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フランツ・リストの名曲。人気のクラシック音楽

ハンガリー出身でドイツやオーストリアなどヨーロッパで活躍したフランツ・リストの名曲たちを紹介します。

「ラ・カンパネラ」「愛の夢」などの名曲で知られるピアニスト、そして作曲家でもあったリストの作品の中から、ピアノ曲はもちろんオーケストラで演奏する交響曲を含めておすすめする名曲、代表曲をご紹介します。

どんな曲でも初見で弾きこなしたという逸話があることから「ピアノの魔術師」と呼ばれた作曲家の素晴らしき名曲の数々をお楽しみください。

フランツ・リストの名曲。人気のクラシック音楽(41〜60)

超絶技巧練習曲 S.139 第4番「マゼッパ」Franz Liszt

辻井伸行 / リスト: 超絶技巧練習曲集 より 第4曲 マゼッパ
超絶技巧練習曲 S.139 第4番「マゼッパ」Franz Liszt

クラシック音楽史に燦然と輝く巨匠、フランツ・リストの代表作の一つがこの曲です。

若き日の15歳のときに生み出され、後に改訂を重ねて完成した本作。

ヴィクトル・ユーゴーの叙事詩に触発された壮大な物語を、超絶技巧を駆使して描き出しています。

鐘の音や馬の足音を模した音型、3段譜による複雑な構成など、技術的にも音楽的にも非常に難易度の高い作品となっています。

7分30秒ほどの演奏時間の中に、マゼッパの壮絶な冒険が凝縮されており、ピアノの技巧を極めたい方はもちろん、音楽で物語を表現する妙を味わいたい方にもオススメの1曲です。

バッハの名による前奏曲とフーガFranz Liszt

Franz Liszt, Prélude et Fugue sur B.A.C.H. – Jean-Baptiste Dupont, orgue
バッハの名による前奏曲とフーガFranz Liszt

パイプオルガンの王者的存在感を放つ1曲。

荘厳な響きと神聖な雰囲気が印象的です。

フランツ・リストが1855年から1856年にかけて作曲したこの楽曲は、バッハへの敬意を込めて「BACH」の音を主題に用いています。

低音から高音まで幅広い音域を駆使し、重厚な和音やアルペジオなど、技巧的な演奏が要求されます。

オルガン版とピアノ版があり、どちらも聴きごたえ十分。

教会やコンサートホールで響き渡る圧倒的な音の波に身を委ねてみてはいかがでしょうか。

クラシック音楽の魅力を存分に味わえる1曲です。

バッハの名による幻想曲とフーガ S.260/S.529Franz Liszt

元々はオルガン曲として作曲されたものをピアノ用に編曲した作品。

リストはバッハの作品に深く親しみ、この曲もバッハの主題が効果的に用いられています。

急速に上下するアルペジオ、嵐のように荒れ狂う低音が印象的な一曲です。

ピアノソナタ ロ短調 S.178/R.21Franz Liszt

リスト/ピアノ・ソナタ ロ短調 全曲/演奏:泊 真美子 Mamiko TOMARI
ピアノソナタ ロ短調 S.178/R.21Franz Liszt

1854年に出版され、シューマンに献呈されたピアノ・ソナタ。

全体を通して激しく変容する楽想で占められており、シューマンの妻クララからは「目的のない騒音にすぎない」と拒絶されてしまいます。

しかし、現在では多くの名ピアニストによって演奏される一曲となっています。

ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ長調 S.244-2Franz Liszt

超絶技巧を要する難曲を数多く作曲したピアノの魔術師フランツ・リスト。

『ハンガリー狂詩曲 第2番』は彼の代表作の一つであり、非常に難易度が高く、プロのピアニストでも演奏に苦戦する作品です。

ゆったりとした憂いのある旋律から始まり、徐々に速度を上げ華やかさを増していく様子は圧巻の一言!

ハンガリー民謡に影響を受けつつ、リストならではの華麗なピアノ書法で彩られた明るく美しいメロディと力強いリズムは、聴く者を魅了してやみません。

本作の演奏には相当な練習量が必要になりますが、情熱的でドラマチックな世界観を存分に味わいながら、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。