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メンデルスゾーンの名曲|人気のクラシック音楽

ドイツのロマン派を代表する作曲家、メンデルスゾーン。

作曲家だけでなくピアニストや指揮者としても活動しており、幼少期から神童と呼ばれるほど音楽の才能をもっていました。

本記事では、そんなメンデルスゾーンが残した名曲をご紹介します。

メンデルスゾーンがお好きな方も、あまり知らなかった方も、ぜひ一度目をとおしてみてくださいね。

彼の作風の特徴や魅力に気付き、お気に入りの曲が見つかりましたら幸いです。

楽器や歌を奏でられる方は、ぜひ実際に演奏もしてみてください!

メンデルスゾーンの名曲|人気のクラシック音楽(11〜20)

無言歌集 第5巻 Op62-5 第3曲「ヴェニスの舟歌」Felix Mendelssohn

メンデルスゾーン : ヴェニスの舟歌 第3番【04_暗い・悲しい楽譜と説明付きクラシックピアノ曲】
無言歌集 第5巻 Op62-5 第3曲「ヴェニスの舟歌」Felix Mendelssohn

フェリックス・メンデルスゾーンが残したピアノ小品集、名盤『Lieder ohne Worte』Op. 62に含まれる一曲です。

この楽曲の左手で奏でられる6/8拍子の伴奏は、ヴェネツィアの運河をゴンドラが進む様子を巧みに表しており、右手で歌われるメロディは水面に響く物悲しい歌のようです。

ただ暗いだけでなく、悲しみの中に凛とした気品や優雅さを感じさせるところが本作の魅力です。

1844年に刊行されたこの作品集はクララ・シューマンに献呈されています。

無理に元気を出したくない時、この美しい旋律に身を委ねて、心の深いところまで静かに沈んでいく感覚を味わいたい方におすすめです。

真夏の夜の夢 Op.61より『スケルツォ』Felix Mendelssohn=Rachmaninoff

Rachmaninoff Paraphrasing Mendelssohn : Scherzo “A Midsummer Night’s Dream” – Lugansky
真夏の夜の夢 Op.61より『スケルツォ』Felix Mendelssohn=Rachmaninoff

『真夏の夜の夢』は、シェイクスピアの戯曲に基づく付随音楽として1843年に作曲されました。

その中の『スケルツォ』は、妖精たちが軽やかに舞い踊る様子を音楽で表現した部分。

独特なリズムと華やかな旋律が印象的ですね。

本作は、その曲をロシア出身の作曲家、ラフマニノフがピアノ独奏用に編曲したものです。

オーケストラの豊かな響きをピアノ一台で再現した技巧的な演奏は、聴く人を幻想的な世界へと誘います。

コンサートなどでも広く演奏されており、ファンタジーな雰囲気や繊細な表現を楽しみたい方にオススメの1曲です。

ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調 Op.49Felix Mendelssohn

ATOS Trio: Mendelssohn – Trio no.1 in d-minor, op.49 – live at Wigmore Hall
ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調 Op.49Felix Mendelssohn

このピアノとヴァイオリン、チェロの3重奏曲は、シユーマンが「ベートーヴェンの変ロ長調とニ長調の三重奏曲、シューベルトの変ホ長調三重奏曲が彼らの傑作であるように、これは我々の時代の大家の三重奏曲である。

来たるべき多くの歳月にとって我々の孫や曾孫を喜ばせるであろう非常に優れた作品である。」と、讃えた曲です。

シューマンと奥さんのクララ・シユーマン、メンデルスゾーンは温かな親交がありました。

リプシア音楽学院の創立者、学長でもあったメンデルスゾーンはシューマンよりも1歳年上で、彼らに何かと力添えをしていました。

評論家、演奏興行者(プロデューサー)でもあったメンデルスゾーンはシューマンの交響曲の紹介もしています。

演奏者はボロディン・トリオ第1楽章〜第4楽章演奏時間約31分。

長く感じられたら区切ってお聴きください。

『我が祈りを聞きたまえ、主よ』WoO 15, MWV B49Felix Mendelssohn

本作は1834年に作曲された宗教音楽で、オーケストラと混声合唱のために書かれています。

穏やかで感情的なバラードの曲調で、静けさと安らぎをもたらすメロディが特徴的。

歌詞は神に向けた祈りと助けを求める内容で、敵からの脅威や孤独感、恐れが語られています。

クリスマスシーズンや宗教行事で演奏されることが多く、教会音楽や宗教音楽のコンサートでも人気があります。

普段宗教音楽に触れる機会がない方も、この美しい曲を一度聴いてみてはいかがでしょうか?

交響曲 第1番 ハ短調 Op.11Felix Mendelssohn

Mendelssohn: 1. Sinfonie ∙ hr-Sinfonieorchester ∙ Andrés Orozco-Estrada
交響曲 第1番 ハ短調 Op.11Felix Mendelssohn

メンデルスゾーンがわずか15歳で作曲した本作は、彼の才能を存分に発揮した作品です。

全4楽章からなり、古典派の影響を受けつつも、若き天才ならではの独創性が光ります。

第1楽章の力強さ、第2楽章の優雅さ、第3楽章の活気、そして第4楽章の壮大さ。

それぞれの楽章が異なる表情を見せ、聴く人を飽きさせません。

1824年11月、姉の誕生日を祝う場で初演されました。

クラシック音楽を愛する方はもちろん、これから音楽の世界に触れてみたいという方にもオススメの1曲です。