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メンデルスゾーンの名曲|人気のクラシック音楽

ドイツのロマン派を代表する作曲家、メンデルスゾーン。

作曲家だけでなくピアニストや指揮者としても活動しており、幼少期から神童と呼ばれるほど音楽の才能をもっていました。

本記事では、そんなメンデルスゾーンが残した名曲をご紹介します。

メンデルスゾーンがお好きな方も、あまり知らなかった方も、ぜひ一度目をとおしてみてくださいね。

彼の作風の特徴や魅力に気付き、お気に入りの曲が見つかりましたら幸いです。

楽器や歌を奏でられる方は、ぜひ実際に演奏もしてみてください!

メンデルスゾーンの名曲|人気のクラシック音楽(31〜40)

ヴェニスの舟唄 Op.57-5Felix Mendelssohn

Mendelssohn – “Venezianisches Gondellied” – Schreier
ヴェニスの舟唄 Op.57-5Felix Mendelssohn

1842年の作品です。

ベニスのゴンドラの船乗りに身を変えた男が恋人を待ち焦がれて歌う哀愁のある、しかし熱情的な歌です。

トーマス・ムーアの詩。

トーマス・ムーアは1805年にアイルランドに生まれた詩人で「夏の最後の薔薇」(庭の千草)を書いた人です。

ヴェニスの舟唄Venetianisches Gondellied はドイツ語に訳され、「広場に夕風が吹く頃、ニネッタ、貴女は知っている、ここに誰が待っているか」と、始まる詩です。

ペーター・シュライヤーのテノールとウォルター・オルべルツのピアノ伴奏で。

ぺーター・シュライヤーは1935年生まれ、ドイツのテノール歌手、最近では指揮もとります。

オペラ(モーツァルト、ワーグナー、シュトラウスなど)オラトリオ、マタイ受難曲、ドイツ・リート、と幅広く活躍しました。

伴奏のワルター・オルべルツは古典派を得意とする(特にハイドン)ピアニストです。

ピアノソナタ 第3番 変ロ長調 Op.106Felix Mendelssohn

ILSE VON ALPENHEIM plays MENDELSSOHN Piano Sonata Op.106 (1975)
ピアノソナタ 第3番 変ロ長調 Op.106Felix Mendelssohn

メンデルスゾーンが18歳の時の作品です。

メンデルスゾーンのソナタの中でも演奏される機会が多く、親しまれています。

メンデルスゾーンは、ベートーヴェンを敬愛していました。

この曲はベートーベンが他界した1827年に作曲されました。

ベートーヴェンのハンマークラヴィア・ソナタと多くの類似点があります。

全4楽章で、どの楽章もすばらしいです。

平均演奏時間は約20分力強く華やかに始まる第1楽章、軽やかに奏されるスケルツォ楽章。

優美な旋律が歌われる第3楽章。

第3楽章から第4楽章へと切れ目なく奏され、柔らかな旋律が甘美で魅力的です。

最後はアルページョで消えるように曲を閉じます。

総じてメンデルスゾーンの曲は短調の曲でも悲壮感や陰鬱さがなく、美しく爽やかで詩情豊か。

ピアノ曲でも同世代のショパンの曲と比べて個性の違いが際立っています。

イルゼ・フォン・アルペンハイムのピアノで約18分お楽しみください。

無言歌集 第1巻 Op.19 第6曲『ヴェネツィアの舟歌 第1』Felix Mendelssohn

Jan Lisiecki – Mendelssohn: Lieder ohne Worte, Op. 19: No. 6 in G Minor, “Venetian Gondola Song”
無言歌集 第1巻 Op.19 第6曲『ヴェネツィアの舟歌 第1』Felix Mendelssohn

ドイツロマン派の巨匠が描いたヴェネツィアの情景。

穏やかな波の揺らぎを思わせる8分の6拍子のリズムが心地よく、ゴンドラが静かに水面を進む様子が目に浮かびます。

1830年10月に作曲されたこの曲は、メンデルスゾーン自身が『ヴェネツィアの舟歌』と名付けた珠玉の小品。

左手の柔らかな伴奏と右手の歌うようなメロディが絶妙な調和を生み出し、聴く者を幻想的な世界へと誘います。

技巧的な難しさはそれほど高くありませんが、繊細なタッチと表現力が求められる一曲。

ピアノ愛好家の皆さんにぜひチャレンジしていただきたい名曲です。

無言歌集 第2巻 Op.30 第6曲 ヴェネツィアの舟歌 第2Felix Mendelssohn

無言歌「ベニスの舟歌Op.30-6」メンデルスゾーン Lieder ohne Worte「Venezianisches Gondellied 」Mendelssohn
無言歌集 第2巻 Op.30 第6曲 ヴェネツィアの舟歌 第2Felix Mendelssohn

ドイツが誇る初期ロマン派の巨匠、フェリックス・メンデルスゾーンの魅力が詰まった一曲です。

メンデルスゾーンは1809年2月に生まれ、幼少期からその才能を発揮しました。

本作は彼の代表作「無言歌集」の一つで、ヴェネツィアの情景を音楽で描いています。

穏やかな6/8拍子の中に、ゴンドラの揺れるような静けさと、時折訪れる感情の高まりが巧みに表現されています。

左手の静かな伴奏と右手の印象的なメロディーラインが、聴く人の心に深い余韻を残します。

穏やかな中にも切なさを感じさせる本作は、静かな夜に一人で聴きたい、心に染み入る一曲です。

『6つの二重唱曲』Op.63 第4曲『秋の歌』Felix Mendelssohn

「6つの二重唱曲」は1、「わが愛をそそぎ」・2、「渡り鳥の別れ」・3、「挨拶」・4、「秋の歌」・5、「民謡」・6.「すずらんと花たち」の6曲から構成されるデュエット曲で声楽作曲家としてのメンデルスゾーンの才能を知らしめるに十分な作品に仕上がっています。

「秋の歌」はニコラウス・レーナウの詩にメンデルスゾーンが美しいメロディーを付けた作品で、しみじみとした「秋」の情緒を感じさせてくれる名曲です。

ああ、なんて急いで踊りの輪は終わり春は冬に変わるのだろうああ、なんて急いで悲しみの沈黙へとすべての喜びは変わってしまうのだろうすぐに最後の響きが消えすぐに最後の歌い手もいなくなると春のように甘い夢と愛はすぐに消えてゆくただひとつだけ消えないものは憧れ、それは決して褪せないもの歌詞大意です。

ソプラノ;バーバラ・ボニーメゾソプラノ;アンジェリカ・キルヒシュラーゲル