RAG MusicClassic
素敵なクラシック
search

メンデルスゾーンの名曲|人気のクラシック音楽

ドイツのロマン派を代表する作曲家、メンデルスゾーン。

作曲家だけでなくピアニストや指揮者としても活動しており、幼少期から神童と呼ばれるほど音楽の才能をもっていました。

本記事では、そんなメンデルスゾーンが残した名曲をご紹介します。

メンデルスゾーンがお好きな方も、あまり知らなかった方も、ぜひ一度目をとおしてみてくださいね。

彼の作風の特徴や魅力に気付き、お気に入りの曲が見つかりましたら幸いです。

楽器や歌を奏でられる方は、ぜひ実際に演奏もしてみてください!

メンデルスゾーンの名曲|人気のクラシック音楽(91〜100)

無言歌集 第2巻 Op.30 第6曲 ベニスのゴンドラの歌Felix Mendelssohn

「無言歌集」より ベニスのゴンドラの歌 Op.30-6 / メンデルスゾーン
無言歌集 第2巻 Op.30 第6曲 ベニスのゴンドラの歌Felix Mendelssohn

メンデルスゾーンの「無言歌集」の中に収められている曲です。

メンデルスゾーンはベニスのゴンドラこぎの歌う哀愁あるメロディーを好んでいたそうで、波がたゆたう様子やそれにともなう船の動きがゆったりとしたメロディーで表されています。

無言歌集 第2巻 Op.30 第6曲 ヴェネツィアの舟歌 第2Felix Mendelssohn

無言歌「ベニスの舟歌Op.30-6」メンデルスゾーン Lieder ohne Worte「Venezianisches Gondellied 」Mendelssohn
無言歌集 第2巻 Op.30 第6曲 ヴェネツィアの舟歌 第2Felix Mendelssohn

ドイツが誇る初期ロマン派の巨匠、フェリックス・メンデルスゾーンの魅力が詰まった一曲です。

メンデルスゾーンは1809年2月に生まれ、幼少期からその才能を発揮しました。

本作は彼の代表作「無言歌集」の一つで、ヴェネツィアの情景を音楽で描いています。

穏やかな6/8拍子の中に、ゴンドラの揺れるような静けさと、時折訪れる感情の高まりが巧みに表現されています。

左手の静かな伴奏と右手の印象的なメロディーラインが、聴く人の心に深い余韻を残します。

穏やかな中にも切なさを感じさせる本作は、静かな夜に一人で聴きたい、心に染み入る一曲です。

メンデルスゾーンの名曲|人気のクラシック音楽(101〜110)

無言歌集 第2巻 Op.30 第6曲「ヴェニスの舟歌」Felix Mendelssohn

メンデルスゾーン/ベニスの舟歌~「無言歌集 第2巻」より
無言歌集 第2巻 Op.30 第6曲「ヴェニスの舟歌」Felix Mendelssohn

優雅なメロディと繊細な感情表現で知られる、ドイツの作曲家フェリックス・メンデルスゾーン。

彼の代表作『無言歌集』に収められたこの曲は、ヴェニスの美しい風景を音楽で描いた珠玉の1曲です。

1835年に発表されたこの作品は、メンデルスゾーンの姉ファニーの息子の誕生を祝って作曲されました。

ゴンドラの揺れを思わせる伴奏のうえに重なるピアノの優美な旋律が、ヴェニスの夜の情景を鮮やかに描き出します。

ロマン派音楽を愛する方はもちろん、優しい音色に癒やされたい方にもオススメの曲です。

無言歌集 第5巻 Op.62 第1曲 5月のそよ風Felix Mendelssohn

「5月のそよ風」 無言歌集 第5巻より(メンデルスゾーン作曲) ピュアニスト・石原可奈子 [ピアノソロ] : May breezes(Felix Mendelssohn)Kanako Ishihara
無言歌集 第5巻 Op.62 第1曲 5月のそよ風Felix Mendelssohn

『無言歌集』の第5巻に収められた『5月のそよ風』は、タイトルにぴったりな穏やかで優しい響きが心地良い楽曲です。

『無言歌集』の全48曲のうち、難易度としてはそれほど高いものではなく今回の記事のテーマにも合った作品と言えそうですね。

右手の主旋律で装飾音的な16分音符が出てきますが、主軸の旋律を邪魔しないように、それでいて弱くなりすぎずといった加減で弾くようにしましょう。

左手の伴奏については、とくに前半は手が小さい方ですと少しつらいかもしれませんが、途切れずなめらかに弾けるように繰り返し練習してみてください!

無言歌集 第5巻 Op.62 第6曲「春の歌」Felix Mendelssohn

春の歌(メンデルスゾーン)Mendelssohn – Lieder ohne Worte Op. 62 – No. 6 in A major – Spring Song
無言歌集 第5巻 Op.62 第6曲「春の歌」Felix Mendelssohn

19世紀に活躍したフェリックス・メンデルスゾーンは、バッハ、ヘンデル、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンなど古典派の巨匠たちから多大な影響を受けつつ、ロマン主義の先駆者としても知られている作曲家。

彼の代表作の一つ『無言歌集 第5巻 Op.62』の第6曲『春の歌』は、「春」をテーマに描かれた情景的な小品です。

ピアノの柔らかな旋律は、冬の終わりを告げ、新たな生命が芽吹く希望に満ちた春の訪れを表現しているかのよう。

軽やかでいて透明感のあるタッチは、まるで春風に揺れる花々や小鳥のさえずりを思わせます。

春の喜びと美しさを音で描いたこの曲は、季節の移ろいを感じながら音楽を楽しみたい方にピッタリの1曲といえるでしょう。

無言歌集 第7巻 Op.85 第4曲 エレジーFelix Mendelssohn

こちらの『エレジー』は、メンデルスゾーンが亡くなった後に遺作として出版された『無言歌集 第7巻 作品85』の4曲目にあたる楽曲です。

難易度としては同じ『無言歌集』の中でも特に有名な『春の歌』と同程度、まったくの初心者には厳しいレベルではありますが、基本的なテクニックを学んだ方であれば十分対応できるでしょう。

この楽曲で特徴的な、装飾音的な16分音符は主旋律と同じ強さで弾くのではなくあくまで伴奏として静かに、かつ表情をつけながら弾くことが非常に重要です。

臨時記号もそれなりの頻度で出てきますから、譜読みを完ぺきにした上でゆっくりと丁寧に練習してみてくださいね。

無言歌集 第8巻 Op.102 第4曲 そよ風Felix Mendelssohn

メンデルスゾーン:無言歌集 第8巻 「そよぐ風」,Op.102-4,U162,192,195,152,194,172  pf. 梅田 智也:Umeda, Tomoya
無言歌集 第8巻 Op.102 第4曲 そよ風Felix Mendelssohn

メンデルスゾーンのピアノ曲集の中でも特に有名であり、比較的難易度もやさしいとされる『無言歌集』は全48曲ありますから、曲によってある程度難易度にも差があります。

こちらの『そよ風』は『無言歌集 第8巻』の第4曲として収められた楽曲で、難易度としては中級程度にあたる作品です。

端正で美しくどこか悲哀を帯びた旋律は、ぜひピアノで弾いてみたいと感じさせるものですね。

左手は基本的に下から上へと上昇していくような分散和音の伴奏で、主旋律を奏でる右手とのバランスには特に注意していただきたいところ。

右手についてはメロディとともに装飾音的に登場するアルペジオが特徴で、あまり力が入り過ぎないように気を付けましょう。

臨時記号もそれなりに多く、なめらかに弾くためのスラーやペダルの扱い方など、高度なテクニックというよりは細かい配慮が求められる作品ですから、繊細でいて存在感のあるプレイを心がけてみてください!