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フランツ・リストの名曲。人気のクラシック音楽

ハンガリー出身でドイツやオーストリアなどヨーロッパで活躍したフランツ・リストの名曲たちを紹介します。

「ラ・カンパネラ」「愛の夢」などの名曲で知られるピアニスト、そして作曲家でもあったリストの作品の中から、ピアノ曲はもちろんオーケストラで演奏する交響曲を含めておすすめする名曲、代表曲をご紹介します。

どんな曲でも初見で弾きこなしたという逸話があることから「ピアノの魔術師」と呼ばれた作曲家の素晴らしき名曲の数々をお楽しみください。

フランツ・リストの名曲。人気のクラシック音楽(21〜30)

愛の夢 第3番「おお、愛しうる限り愛せ」S.541/R.211Franz Liszt

リスト/愛の夢-3つのノクターン 第3番「おお、愛しうる限り愛せ」
愛の夢 第3番「おお、愛しうる限り愛せ」S.541/R.211Franz Liszt

「3つの夜想曲」の副題を持つ3曲構成のピアノ曲。

特に第3番が有名で、単独で演奏されることの多い人気曲です。

元々はドイツの詩人フライリヒラートの詩による歌曲として作曲されたものをピアノ独奏用として編曲しています。

優美できらめくような旋律が印象的な一曲です。

死の舞踏 S.126/R.457Franz Liszt

Valentina Lisitsa – John Axelrod – Liszt Totentanz for Piano & Orchestra
死の舞踏 S.126/R.457Franz Liszt

ピアノ独奏と管弦楽のための作品で、グレゴリオ聖歌の「ディエス・イレ(怒りの日)」の旋律を用いた楽曲です。

イタリア・ピサの教会で14世紀のフレスコ画「死の勝利」から着想を得たといわれ、重々しくドラマティックな印象の一曲。

ファウスト交響曲 S.108/R.425Franz Liszt

1857年に初演されたフランツ・リスト作曲の合唱つき交響曲で、「ファウスト」「グレーヒェン」「メフィストフェレス」と名づけられた3つの楽章で構成されています。

リストは、作曲家の友人で『幻想交響曲』を作曲したことで知られるエクトル・ベルリオーズから勧められたゲーテ「ファウスト」に深く魅了され、後にこの作品を題材にした作品をいくつも生み出すこととなりました。

交響詩「オルフェウス」S.98/R.415Franz Liszt

Franz Liszt – Orpheus, Symphonic Poem No. 4, S.98 / 리스트 – 오르페우스, 교향시 4번
交響詩「オルフェウス」S.98/R.415Franz Liszt

グルックの歌曲「オルフェオとエウリディーチェ」の序曲で、ルーブル美術館で見たエトルリアの壷に強い感銘を受けて作曲されたといわれています。

気高く優美な楽想で、時折聞こえるハープの音色は、オルフェウスが森の動物や木々をも魅了したという竪琴の音を連想させられます。

コンソレーション(慰め)S.172/R.14Franz Liszt

6曲の小品から構成されるピアノ曲集で、全体的に穏やかで上品な楽想が特徴的な作品。

リストはこの曲集を、周囲から認められぬ恋に理解を示してくれたワイマール大公妃マリア・パブローヴナに感謝の意をこめて献呈しました。

交響詩「理想」S.106/R.423Franz Liszt

フリードリヒ・シラーの詩「理想」を題材として作曲された交響詩。

ドイツの詩人らの像の除幕式で演奏された曲の一つでしたが、初演では聴衆から非難が起こったり、ヴァイオリニストのヨーゼフ・ヨアヒムと疎遠になるキッカケとなるなど、さまざまなエピソードを巻き起こした曲となりました。

献呈Franz Liszt

シューマン=リスト『献呈』/ Schumann=Liszt “Widmung”
献呈Franz Liszt

ロマン派音楽の美しい融合を示す作品が、このシューマン=リストの曲です。

1840年にシューマンが妻クララにささげた歌曲を、ピアノの魔術師リストが1848年にピアノ独奏用に編曲しました。

原曲の情感を保ちつつ、ピアノならではの技巧的な展開と深い表現を加えています。

愛する人への深い愛情と尊敬を歌った詩的な歌詞が、リストの編曲によってより華やかに彩られています。

ピアノリサイタルのレパートリーとしても広く愛されるこの曲。

ロマン派音楽の奥深さを味わいたい方におすすめの1曲です。