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メンデルスゾーンの名曲|人気のクラシック音楽

ドイツのロマン派を代表する作曲家、メンデルスゾーン。

作曲家だけでなくピアニストや指揮者としても活動しており、幼少期から神童と呼ばれるほど音楽の才能をもっていました。

本記事では、そんなメンデルスゾーンが残した名曲をご紹介します。

メンデルスゾーンがお好きな方も、あまり知らなかった方も、ぜひ一度目をとおしてみてくださいね。

彼の作風の特徴や魅力に気付き、お気に入りの曲が見つかりましたら幸いです。

楽器や歌を奏でられる方は、ぜひ実際に演奏もしてみてください!

もくじ

メンデルスゾーンの名曲|人気のクラシック音楽(41〜60)

オルガン・ソナタ 変ロ長調 Op. 65 No. 4 MWV W59 IV. Allegro maestoso e vivaceFelix Mendelssohn

メンデルスゾーンが1845年に作曲したオルガンソナタの最終楽章。

バロック音楽の形式を取り入れつつ、ロマン派特有の表現力豊かな和声と構成美を融合させた壮大な曲です。

フーガを中心に展開される華麗なフィナーレは、荘厳でありながらも躍動感にあふれ、聴く人の心に強烈な印象を残します。

この曲は、イギリスでのオルガン演奏ツアーをきっかけに生まれました。

メンデルスゾーンは1837年以降、イギリスでオルガン音楽の普及に貢献。

その経験が、この作品の誕生につながったのです。

オルガン音楽を愛する方はもちろん、クラシック音楽に興味のある方にもオススメの1曲です。

無言歌集 第5巻 Op.62 第5曲『ヴェネツィアの舟歌 第3』Felix Mendelssohn

Barenboim plays Mendelssohn Songs Without Words Op.62 no.5 in A Minor – Venetian Gondellied
無言歌集 第5巻 Op.62 第5曲『ヴェネツィアの舟歌 第3』Felix Mendelssohn

『無言歌集』は、言葉を使わずにピアノだけで感情を表現することを目指した作品集です。

全8巻48曲からなり、その中でも極めて人気の高い『ヴェネツィアの舟歌』は、ゆったりとしたリズムが印象的。

ヴェネツィアの運河を進むゴンドラの様子が目に浮かぶようですね。

『ヴェネツィアの舟歌』という題の曲は、この『無言歌集』の中で全3曲あり、本作はその中でも最後の作品。

1844年に作曲され、イ短調で書かれており、優雅さの中にも物憂げな雰囲気が漂います。

ロマン派音楽ファンはもちろん、ピアノ演奏を楽しむ方にもおすすめの1曲です。

無言歌集 第2巻 Op.30 第6曲 ヴェネツィアの舟歌 第2Felix Mendelssohn

無言歌「ベニスの舟歌Op.30-6」メンデルスゾーン Lieder ohne Worte「Venezianisches Gondellied 」Mendelssohn
無言歌集 第2巻 Op.30 第6曲 ヴェネツィアの舟歌 第2Felix Mendelssohn

ドイツが誇る初期ロマン派の巨匠、フェリックス・メンデルスゾーンの魅力が詰まった一曲です。

メンデルスゾーンは1809年2月に生まれ、幼少期からその才能を発揮しました。

本作は彼の代表作「無言歌集」の一つで、ヴェネツィアの情景を音楽で描いています。

穏やかな6/8拍子の中に、ゴンドラの揺れるような静けさと、時折訪れる感情の高まりが巧みに表現されています。

左手の静かな伴奏と右手の印象的なメロディーラインが、聴く人の心に深い余韻を残します。

穏やかな中にも切なさを感じさせる本作は、静かな夜に一人で聴きたい、心に染み入る一曲です。

厳格な変奏曲 ニ短調 Op.54Felix Mendelssohn

Mendelssohn:Variations sérieuses Op.54|メンデルスゾーン:厳格なる変奏曲 作品54
厳格な変奏曲 ニ短調 Op.54Felix Mendelssohn

ドイツの作曲家フェリックス・メンデルスゾーンのピアノ作品のなかでも、広く親しまれている楽曲の一つである『厳格な変奏曲』。

1841年に、ベートーヴェンの記念碑建設資金を集めるために書かれた本作は、17の変奏から成り立っています。

荘厳な主題を基に、リズムやテンポの変化を通じて劇的な展開が繰り広げられ、技術的な難しさと内面的な深さを兼ね備えた作品となっています。

テクニック的に高度な難易度ですが、メンデルスゾーンの音楽的深さと芸術性を感じられる1曲です。

HerbstliedFelix Mendelssohn

Herbstlied, No. 4 – Sechs Lieder-Duette, Op. 63 – Mendelssohn
HerbstliedFelix Mendelssohn

19世紀のドイツのロマン派を代表する作曲家、フェリックス・メンデルスゾーンの作品の中でも、秋を象徴する楽曲として知られているのが『Herbstlied』(秋の歌)です。

1844年に発表されたこの曲は、詩人カール・クリンゲマンの詩に曲をつけたもので、秋の自然の移ろいを通して人生の儚さを描きつつ、愛や希望の永遠性を歌い上げています。

静かな哀愁と共に希望を感じさせる旋律は、秋の夕暮れ時にぴったりの雰囲気。

メンデルスゾーンの繊細な感性が光る本作は、秋の訪れを感じながら人生について思いを巡らせたい方におすすめの一曲です。

子守歌 Op.47Felix Mendelssohn

Felix Mendelssohn – Bei der Wiege op. 47 nr 6
子守歌 Op.47Felix Mendelssohn

カール・クリンゲンマンの詩による作品。

Bei der Wiegeというタイトルで「眠りに」。

「ゆりかご」と訳している方もいますが「子守歌」としました。

1841年の作品です。

おやすみ!おやすみ、これから来る喜びと悲しみを夢見てご覧、素晴らしい人たちの姿を、沢山の人たちが行き来するけれどお前にはまた新しい人たちが現れる。

じっと我慢して待ってなさいおやすみ!おやすみ、花が開き育っていく春の力を夢見てご覧、お聞き、小鳥のさえずりを、愛が天に、そして地上にあふれているのを!今日の日は過ぎ去っていくけれど心配せずにじっと我慢して待ってなさい春はまだ花咲き、まだ輝く以上、歌詞大意です。

ソプラノ:ボゼーナ・ハラシモ—ヴィチ(1965年、ポーランドのソプラノ歌手)ピアノ伴奏:オルガ・ニェクツィポレンコ2009年のリサイタルより