ジャスやクラシック、ポップスにいたるまでさまざまなジャンルで活躍する花形楽器といえばサックスですよね。
テナーサックスであれアルトサックスであれ、バンドやグループなどでサックスを華麗に吹きこなす姿に憧れて「私も始めてみたい」と思われた方も多いでしょう。
吹奏楽部に入部して始めて触れる方もいらっしゃるかと思います。
こちらの記事では、サックス初心者の方でそろそろ曲の練習をしてみたい……といった新米サックス奏者に向けておすすめの練習曲をジャンルを問わず紹介しています。
有名曲ばかりで初心者向けの楽譜も多く発売されている曲ばかりですし、皆が知っているメロディを少しでも披露できればきっと拍手喝采されることが間違いなし!
ぜひご覧ください。
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サックス初心者におすすめの練習曲まとめ(1〜5)
美女と野獣Alan Menken

ディズニー長編アニメーション映画『美女と野獣』で知られている名曲をサックスで。
この曲は低音から高音までバランスよく出すことが求められる曲です。
低音から始まるため発音が難しくなるため、息をしっかり吹き込むだけではなくアタックに気をつけて演奏しなければなりません。
音を伸ばすところが多い曲なのでロングトーンの練習にもよい曲です。
甘く愛があふれるこの曲はサックスで吹くのはぴったりで、ぜひレパートリーの一つにしましょう。
スタンド・バイ・ミー STAND BY MEBen E. King

アメリカ合衆国出身のシンガーソングライター、ベンジャミン・アール・キングさんの曲です。
この曲の選曲はなかなか渋いですね!
音数は少ないのですぐ吹けるとは思いますが、雰囲気を出すのは工夫が必要です。
吹き始めたリードは振動せず吹ききれない音と味がある音は異なるので、歌をしっかり聞きながら真似ていきましょう。
楽譜に書かれてないニュアンスは音を聞いて再現するセンスが必要で、繰り返し聞いて雰囲気を作っていきましょう。
イントロのベースのノリはメロディのノリにも重要に関わってきます。
リズムはしっかり乗って少しずつ盛り上がっていければいいですね。
EverythingMISIA

オリコンチャートにおける2000年代の女性アーティストのシングルとしては最大の売上を誇るMISIAさんの名曲。
特にサックスを始めた女性はMISIAさんの歌声のようにサックスを吹いてみたいという方が多いのではないでしょうか。
優雅なストリングスから始まるこの曲はフジテレビ系ドラマ『やまとなでしこ』主題歌となり大ヒットしました。
最初は静かに吹き、サビで盛り上がるところは強く吹くというより抜く、引く感覚を持って吹きましょう。
フラットが多いですが、歌の雰囲気を出すためには必要な調なので印を付けてフラットを落とさないように注意です。
G線上のアリアJ.S.Bach

ジャズに憧れや吹奏楽部に入部して間もない方にはサックスでクラシックのイメージはあまりないと思いますが、サクソフォンはクラシックも活躍する楽器です。
しかし、すぐにクラシックは難しい、という方におすすめの曲はこのヨハン・セバスティアン・バッハの『G線上のアリア』こと「管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV1068」です。
有名な曲ですし、曲調もゆっくりですし、難しいフレーズも技巧的なところもないため、初めてサクソフォンを吹き始めた方でも練習すればすぐに演奏できます。
クラシックの場合は、音色や表現、強弱などが重視されるので、ロングトーンの練習や良い音色の探求をしながら吹きましょう。
教会で吹くイメージを作って吹くと雰囲気が出てくるかもしれません。
レフト・アローン Left AloneMal Waldron

サクソフォンを始めたきっかけはジャズや吹奏楽のソロなどでサクソフォンのソロに感動して始めた方も多いと思います。
この曲もサクソフォンのソロがあり、憧れて吹きたいと思った方もいるはず。
ジャズ・ヴォーカル史上で最高の女性歌手といわれたビリー・ホリディさんのピアノ伴奏者をきわめたマル・ウオルドロンさんが、ホリディさんの死後にささげた追悼アルバムの中の1曲です。
アルトサックスを吹いているのはジャッキー・マクリーさんで、追悼アルバムなので、とても悲しみに満ちています。
フレーズごとの音は寂しさと残った孤独感。
すすりなくような吹き方が一番合います。
クラシックにはレクイエムがありますが、これはまさしくジャズ・レクイエムです。
渋くてかっこいいイメージではなく、思っていた人がいなくなる悲しみを表現しましょう。