フランツ・リストの名曲。人気のクラシック音楽
ハンガリー出身でドイツやオーストリアなどヨーロッパで活躍したフランツ・リストの名曲たちを紹介します。
「ラ・カンパネラ」「愛の夢」などの名曲で知られるピアニスト、そして作曲家でもあったリストの作品の中から、ピアノ曲はもちろんオーケストラで演奏する交響曲を含めておすすめする名曲、代表曲をご紹介します。
どんな曲でも初見で弾きこなしたという逸話があることから「ピアノの魔術師」と呼ばれた作曲家の素晴らしき名曲の数々をお楽しみください。
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フランツ・リストの名曲。人気のクラシック音楽(41〜50)
無調のバガテルFranz Liszt

本曲はフランツ・リストが晩年に手がけたリストの探求心ある革新的な作品です。
1885年7月、ヴァイマルで初演されたこの曲は、リストの「調性の抹殺」という意図を反映しています。
トリトヌスや減七和音を多用し、独特の雰囲気を醸し出す本作は、調性からの解放を追求した試みとして高く評価されています。
伝統的な和声法にとらわれない斬新な音楽表現に興味がある方や、リストの音楽的探求心に触れたい方におすすめの一曲です。
詩的で宗教的な調べ 第5曲『主の祈り』Franz Liszt

ピアニストで作曲家フランツ・リストによる『詩的で宗教的な調べ』から、宗教的な深みを感じさせる一曲をご紹介します。
リストが1853年に完成させたこの曲集の中で、本作はリスト自ら作った合唱曲をピアノ独奏用に編曲したものです。
深い祈りの心が込められた演奏は、聴く人の心に静かな感動を呼び起こします。
技巧だけでなく、内面的な表現力も求められる本作は、ピアノを通じて精神性を表現したい方におすすめです。
リストの革新的な音楽性と宗教的な思索が融合した、心に響く一曲となっています。
超絶技巧練習曲 S.139 第4番「マゼッパ」Franz Liszt

クラシック音楽史に燦然と輝く巨匠、フランツ・リストの代表作の一つがこの曲です。
若き日の15歳のときに生み出され、後に改訂を重ねて完成した本作。
ヴィクトル・ユーゴーの叙事詩に触発された壮大な物語を、超絶技巧を駆使して描き出しています。
鐘の音や馬の足音を模した音型、3段譜による複雑な構成など、技術的にも音楽的にも非常に難易度の高い作品となっています。
7分30秒ほどの演奏時間の中に、マゼッパの壮絶な冒険が凝縮されており、ピアノの技巧を極めたい方はもちろん、音楽で物語を表現する妙を味わいたい方にもオススメの1曲です。
リヒャルト・ワーグナーの墓にFranz Liszt

19世紀の巨匠フランツ・リストが、親友リヒャルト・ワーグナーの死を悼んで作曲した珠玉の小品です。
1883年に書かれたこの作品は、演奏時間約2分30秒の短い曲ながら、深い友情と尊敬の念が込められています。
ピアノ独奏のために書かれた本作は、リストならではの感情的な深みと繊細な表現力が光ります。
ワーグナーへの想いが込められた静謐な旋律は、聴く人の心に染み入るでしょう。
ピアノ学習者の方はもちろん、クラシック音楽に親しみたい方にもおすすめの一曲です。
バッハの名による前奏曲とフーガFranz Liszt

パイプオルガンの王者的存在感を放つ1曲。
荘厳な響きと神聖な雰囲気が印象的です。
フランツ・リストが1855年から1856年にかけて作曲したこの楽曲は、バッハへの敬意を込めて「BACH」の音を主題に用いています。
低音から高音まで幅広い音域を駆使し、重厚な和音やアルペジオなど、技巧的な演奏が要求されます。
オルガン版とピアノ版があり、どちらも聴きごたえ十分。
教会やコンサートホールで響き渡る圧倒的な音の波に身を委ねてみてはいかがでしょうか。
クラシック音楽の魅力を存分に味わえる1曲です。
『詩的で宗教的な調べ』第7曲「葬送」S.173/R.14Franz Liszt

全10曲からなるピアノ曲集で、深い交友関係にあったフランスの詩人アルフォンス・ド・ラマルティーヌの詩集に感銘を受けて作曲されました。
中でも有名な「葬送」は、ハンガリー革命で処刑されたリストの知人たちに捧げられた追悼曲とみなされています。
ロマンス S.169Franz Liszt

フランツ・リストがモスクワを訪れた際に作曲したとされるこの曲。
音数はそれほど多くありませんが、ロマンチックさと穏やかさ、激しさなどのさまざまな要素を兼ね備えた、ロマン派を代表する作曲家リストらしい作品です。
「リストのロマンスなんて聞いたことがない」という方もいらっしゃるかもしれませんが、実は1848年に書かれたこの曲は、演奏会などでたびたび取り上げられており、ピアノ愛好家からも人気の高い1曲なんです。
リストの大曲に挑戦する前に、本作で世界観を味わってみるのもオススメですよ!