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フランツ・リストの名曲。人気のクラシック音楽

ハンガリー出身でドイツやオーストリアなどヨーロッパで活躍したフランツ・リストの名曲たちを紹介します。

「ラ・カンパネラ」「愛の夢」などの名曲で知られるピアニスト、そして作曲家でもあったリストの作品の中から、ピアノ曲はもちろんオーケストラで演奏する交響曲を含めておすすめする名曲、代表曲をご紹介します。

どんな曲でも初見で弾きこなしたという逸話があることから「ピアノの魔術師」と呼ばれた作曲家の素晴らしき名曲の数々をお楽しみください。

フランツ・リストの名曲。人気のクラシック音楽(41〜50)

忘れられたワルツ 第1番Franz Liszt

忘れられたワルツ 第1番(リスト)Valse oubliée No.1 (Liszt)
忘れられたワルツ 第1番Franz Liszt

19世紀の巨匠フランツ・リストが残した珠玉の小品です。

ハンガリー出身の超絶技巧を持つピアニストとしても知られるリストが、晩年の1881年7月に作曲しました。

優美な旋律と大胆な和声が織りなす3分程の小曲は、リストの成熟した音楽性が凝縮されています。

浮遊感のある響きと定型的なワルツの要素が絶妙に調和し、過ぎ去った時代への郷愁を感じさせます。

ピアノ中級者の方にもチャレンジしやすい難易度で、リストの世界に触れる良い入り口となるでしょう。

無調のバガテルFranz Liszt

Franz Liszt Bagatelle sans tonalite リスト「無調のバガテル」
無調のバガテルFranz Liszt

本曲はフランツ・リストが晩年に手がけたリストの探求心ある革新的な作品です。

1885年7月、ヴァイマルで初演されたこの曲は、リストの「調性の抹殺」という意図を反映しています。

トリトヌスや減七和音を多用し、独特の雰囲気を醸し出す本作は、調性からの解放を追求した試みとして高く評価されています。

伝統的な和声法にとらわれない斬新な音楽表現に興味がある方や、リストの音楽的探求心に触れたい方におすすめの一曲です。

詩的で宗教的な調べ 第5曲『主の祈り』Franz Liszt

Franz Liszt : Pater noster (Harmonies poétiques et religieuses S.173 – 5)
詩的で宗教的な調べ 第5曲『主の祈り』Franz Liszt

ピアニストで作曲家フランツ・リストによる『詩的で宗教的な調べ』から、宗教的な深みを感じさせる一曲をご紹介します。

リストが1853年に完成させたこの曲集の中で、本作はリスト自ら作った合唱曲をピアノ独奏用に編曲したものです。

深い祈りの心が込められた演奏は、聴く人の心に静かな感動を呼び起こします。

技巧だけでなく、内面的な表現力も求められる本作は、ピアノを通じて精神性を表現したい方におすすめです。

リストの革新的な音楽性と宗教的な思索が融合した、心に響く一曲となっています。

リヒャルト・ワーグナーの墓にFranz Liszt

Liszt, Franz: Am Grabe Richard Wagners,S.202,R.85 Pf. 喜多宏丞
リヒャルト・ワーグナーの墓にFranz Liszt

19世紀の巨匠フランツ・リストが、親友リヒャルト・ワーグナーの死を悼んで作曲した珠玉の小品です。

1883年に書かれたこの作品は、演奏時間約2分30秒の短い曲ながら、深い友情と尊敬の念が込められています。

ピアノ独奏のために書かれた本作は、リストならではの感情的な深みと繊細な表現力が光ります。

ワーグナーへの想いが込められた静謐な旋律は、聴く人の心に染み入るでしょう。

ピアノ学習者の方はもちろん、クラシック音楽に親しみたい方にもおすすめの一曲です。

巡礼の年 第3年 S.163/R.10 A283 第4曲 エステ荘の噴水Franz Liszt

巡礼の年 第3年から 「エステ荘の噴水」  フランツ・リスト
巡礼の年 第3年 S.163/R.10 A283 第4曲 エステ荘の噴水Franz Liszt

水の流れを表現したフランツ・リストの名作は、優雅な旋律が魅力的です。

ピアノの音色が、エステ荘の噴水を鮮やかに描き出し、聴く人を異国の地へと誘います。

リストは1868年にこの荘を訪れ、その美しさに感銘を受けたのだとか。

宗教的な要素も含まれており、曲の中間部には聖書の一節が挿入されています。

本作は、後の印象派音楽にも影響を与えた重要な曲。

ピアノ愛好家はもちろん、自然の音色に癒されたい方にもおすすめの一曲です。