へと誘います。
リストは1868年にこの荘を訪れ、その美しさに感銘を受けたのだとか。
宗教的な要素も含まれており、曲の中間部には聖書の一節が挿入されています。
本作は、後の印象派音楽にも影響を与えた重要な曲。
ピアノ愛好家はもちろん、自然の音色に癒されたい方にもおすすめの一曲です。
3つのノクターン第3番「愛の夢」Franz Liszt

新ドイツ楽派や交響詩を作り出した、偉大なハンガリーの作曲家、フランツ・リスト。
クラシック界のターニング・ポイントを作った作曲家で、いくつものオリジナリティにあふれる名曲を残してきました。
なかでも、こちらの『愛の夢』は特に美しい作品として、長年にわたって愛されています。
癒やしのピアノ曲として人気が高い作品ですが、実はもともとは歌曲として作られた楽曲!
リスト自身の手によって編曲されたピアノバージョンでは、ピアノの音色だからこそ生み出せる繊細な表現が見事に演出されています。
スペイン狂詩曲 S.254Franz Liszt

超絶技巧を要する楽曲を数多く残したフランツ・リストの作品のなかでも、非常に難易度が高い曲の一つとされている『スペイン狂詩曲』。
国際コンクールなどで演奏されることが多く、弾きこなせるピアニストもそれほど多くないといわれている難曲です。
高速の音階や力強い和音やオクターブの連続など、高難度につながる要素がちりばめられていますが、随所に現れるアルペジオもその一つ。
激しいアルペジオや柔らかくきらめくアルペジオ、さまざまな質感のアルペジオを1曲の中で楽しめる、聴きごたえのある作品です。
ハンガリー狂詩曲 S.244 第2番 嬰ハ短調Franz Liszt

ピアノの魔術師フランツ・リストが手掛けた『ハンガリー狂詩曲』は全19曲。
なかでも第2番は特に知名度が高く、リスト自身やフランツ・ドップラーによって管弦楽用に編曲されたものも、たびたび演奏されています。
難易度の高いことでも知られている作品ですが、特に曲の終わり近くに設けられたカデンツァは腕の見せどころ。
自作のカデンツァを挿入して、より華やかに仕上げているピアニストもいます。
楽譜のまま弾きこなすだけでもハードな曲ですが、よりオリジナリティあふれる演奏を目指したい方は、挑戦してみてはいかがでしょうか?
ハンガリー狂詩曲 第2番Franz Liszt

超絶技巧を要する難曲を数多く作曲したピアノの魔術師フランツ・リストの『ハンガリー狂詩曲 第2番』。
こちらの曲も例にもれず非常に難易度が高く、プロのピアニストでも演奏に苦戦する作品の一つです。
重厚な雰囲気から始まり、徐々に華やかさを増していく様子は、まさに圧巻!
明るく美しいメロディと力強いリズムは、長年にわたり多くのピアノ学習者やピアノ愛好家を魅了し続けています。
弾きこなすには相当な練習量が必要になりますが、ドラマチックな世界観を楽しみながらチャレンジしてみてください!
パガニーニによる大練習曲 S.121 第3番「ラ・カンパネラ」Franz Liszt

ピアノの魔術師と呼ばれたフランツ・リストによる練習曲集『パガニーニによる大練習曲 S.121 』のなかでも特に知名度、人気ともに高い第3番『ラ・カンパネラ』。
思わず「え?練習曲?」と言いたくなってしまうような難易度の高さと芸術性に、多くの方が練習曲とは認識していないのが正直なところかもしれませんね。
数多くの超絶技巧曲を作ってきたリストですが、この曲はニコロ・パガニーニのバイオリン曲をピアノ用に編曲したもの。
その演奏技術のあまりの巧みさに「悪魔に魂を売った」とまでいわれた鬼才・パガニーニと魔術師リスト……超絶技巧のオンパレードになるのもうなずけます。





