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メンデルスゾーンの名曲|人気のクラシック音楽

ドイツのロマン派を代表する作曲家、メンデルスゾーン。

作曲家だけでなくピアニストや指揮者としても活動しており、幼少期から神童と呼ばれるほど音楽の才能をもっていました。

本記事では、そんなメンデルスゾーンが残した名曲をご紹介します。

メンデルスゾーンがお好きな方も、あまり知らなかった方も、ぜひ一度目をとおしてみてくださいね。

彼の作風の特徴や魅力に気付き、お気に入りの曲が見つかりましたら幸いです。

楽器や歌を奏でられる方は、ぜひ実際に演奏もしてみてください!

もくじ

メンデルスゾーンの名曲|人気のクラシック音楽(41〜60)

無言歌集 第5巻 Op.62 第1曲『5月のそよ風』Felix Mendelssohn

「5月のそよ風」 無言歌集 第5巻より(メンデルスゾーン作曲) ピュアニスト・石原可奈子 [ピアノソロ] : May breezes(Felix Mendelssohn)Kanako Ishihara
無言歌集 第5巻 Op.62 第1曲『5月のそよ風』Felix Mendelssohn

ドイツロマン派を代表する作曲家フェリックス・メンデルスゾーンの『無言歌集』。

その第5巻に収められた本作は、春の訪れを感じさせる柔らかな旋律が印象的な人気曲です。

メンデルスゾーンは1809年2月3日に生まれ、わずか38年の生涯で多くの名曲を残しました。

本作の魅力は、繊細な装飾音が織り込まれた主旋律にあり、聴く人の心に穏やかな時間をもたらします。

ピアノ教育でも重要な位置を占めるこの曲は、技術向上だけでなく、音楽的表現力を磨くのにぴったり。

忙しい日常から解放されたい方におすすめの一曲です。

無言歌集 第7巻 Op.85 第4曲『エレジー』Felix Mendelssohn

ドイツロマン派の天才作曲家フェリックス・メンデルスゾーンが遺した『無言歌集』。

その第7巻に収められた一曲は、深い感情を描き出す静謐な名作です。

1809年生まれのメンデルスゾーンは、わずか5歳で作曲を始め、20歳でバッハの『マタイ受難曲』を再演するなど、早熟の才能を発揮しました。

本作は、言葉なしで物語を紡ぐピアノ小品。

繊細な旋律と複雑な装飾音が織りなす世界は、聴く人の心に直接語りかけます。

穏やかでありながら深い感情を表現したい方にぴったり。

ピアノ愛好家の皆さん、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

無言歌集 第8巻 Op.102 第4曲『そよ風』Felix Mendelssohn

メンデルスゾーン:無言歌集 第8巻 「そよぐ風」,Op.102-4,U162,192,195,152,194,172  pf. 梅田 智也:Umeda, Tomoya
無言歌集 第8巻 Op.102 第4曲『そよ風』Felix Mendelssohn

ドイツのロマン派を代表する作曲家フェリックス・メンデルスゾーンが残した『無言歌集』。

全8巻48曲からなるこのピアノ小品集は、1829年から1845年にかけて書かれました。

その中でも第8巻に収められた1曲は、穏やかでありながら感情豊かな表現が求められる名曲です。

繊細なアルペジオと左手の分散和音が織りなす美しい旋律は、まるで自然の情景を描いているかのよう。

歌詞はありませんが、聴く人の心に静けさや慰めをもたらします。

ピアノ愛好家の方はもちろん、クラシック音楽に興味のある方にもおすすめの1曲。

優雅な調べに心奪われてみてはいかがでしょうか。

6つの子供の小品 Op.72 第3番Felix Mendelssohn

Mendelssohn: 6 Kinderstücke Op. 72: III. Allegretto, MWV U 164
6つの子供の小品 Op.72 第3番Felix Mendelssohn

難しいテクニックを習得する必要なく、ロマン派音楽の優雅な美しさを堪能できるメンデルゾーンのピアノ小品集『6つの子供の小品 Op.72』。

3番目に収録されているこの曲は、美しさに加えて子供たちの戯れを連想させるようなかわいらしさや軽やかさも感じられる、爽やかで明るい作品です。

流れるような美しいレガート部分と、弾むスタッカートや付点リズムの連続をしっかりと弾き分け、メリハリのある演奏に仕上げましょう!

7つの性格的小品 Op.7 第1番 やさしく感情をこめてFelix Mendelssohn

1827年から1829年にかけて作曲されたという『7つの性格的小品』は、メンデルスゾーンの作品の中でもバッハからの影響が強く見られるピアノ曲集として知られています。

複数の異なる旋律を調和を保ちながら同時に鳴らす、いわゆる「対位法」と呼ばれる技法を駆使した作風で、右手で旋律を弾いて左手は和音で伴奏を弾くといったタイプの楽曲しか弾いたことがないという方は戸惑われるかもしれませんが、初級者ピアニストとしてこちらの『7つの性格的小品』に挑戦することでレベルアップを図れることは間違いないでしょう。

今回は全7曲のうち、比較的難易度の低いと思われる第1曲『やさしく感情をこめて』を取り上げています。

バッハ的な優雅さと物悲しさを帯びたメロディがとても美しく、しっかり弾きこなせれば古典派の醍醐味をほんの少しでも味わえるかもしれません。

先述したように、右手と左手とが独立した動きで展開していくため、初心者の方は片手だけで練習していくことも大切です。

派手さがない分、淡々と弾きすぎて地味になりすぎないように抑揚をつけてあげることにも注意してくださいね。

「夏の名残のばら」による幻想曲 Op.15Felix Mendelssohn

Mendelssohn ‘The last rose of summer’ 夏の名残の薔薇による幻想曲
「夏の名残のばら」による幻想曲 Op.15Felix Mendelssohn

『夏の名残のばら』はアイルランドの詩人、トーマス・ムーアが1805年に書いた詩で、1813年には同国の民謡を旋律としてつけて出版された作品です。

日本では『庭の千草』という唱歌として広く紹介されていますが、クラシック音楽の分野への引用も多く行われており、中でも有名なのがメンデルスゾーンの『「夏の名残のばら」による幻想曲 Op.15』なのですね。

原曲のメロディを取り入れながらも、メンデルスゾーンのセンスでもってピアノ曲として見事に昇華しております。

冒頭は主題のメロディが優しく奏でられますが、中間部で突然感情がかき乱されるような、プレスト・アジタートで始まる性急な展開へと突入するさまが実にドラマチックですね。

ふとした時に主題のメロディが歌われたり、ラストで消え入るように終わる幻想的な雰囲気も素晴らしいです。

とはいえ実際に弾くとなると中級者以上の技術が求められますし、中級レベルに差し掛かった程度では正直厳しいでしょう。

右手と左手とで交互に16分音符を連打するプレスト・アジタートは、それぞれの役割をしっかり意識しながら単に音符をなぞるだけに終始しないように注意してみてください。

楽曲全体的に緩急をつけて、原曲の詩で語られるイメージも常に念頭に置くことで表現力も増しますよ。