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メンデルスゾーンの名曲|人気のクラシック音楽

メンデルスゾーンの名曲|人気のクラシック音楽
最終更新:

ドイツのロマン派を代表する作曲家、メンデルスゾーン。

作曲家だけでなくピアニストや指揮者としても活動しており、幼少期から神童と呼ばれるほど音楽の才能をもっていました。

本記事では、そんなメンデルスゾーンが残した名曲をご紹介します。

メンデルスゾーンがお好きな方も、あまり知らなかった方も、ぜひ一度目をとおしてみてくださいね。

彼の作風の特徴や魅力に気付き、お気に入りの曲が見つかりましたら幸いです。

楽器や歌を奏でられる方は、ぜひ実際に演奏もしてみてください!

もくじ

メンデルスゾーンの名曲|人気のクラシック音楽(1〜20)

無言歌集 第1巻 Op.19 第3曲『狩りの歌』Felix Mendelssohn

Barenboim plays Mendelssohn Songs Without Words Op.19 No.3 A Major – Hunting Song
無言歌集 第1巻 Op.19 第3曲『狩りの歌』Felix Mendelssohn

『無言歌集』は、1832年に発表されたピアノ独奏曲で、歌詞のない旋律が歌のように響く作品です。

全8巻48曲からなりますが、その中の本作は狩りの情景を描いた軽快な曲調が特徴的。

活気に満ちたリズムと躍動感のある旋律で、まるで馬に乗って狩りに出かけるような気分を味わえます。

メンデルスゾーンらしい洗練された旋律美が際立っており、クラシック音楽ファンはもちろん、ピアノ演奏を楽しむ方にもオススメ。

当時のサロン音楽の要請に応え、一般のピアニストにも演奏しやすい形で作曲されたという背景も興味深いですね。

真夏の夜の夢 Op.61より『結婚行進曲』Felix Mendelssohn

メンデルスゾーン/「夏の夜の夢」結婚行進曲 Mendelssohn: Wedding March
真夏の夜の夢 Op.61より『結婚行進曲』Felix Mendelssohn

メンデルスゾーンの代表作である『真夏の夜の夢』は、シェイクスピアの戯曲のために作曲されました。

その中の一部、『結婚行進曲』は、明るく荘厳な曲調で、祝祭的な雰囲気を持っています。

1858年、イギリスのヴィクトリア女王の長女の結婚式で演奏されたことをきっかけに、結婚式の定番曲として広く親しまれるようになりました。

一度は耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?

華やかな管弦楽編成で演奏され、力強いファンファーレ風のモチーフが印象的です。

無言歌集 第5巻 Op.62 第6曲『春の歌』Felix Mendelssohn

Felix Mendelssohn – Song without words, Op. 62 No. 6 “Spring Song” [Complete] (Piano Solo)
無言歌集 第5巻 Op.62 第6曲『春の歌』Felix Mendelssohn

『無言歌集』は、ピアノ独奏のための短い作品集で、全8巻48曲からなります。

その中でも第5巻の6曲目『春の歌』は、春の訪れを感じさせる軽やかで喜びに満ちた旋律が特徴的。

軽快で明るい曲調で、自然の美しさや春の息吹を音楽的に描写しています。

ピアノだけでなく、ヴァイオリンやフルートといった他の楽器向けにも編曲され、幅広い演奏形態で楽しまれています。

クラシック音楽が好きな方はもちろん、春の季節に心地よい音楽を聴きたい方にもオススメですよ。

真夏の夜の夢 Op.21『序曲』Felix Mendelssohn

Stage@Seven: Mendelssohn: A Midsummer Night’s Dream (Ouverture) – Andrés Orozco-Estrada
真夏の夜の夢 Op.21『序曲』Felix Mendelssohn

『真夏の夜の夢』は同名のシェイクスピアの喜劇です。

古代アテネを舞台に、娘を決めた男に嫁がせたがる頑強なお父さん、別に恋人がいる娘、親に従わない娘を処刑しようと画策する父親。

娘の親友とその恋人。

妖精王オベロンは惚れ目薬を使って何とか2組の恋人達をまとめようとドタバタ喜劇が展開し、2組の恋人達は幸福な結婚式を挙げることとなり最後はめでたしめでたしで幕を閉じます。

このドラマに付随する曲をメンデルスゾーンが書きました。

間奏曲、スケルツォなど11曲(12曲)からなる劇の付随音楽で、本作の『序曲』でドラマが始まります。

現在は1964年、フレデリック・アシュトンが振り付けて以来、バレエ作品として上演されています。

全曲を聴くと50分程。

そのうちの冒頭『序曲』を、まずはぜひ聴いてみてください。

交響曲 第4番『イタリア』イ長調 作品90Felix Mendelssohn

多言語を話したメンデルスゾーンが半年間のイタリア旅行中に作曲し始めました。

1831年に着手し1833年に完成。

彼が22〜24歳の時の作品です。

第1楽章イ長調で始まり、第4楽章はイ短調で終わりますが、哀愁のある短調ではなくタランチュラのリズムを取り入れた熱狂的で華やかな終楽章です。

全楽章をとおして明るく生き生きとした躍動感に溢れており、『イタリア』の名に相応しい作品。

演奏時間は約30分です。

ぜひ聴いてみてください!

無言歌集 第1巻 Op.19 第1曲『甘い思い出』Felix Mendelssohn

無言歌集8集あるうちの第1集第1曲目です。

メンデルスゾーンの音楽は地に足が着かない、妖精のようにフワリと空中を舞う、漂うような音楽だと言われています。

それはピアノ曲と歌曲に顕著で、まさに本作は淡々と夢の世界で歌われつつ情感がこもっています。

アルぺジオの伴奏のうえに、なんとも甘く切ないメロディが流れてゆく曲調が特徴的。

タイトルは後に出版社が付けたものです。

ファミリーコンサートやミニコンサートにも向いており、聴く人を魅了する作品です。